テラーノベル
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最近おかしな事が起きた
それは、引っ越してからのことだった。
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「いやー、ここ田舎で人少ないけどいい場所だなぁ」
窓の外を眺めながらぽつりと呟く。
俺は田舎のアパートに引っ越した。事故物件でもないのに安かったからここにした。
地元民しか通らない歩道 コンビニも電灯も
少ない静かな街のどかだった。
何も騒ぎが起こらない平和だった。
はずが
ピコンッ
一つの機械音から平和な日常に亀裂が入った。
「ん?」
伏せて置いてあるスマホが青く光った。
手に取り画面に表示されていたのは見知らぬ
アカウントからのAirDrop
「なんだ…これ?間違えか?」
だが間違えようにも送るのは不可能だった。
俺はカーテンを開けたりドアを開けて外を確認したが誰も居なかったから。変に不気味に思い受け取りを拒否した。
「携帯の不具合だろ……笑」
そう思い込んでスマホを伏せた。
だが再びあの音が鳴る、また画面を見ると 同じアカウントからだった。
まるで間違えじゃないように。
「チッ…」
匿名で名を隠しながらこんな事をする奴に苛立ちヤケクソで受け取りを承諾してしまった。
送られてきたのは一枚の写真
『 や2 ら3 さ1 な1 あ2 』
たったその一言
意味が分からなかった。まるでひらがなと数字を交互に打っただけような文
「んだこれ…暗号..とかじゃないよな?」
俺は不思議に思いながらもその事はすぐに忘れた。
思い出したのは2回目のAirDrop
いつものように変わらない日々を過ごしていた
ある日めくれた布団の隣に置いてあったスマホが機械音を鳴らして青く光った。
手に取り画面を見ると再びあのアカウントからAirDropが送られてきた。
「は?…またこいつ?マジ何…」
1回目はただのまぐれだろう。と思っていたんだが2回目からは話が変わる。
この送り主は何を考えているのか、そしてどこから送ってきているのか。
やはりカーテンの向こうもドアスコープを覗いても何も居ない。一か八かで隣人に聞いてみたが「知らない」と言われ更に不気味になった。
なにか、次は何なのだろうか。もしかしたら何か分かるかもしれない、と少しの好奇心から受け取ってしまった。
すると次は字ではなかった。
里のような場所が右側に書いてありそして左の方は土で埋め尽くされている絵。
「は…?どういうこと..?」
混乱して逆に苛立ちも出てきた
前回は謎の文に今回は謎の組み合わせの絵。
なにか関係があるのだろうか、そう考えてもこの二つは何も結ばれない。
「…誰だよこんなガキみたいな悪戯してる奴」
スマホを布団の中にしまった。
するとその瞬間再び機械音、聞き慣れた音
「…っ!!」
スマホを手に取る。また 同じアカウントから
AirDrop。三度目の今、イラつきを隠せなかった。乱暴に手に取り送られてきた物を開くと
『しょうがない。この事にイライラし
たならこれを警察に見せてみるが
いい。いつでも今すぐでも
はしって行けばいい。昔のこと
や今のこと何言われても構わない。
まぁ構わない事はないけど。怪しい
のかな?どちらでも良い警察に行くのか行か
ないのかは君の好きにしてくれ。
かまわないよ』
「…‥なんだこの文。日本語狂ってるだろ」
とりあえずあっちは意識して送っていたらしい。それを思うと更にムカついてくる。
イライラしたなら警察に行けって?
なら思い通りにしてやる。
俺は考える前に感情で動いていた。
少し遠くの警察署に勝手に送られてきた事、変な写真や文を送られた事を見せてみた。
どうせ相手してくれないと思っていたのに。
警察は顔を顰めて「少々お待ちください」って
俺は悪くないのに待たされるのかよ。
少ししたら何人かの警察がこう言った
「ご同行願えますか」
は?
なにもしてないのに。なんで、なんかあった?
あれ、よく考えたらあの文って───
「続いてのニュースです。本日未明、数日前から行方不明になっていた◯◯さんが殺害されたとして、知り合いの男性が殺人および死体遺棄の疑いで逮捕されました。」
「司法解剖の結果◯◯さんは腹部を合計3回刺されたことによる失血死と判明。遺体は山に埋められたとの事です。」
「容疑者の男は
『見知らぬアカウントからAirDropを送られてきたから警察に来た』
と主張しており警察は調査を進めています」
……なんでバレたんだろう。
おかしいな
コメント
1件
深月さん、読了しました……! 最初の「や2ら3さ1な1あ2」って暗号、何かと思ったら最後の「なんでバレたんだろう」で全部ひっくり返されました。主人公が実は犯人だったんですね……。警察に行くくだり、読んでるこっちも「え?」ってなりました。謎のAirDrop三連発からのこの着地、めちゃくちゃ好きです。ホラーなのに最後はゾッとするどんでん返し、最高でした🌷
17
雨鈴蓮花🫧ラムネ中毒者🫧
60
詠の癒月 EN
36
春雪