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こちらの作品はirxsのnmmn作品となっております
上記単語に見覚えのない方、意味を知らない方は
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ご本人様とは全く関係ありません
よ、ようやくできました……💦
締め切り2日前……滑り込みですね😢
参加当初『120%長い』と言っていたのですが、
どうでしょう。6000字。
自分の作品の中では
下から数えたほうが早い文字数((
そもそもこれを出品する気は無かったんです😭
この作品については
もっと言いたいことあるので、
裏話好きの方どうぞ💬をご覧ください((
最近ね
よく思うんだ
君が隣にいてくれることが
奇跡なんじゃないかって
いつまでも
君と2人一緒にいたいって
だからさ
これからだって紡いでいきたいんだ
俺と君との愛言葉を
今までも、これからも
「……まろ、いつもありがと」
静かに時間が流れる部屋の中。
ぽつりと零したその言葉に、
まろは、少しだけ目を見開いた。
「急にどうしたん?そんな改まって」
同じベッドに横になってるだけなのに、
体を寄せられると、やけに距離が近く感じる。
……まあ、嫌じゃない。
むしろ、ちょっと嬉しい。
「だってさ、考えてみ?」
視線を天井に向けたまま、
手を上にプラプラさせながら言葉を探す。
「みんながメンバーになってくれて、
3年で武道館まで行けて」
あの頃は、こんな未来なんて
正直、ちゃんと想像できてなかった。
「それに」
手を下ろして、
一瞬だけ言葉が詰まって、
隣にいる存在を意識する。
「まろが、ずっと隣にいてくれてる」
そんな、想像なんてしてなかった現状。
少し照れくさくなって笑って、
「……まろもそう思わん?」
問いかける。
まろは少しだけ黙ってから、
うーん……と小さく唸った。
「それ言うんやったらさ」
ゆっくりこっちを向いて、目が合う。
「俺の方こそ、
ないこに感謝せなあかんことばっかやで?」
「……そう?」
思わず聞き返すと、
「やって、ないこやったから俺は
いれいすに入ったんやし」
とろりと目を細めて笑って、
「ないこが見つけてくれへんかったら
こんなこと、絶対なかったやろ」
やから、ありがとう。
そのまま、当たり前みたいに腕を引かれて、
ぐっと距離が縮まる。
背中に回された手の温もりが、
じんわりと伝わってきて。
どく、どく、と
重なるように響く心臓の音が、近く感じる。
何かを言いたくて、
でも言葉が見つからなくて。
喉の奥に引っかかったまま、
それでも零れたのは、
「……まろ」
大好きな人の名前。
くぐもった声で呼べば、
「ん?」
いつもみたいに、柔らかく返してくれる。
その何気ないやり取りが、
日常のように続いてることが。
……少し、怖くなるくらいには。
好きな人がそばにいて、
夢まで一緒に叶えてくれて。
誰から見ても、最高な日々。
――でも、俺は。
「……これからも頑張ろうね」
ぽつりと落とした言葉に、
「当たり前やん」
迷いのない声が返ってくる。
その一言だけで、
安心できるはずなのに。
――それだけで、止まりたくないから。
この関係を、
この〝当たり前〟を、
ちゃんと自分たちの言葉で、
何度でも更新していきたい。
そんなふうに思ってしまうくらいには、
きっともう、戻れないところまで来てる。
せっかくゆったりまろといれるのに、
このまますぐに眠ってしまうのが、
少しだけ、もったいなくて。
「……まろ」
また、小さく名前を呼ぶ。
「なぁに?まだ寝れへんの?
