この小説は私が作った都道府県擬人化創作の恋愛小説(?)です。苦手な方は逃げて下さい
宮城と山形
「cp表現有り」
ジリリリリリリリ
「…..もう…朝、」
この日は出来るだけ早く起きなければ行けなかった。東北地方の”領主”を起こす為に。
「宮城、起きて」
私はリビングにあったフライパンとおたまを持ち出し領主の部屋に乗り込み、いつものように叩き起す
「…..やま、がた…?」
領主はむくりと眠そうにだらしない顔でこちらを見つめる
いつもと変わらない顔だ、
「山形だよ」
私は返事をした。でも彼はちょっとの間私を見てまた眠りにつく。そしてまた彼をフライパンを叩いて無理矢理でも彼を起こす。もはやこれは日課となっていた。しばらくしてから彼は焦りながらスーツに着替えていた、そして彼と私は東北邸の最上階にある土地神会議室に向かった。
「おはよう!お前ら!」
かれこれ20分前に起きた人だと思えない。私は書記であるため彼の隣に居座る。
「あぁ、おはよう。遅かったな」
そう語りかけるのは私や彼の隣県である福島県の土地神。彼は東北地方の番犬的立場で真面目で頑固な性格をしているのだ。でも好きな人には一途。そんな彼は今その好きな人に悩まされているのだ
私と彼は似ている。好きな人に対して奥手なのだ、私の想い人はいつもすぐそこにいた
そう。
今、私の隣で会議の司会を担当している、
そんな彼に大してちょっと怖い部分がある
誰にでも優しくて明るい事だ。私が惹かれたのもそこなのだが彼は八方美人。彼は他の神とはちょっと違う対応をしてくることがある。例えば彼は普通他神と目が合えば手を振るのだが私には笑顔で返してくるのだ、もしかしたら?と考えていた最初の頃は。後々からネガティブな考え方しか出来なくなった時があった。でも私は彼にとって必要な存在なのかも知れないと思うことは沢山あった
彼は八方美人。周りに気を使いすぎてすぐ疲れてしまう、挫けそうになった時は私をいつも頼りにしてくれた。弱い顔を見せながら情けない姿で泣く彼を【馬鹿馬鹿しい】と思うでもその反面嬉しい、自分にだけこうやって頼ってくれるのが何よりもうれしい。
「…..! 」
「…た」
「山形!」
「…?!」
いけない、ぼーっとしていた。全て内容をすっぽかしてしまった
「大丈夫か?体調悪い?」
彼は怒る事じゃなくて心配を先にしてくれるこんなところも愛おしい。
「大丈夫、ごめん」
「謝らなくていい!よかった…」
….ほんと調子狂う。だって想い人がこんなにも心配してくれて優しくしてくれて人間の頃はこんな事されたことなかった。親にも友達にも。わたしはこの人がいてくれるからこの地方にいてよかったと思えるんだ
それから色々あって会議は終わった。
これは私が帰り際に聞いた話なんだ。
トコトコトコ….
自室に戻っていると目に映ったのは宮城と青森。
「(何しているのかな…」
ひとまず話を聞いた。内容は私は衝撃を受ける事だった
🍎「なぁ、宮城。お前あいつの事好きすぎじゃねぇか?流石に引くぞ」
宮「引いてくれても構わない。俺にとって」
🍒「(…..え」
嘘でしょ….
コメント
2件
うわああああああああああああああああ🥹まじで尊いです!本当にありがとうございます!!!!😇😇