患者×医者
桃
青
⚠︎ 桃青 ⚠︎
年齢はおまかせで____
『綺麗事』
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桃side.
俺は生まれつき持病があって
入退院をくりかえす。
そんな日々が続いていた
青 『今日は天気がいいね~』
青 『お散歩でもする?』
桃 『しない。俺のこと何歳だと思ってんの?』
青 『ごめんごめん笑』
もうほんとに小さい頃からの担当医ということもあり、
へんなボケをかましてくるのもいつもの流れ
でも今日は気持ちが落ちていたのかもね、
桃 『、、。』
桃 『俺さ、』
桃 『最近、思うんだよね、』
桃 『なんのために生きてるのかな、って』
青 『ぇっ、』
青 『桃くん、何言って、』
桃 『あ、っ、、』
桃 『ごめんっ、忘れて、!』
俺が言うと青先生は驚いた顔をした
つい、、ほんとは言うつもりはなかったのに
ここにいたら青先生に迷惑をかけてしまうような気がした
だから俺は気づいたら走り出していた
桃 『、、なんで、』
もっと体が強ければ、もっと自由に暮らせたら、もっといろんなことができれば、病気なんてなければ、、、そんなことを考え出したら止まらなかった、。
なにもできずに、ただ苦しむのも
悔しくて悔しくて、
なにか早く治すためにできないかな?って考えても、
こんななんにもない俺にはなにもできなくて
なにも変わらなくて、
それがまた悔しくて、
青 『桃くんっ、!!』
桃 『青、先生、、』
俺の後を追って来てくれたのだろう
青 『生きてたら絶対いいことがあるよ』
青 『生きてたら、生きててよかったなって思う時がくるよ!』
青 『僕は桃くんに、生きてて欲しい、!』
青 『それまで、、がんばろう、?』
桃 『、、綺麗事、』
青 『え、?』
桃 『そんな綺麗事並べて、なんになるの!』
桃 『俺はもういいって言ってるんだよ!』
桃 『もう、、ほっといて、、ポロ』
綺麗事は嫌い
だって自分の気持ちを人に押し付けてなんの意味になるの?
そんなこと言われたって、なんの意味もないのに
なんて、心の中のもう1人の俺が囁く
でもほんとは、
青先生からの励ましも、
ほんとは嬉しいのに、
生きてて欲しいって言ってもらえて、
俺の存在が認められたような気がして、
嬉しいのに、なのに、
青 『ごめんね、』
青 『今の桃くんにほしいのは綺麗事なんかじゃないよね、』
青 『でもね桃くん』
青 『綺麗事だって誰かの力になれたのなら、それはもう綺麗事なんかじゃなくて』
青 『その人にとって、大切な言葉になる。』
青 『どれだけ綺麗事を並べたって、それで誰かを救えるのなら』
青 『僕はそれを言い続けるし、伝え続けるよ』
青 『桃くんが今どんなことを思ってるのかなんて僕には分からない』
青 『でもこれで桃くんの力になれたのなら。僕はそれだけで大満足だよ、笑』
桃 『、!』
青 『正解なんてわからないけど、誰かのためになるならなんだってするよ』
青 『僕は桃くんに生きて欲しい』
桃 『ごめん、』
桃 『俺、しにたいわけじゃないの、』
桃 『ただ、なにもできない自分が憎くて、』
桃 『悔しくて、』
桃 『それだけなの、、、』
桃 『生きてて欲しいって、その言葉もほんとは嬉しかった』
桃 『俺はここにいていいんだって、思えるような気がして』
青 『、いいんだよここにいて』
青 『桃くんはがんばってるよ。ずっと』
青 『同い年の子と遊んだり、一緒にお勉強したり、いろんなことが桃くんからは奪われた』
青 『だけど、そのお陰で僕は桃くんとたくさん楽しい思い出が作れた』
青 『僕はそれが嬉しいんだよ笑』
桃 『、笑』
桃 『なにそれ、笑 ツンデレ、?笑』
桃 『まったく、、やっぱり青先生は俺がいないとだめだなぁ~っ、笑』
青 『ええっ、?!ちょっと、そんなこと言ってないけど~!!笑』
桃 『ははっ、笑笑』
青 『じゃあ、そろそろ戻りますか~っ』
青 『あ、桃くん帰り道分かるな~、?笑』
桃 『なっ、』
桃 『もう!だから俺の事何歳だと思ってるの~!?』
青 『、3ちゃい?笑』
桃 『ちがうしぃ~!!』
青 『笑笑』
青 『ほら、笑 早く戻んないと風邪ひくよ?笑』
桃 『はぁ~いっ、笑』
こんな日もあるけど
いつもそばにいてくれてありがとう
俺の大嫌いだった綺麗事が、
青先生のお陰で大切な言葉になりました。
ほんとうにありがとう
これからもたくさん迷惑かけちゃうと思うけど、そばで見ててね
❦ℯꫛᎴ❧
久しぶりの投稿
意味わかんなくてごめんなさい🥲
よければ🤍押してって~!