今日はもうちょいお話する?」
すぐに返ってくる声に、
思わず少しだけ笑みがこぼれた。
「ん」
短く返事をすると、
まろはゆっくりと体を起こして、
カチッ、と小さな音を立てながら、
ベッドサイドのランプをつけた。
「ちょっと待っとってな」
不意に立ち上がって、そう言い残す。
何をするのか分からないまま、
ぼんやりとその背中を目で追った。
しばらくして戻ってきたまろが、
そっと差し出してくれたのは、
マグカップに入ったホットはちみつミルク。
俺が眠れないときに、
よく作ってくれるもの。
「ほら、ゆっくり飲み」
手のひらに伝わる温もりが、心地いい。
こくり、と小さく口をつけると、
甘くて優しくて、
包み込まれるような味が広がった。
「熱ない?大丈夫?」
少し覗き込むようにして聞いてくる。
「んーん、おいしいよ」
そう答えると、
「そ、ならよかったわ」
安心したみたいに、ふっと力を抜いた。
そのまま後ろからそっと抱きしめられて、
頭を撫でられる。
一定のリズムで繰り返されるその動きに、
自然と肩の力が抜けていく。
……こういうところ。
言葉にしなくても伝わる優しさを、
何度ももらってきた。
そのひとつひとつが、
ちゃんと愛されてるって教えてくれるから、
どうしようもなく嬉しくなる。
吐息で揺れる水面を見ていると
「……東京ドームまで、あとどのくらいかな」
またひとつ、
ぽつりと零れた。
今度は自分でも少しだけ驚いた。
どうやら
ホットはちみつミルクは、
魔法のようだ。
飲むたびに、
奥にしまってた気持ちが、
少しずつ溢れてくる。
俺のつぶやきに
まろは少し考えてから
おもむろに口を開いた。
「んー……行きたい気持ちはあるけど、
高い壁やからなぁ……」
少しだけ現実的な声。
だけど、
叶えたいのは同じ気持ちだ。
「分かってるよ。
だから頑張るって言ったんじゃん」
軽く笑って返す。
その言葉の裏にある重さは、
お互い分かってるから。
まだ、ゼロから始めた歌い手が
誰も行ったことがない場所。
それを、こんな短い期間で目指すなんて、
きっと簡単なはずがない。
武道館のときだって、そうだった。
配信で俺が口にした一言をきっかけに、
決まった目標。
あのときの空気を、
今でも鮮明に覚えてる。
初配信のあと、
メンバーを集めて話した夜。
『夢にたどり着くまでは、
きっとがむしゃらに走り続けると思う。
止まれないと思う』
一度言葉を切って、
全員の顔を見渡した。
『……たぶん、しんどいことだってある。
それでも、ついてきてくれる?』
口に出してから、
やっと自分が
どれだけ無茶なことを言ってるのか理解して。
少しだけ怖くなった。
みんなの意見を尊重したくて、
それでも、みんなと叶えたくて。
そんな中で流れた、短い沈黙。
最初に口を開いたのは、
やっぱり、まろだった。
『俺たちは、普通じゃ叶えられへん夢を、
ここで、みんなと叶えたい』
その言葉が合図のように、
みんな賛同してくれて。
あの瞬間、
もう後戻りはできないって思った。
でも、不思議と怖くはなかった。
その時から。
……ううん、違うな。もっと前から。
気づかないうちに、
俺の中で、まろの存在は大きくなっていて。
支えられてるのが当たり前みたいに、
隣にいるのが普通になっていて。
だから、きっと。
今もこうして、
迷わず隣にいられるんだと思う。
「これからもしんどいと思うけど、
どうかよろしくね、いふせんせ」
くすりと笑って、そう口にする。
少しの間を置いて。
まろがいたから、
いれいすが始まったと言っても
過言じゃないしね、とか。
次のセリフを考えながら、
返ってくると思っていた軽い相槌の代わりに、
まろの口から落ちたのは、
「……やだ」
まさかの否定。
一瞬、何を言われたのか理解が追いつかなくて、
思考が止まった。
「……え?」
遅れて声が漏れて、
慌てて後ろを振り返った。
