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ご本人様には関係ありません
片想いとか両片思いとか最高すぎだろッ!!
嫉妬も美味しいですよね。ありがとうございます(?)
今回は自分の性癖を詰め込んだ
片思いを書きたいと思います。
妄想まみれです。
______________
「奏斗くん!付き合ってください…ッ!」
_またか、
『ごめん、今は彼女とかいらないんだよね。』
そう淡白に返事をすると目の前に女の子は悲しそうに瞳を潤わせた。
「好きな人とか、いるから振ったの?」
_好きな人
『うん。いるよ』
僕には好きな人がいる。
名前は渡会雲雀
僕の親友兼相棒
そんな僕の叶うはずない片想い
君も見ていく?
______________
「お前っー!!また告白されてたよなッ!?」
『うるさいなぁ。だからなんだよ〜?』
「ズルいッ!俺も告白されてえ!」
そう言って不機嫌そうに僕の机に顎を乗せる雲雀
_可愛い
フワッと頭を撫でると不機嫌そうに眉を顰めた
「なに…、なんで撫でんの?」
『んふ、ちょっと可哀想だったから。哀れみの気持ちも込めて♡』
「ッお前ぇ”えええ!!」
軽く殴ってくる雲雀を見つめて、痛い と笑いながら言葉を溢す
_こんな日々がずっと、続けばいいのに
そんな僕の願いは叶うことはなかった。
_______
_昼休み_
「奏斗!俺…今日告白されるかもッ!」
そんな嬉しそうな雲雀の声とともに
可愛らしい手紙を僕の前に出してきた
『…そうなんだ』
可愛いらしい手紙を見る
“昼休み。屋上に来てください”
…か、
『雲雀は付き合うの?』
「…うーん、奏斗は?俺に彼女できたら寂しい!?」
_______当たり前だろ。
お前のことが好きなんだよ。こっちは
でも、こんな時親友なら
『別に…まあ悔しいけどーー???いいんじゃない?応援してるよ』
そう言う
全部嘘だ。
付き合ってほしくもないし
女の子と喋ってほしくもない
“俺”だけ、見てればいいのに
「うわー。奏斗らしくねー。まあ、ちょっくら行ってくるわ!」
そう言って嬉しそうな声色とともに雲雀は教室から出ていった
『僕もそろそろ心に整理つけるかー…』
雲雀の体温がなくなって冷たくなった机をそっと撫で呟いた。
______________
「ただいま〜!」
体感 30分
実際には10分ぐらいしか経ってなかった。
雲雀はどこか優しそうな表情で教室に戻ってきた
「…な、ちょっと来てほしい所あるんやけど!」
そう言ってグイッと腕を引っ張る
_______もう終わりか。
どうせ付き合ったとかそんな報告
聞きたくねえー…
______________
ガラガラ
扉が開く音がして雲雀と一緒に人気のない教室に入る
雲雀はどことなく嬉しそうな雰囲気を滲ませていた
めんどくさい。
話を聞くのも
おめでとうと言うのも
全部めんどくさい
聞きたくない
「あのな…えっと、俺!_______」
『聞きたくない。』
「……へ、?」
『ごめんだけど、 その気持ちには、答えられない。雲雀が望んでる返事はできない』
_雲雀が望んでるような
喜べる自信も
祝える気持ちもない
ごめんな、最低だよな
でも、雲雀が想像してる返事はできない
『……ごめ、_______』
「なんで…っ、?迷惑、だった?バレてたん?気持ち悪かったん?…」
雲雀がポロポロと涙を流し始めた。
『…え?』
なんで泣いてんの、?
「俺、告白するのもダメなんッ…?っ、
ぅッ………ごめ、…迷惑よな、ッ…泣くつもりじゃッ」
『…え、ぇ、?』
目の前の状況に困惑する
どういうこと、?告白ってなに?
頭が混乱する
まて、冷静になれ
そうやって自分を落ち着かせている間にも容赦なく時は過ぎていく
「…ッ、…ご、め…んなッ、ちょっと頭、冷やしてくる」
そう言って横を通り過ぎようとする雲雀
_______だめだ。
ここで雲雀を手放したら
きっと、ダメになる
『ッ、まって!!』
そう言って雲雀の腕を掴む
「なッ…んだよ!!」
雲雀は僕の腕を振り払おうと力を入れる
『話聞いてッ!』
「ッ話もなんもねえじゃんッ、!なんだよ、ッ、もう…いいってッ離せよ!」
『っ、』
_どうすれば、
どうすればッ
そんな事を考えているうちに体は自然と動いて 雲雀を抱きしめていた
『お願いだから、話聞いてッ』
「聞きたくないッ、!」
今にも喉が枯れそうなほど悲痛なほど悲しく叫ぶ雲雀の声に胸が締め付けられる
_なんでこんなにもすれ違ってしまったのだろうか。
全部、俺のせいだ。
僕が最後まで話を聞いていたらきっと、
こんな事にはならなかったのだろう。
_どうすれば
雲雀は安心してくれるんだ、
「もう、聞きたくねえ、ッ…」
『ひば、…ッ、……俺も好きッ!!大好きだよッ!!』
「…だからッ!!いいって、そんな嘘まみれの言葉聞きたくないッ!!!!!」
「も、う…ッ、傷つきたくねえよ…ッ、」
そう言って涙を流している雲雀の姿を見ていると
急に体が動いた
『_______』
雲雀の頬に手を伸ばし
唇を奪った
「んッ!?…ん、ッふ、ぁ…ッ、ん…ふう…や、めッ!…んんッ、んぅ…は、…ッふ」
はふはふと肩で息をし、色っぽい吐息を漏らす雲雀の唇を覆うように口付けをする
ゆっくりと口を離すと銀色の糸が色っぽく光っていた。
「な、にッ_______」
雲雀が何かを言う前に
抱きしめる
逃げられないように、この思いが伝わるように。
『本当に、好きだよ。…雲雀、…ッ』
_______どうか、届いて。
_______fin?