すぐ近くにある顔。
その表情は、
ふざけてるわけでも、
からかってるわけでもなく。
ほんの少しだけ、眉を寄せていた。
「え、まろ……?どした?」
戸惑いを隠せないまま問いかけると、
まろは小さく息を吐いて、
視線を逸らす。
少しだけ言いにくそうにしてから、
「しんどいのは、俺よりないこやん」
ぽつん、と落とされた言葉。
「……え」
思わず声が漏れた。
予想してなかった一言に、
頭が追いつかないまま、まろを見つめる。
その視線を受け止めるみたいに、
ゆっくりと、まろが言葉を続けた。
「無理して、助けてって言えへんやろ」
少しだけ、苦笑する。
「極限まで誤魔化して……
ほんで、たまに壊れる」
静かな声なのに、
やけに重くて。
「……」
何も言い返せなくなる。
「頑張るのはえぇけど」
少しだけ間を置いて、
「俺も同じメンバーやから」
言い聞かせるみたいに、ゆっくりと続く。
「俺も一緒に作らせてや、
ないこの思い描くもんを」
ぎゅっと、抱きしめる腕に力がこもる。
逃がさないみたいに、 でも、縋るみたいに。
「……頼むから、置いていかんといてや」
絞り出したようなその声が、
耳元で小さく震えた。
きゅっと、胸が締め付けられる。
――ああ。
そういうことか。
まろがこんな顔をする理由。
こんなふうに、
言葉を選びながら、必死に伝えてくる理由。
きっと、思い出してるんだ。
俺が、一度倒れたあの日のことを。
疲労と栄養不足、睡眠不足。
どうしようもないくらい
分かりやすい不健康三点セットで、
あっけなく倒れた日。
目が覚めたときには、病院のベッドの上で。
状況を理解するより先に、
『無理するなっていつも言っとるやろ!?』
一番大きな声で怒鳴ったのも、
一番、顔を歪めていたのも、
まろだった。
あのとき。
怒ってるはずなのに、
今にも泣きそうな顔が。
今でも頭にこびりついて
離れない。
きゅっと唇を噛んでいると、
まろがはっとしたように声を上げた。
「っあ、ごめん。
暗い話するつもりやなかったんよ」
少しだけ無理に明るくした声。
「……どうする?もう寝る?」
さっきまでのことを、
なかったことにするみたいに。
「……」
言葉が出てこない。
まろの、悪い癖。
自分が踏み込みすぎたと思ったら、
すぐに引く。
相手が困る前に、
全部なかったことにしようとする。
それは、きっと優しさからのもの。
だけど。
逆に言えば、
それは、まろの不安からのもの。
なら、
俺がその不安をすべて取り除くから。
お前も本心見せろ。
「……俺は」
近くにあったサイドテーブルに
マグカップを置く。
かすかな音が、静かな部屋に溶けていく。
そのまま両手で、まろの頬を包んだ。
逃げられないように、
でも優しく。
「まろを置いて、どっかに行っちゃうとか」
ゆっくり顔を上げさせて、
強制的に視線を合わせる。
「……そんなことありえないよ」
一度、小さく息を吸って。
言葉を選ぶみたいに、
少しだけ間を置いてから、
「絶対に、ないから」
さっきよりも静かに、
でも確かに言い切る。
まろは小さく目を見開いたまま、
固まっていた。
「いれいすも、VOICINGも、
俺だけじゃ作れないの」
まろの頬に添えた手に、
少しだけ力を込める。
「俺がどれだけ頑張っても、
ひとりじゃ絶対に届かない場所で」
ゆっくりと言葉を紡ぎながら、
「まろがいて、みんながいるから、
今があるんだよ」
目を逸らさずに、まっすぐ見つめる。
「だからさ……」
一度口を閉じて、
もう一度開く。
「これからも俺の隣にいてくれますか?」
言い切ったあと、
自分でも分かるくらい心臓がうるさくなる。
正直なことを言えば。
俺にはもう
お前がいない未来なんて、考えられないんだよ。
……まぁ、そんなこと、
絶対言えるわけないけどさ。
でも、そう思っちゃうほど
まろの存在は大きくて。
たぶん、それは
『……歌い手グループ?
えぇやん、どんなメンバーにする?』
あの時から。
……いや、きっと出会った当初から。
まろの声に、
まろの言葉に、
まろの想いに。
少しずつ惹かれていって。
気づいた頃には。
まろ自身に、
どうしようもなく恋しちゃってたんだよ。
少しの沈黙。
息を飲む音だけが、やけに大きく響く。
まろは、しばらく何も言わなくて。
その沈黙が、余計に不安を煽る。
「……まろ?」
恐る恐る名前を呼ぶと、
「ふはっ」
堪えきれなかったみたいに、
吹き出して笑い始めた。
……は?
なんなん、こいつ。
さっきまであんな空気だったのに。
いきなり黙り込んだと思ったら、
今度はこれ?
恥ずいことまで言って、
どうにかしようと思ったのに。
それに対して、吹き出すか?普通。
じとっとした目つきでまろを見ると、
「いや、違うねんって」
まだ少し笑いを含んだ声で、
まろが慌てて言葉を重ねる。
「馬鹿にしとるとかやなくて」
「じゃあ何」
少しだけ睨むと、
「そんな真面目な顔で言うからやろ」
くすっと、また笑う気配。
「普段あんなこと言わんやん、ないこ」
図星すぎて、言葉に詰まる。
「そら、びっくりもするわ」
そう言いながら、
指先で軽く頬をつつかれる。
「……悪かったな」
小さく拗ねた声が出ると、
「悪いなんて言うてへんやん」
すぐに返されて、
「むしろ」
一瞬だけ、声のトーンが落ちる。
「ちゃんと聞けて、嬉しかったし」
さっきまでの軽さとは違う、
少しだけまっすぐな声。
思わず、視線が揺れる。
「……ないこの隣以外、おる気ないから」
さらっと言って、
愛おしそうにこちらを見つめてくるから、
思わず視線をそらしてしまう。
「そんなこと簡単に言うな、ばか」
小さく呟くと、
「それぐらいないこといたいんですー。
俺やって簡単に言うてへんわ」
わざとらしく軽い口調で返してくるから、
「……な、なら」
負けじと言い返すみたいに、
視線を少しだけ上げて。
「まろの隣も、
ちゃんと俺の分、空けといてよね」
ほんの少しだけ照れが混じる。
それを隠すみたいに、
わざとぶっきらぼうに言うと、
「当たり前やろ」
間髪入れずに返ってくる声。
「特等席、ちゃんと空けとくわ」
ふっと、優しく笑って、
「ほら、おいで」
ベッドに寝転がって大きく手を広げる。
迷う理由なんてなくて。
そのまま飛び込めば、
受け止めるみたいに腕が回って、
軽く頭を撫でられた。
その仕草が、当たり前みたいで。
でも、ちゃんと特別で。
ああ、やっぱりここがいいなって思う。
これからも、まろに一途でいる限り。
すれ違うことも、
ぶつかってしまうことも、
逃げたくなることだって、きっとある。
それでも
「ないこ」
こうして名前を呼んでくれるから。
こんな俺のことを、
ちゃんと好きでいてくれるから。
だから俺も。
同じくらい、なんて胸張って言えないけど。
少しでも近づけるように。
まろの隣に、居続けたいと思う。
「……ねぇ、まろ、大好きだよ」
たくさんの想いも、
言葉も。
これからだって、ちゃんと重ねていきたい。
だから、なおさら。
まろのいない未来なんて、考えられないね。
ランプの柔らかい光の中で、
ゆっくりと瞼が落ちていく。
隣にいる体温を感じながら。
この場所が、
これからも変わらないようにと願いながら。
意識が途切れる、ほんの直前。
最後に聞こえたのは――
「俺も、愛しとるよ。ないこ」
――きっと、俺らの愛言葉。
コメント
1件
えーんやばいだいすきすぎる 青桃さんの関係値って表せれないぐらい深いよね😫💕 青さんが桃さんにかける言葉全部がめろすぎる😭😭
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