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メリクリ
ボーとしてたら過ぎてました
2本文書くから許して
青桃
BL
レッツラゴー
青「……、お客さん、
店の前でやけ酒せんでくれます…?」
桃「じゃあまろは良いのかよ!?俺らみたいに働いてる奴が報われずにクリボッチだぞッ!」
目の前で喚き散らしている常連客…
座り込んだ地面には1、2本缶が置いてある
本人曰く酒には弱いらしいから酔うのにはこれで十分だろう
青「しゃーないやん…」
「てか、ふつーに営業妨害や」
桃「いいーじゃん、どーせ世間は浮かれて恋人と家でせいなる夜でも過ごしてるよ」
青「お前ひねくれて酔うとめんどくさいな」
桃「酷い!お前もこっち側だろッ!」
青「こっち側って何やねん」
桃「非リアのクリボッチ」
青「……」
言い返す気力もない
わざわざ言葉にそんでもええやろ
青「というかないこって相手おらんのな」
「1人や2人居そうやけど」
そのルックスなら、
当の本人は2人いたら修羅場だろっと軽くゲラってるが
本当に残念イケメンを体現したみたいな奴だな
青「はぁ、クリボッチ同士付き合ったるからその缶片付けろ」
「あと廃棄品処理すんも手伝え」
桃「ハロウィンも十分貢献したじゃん」
青「営業妨害の対価や」
桃「酒はまろ持ちで」
青「家にあるので」
桃「アル中」
青「酔っ払い」
取り敢えず缶を片付けさせながら店内に足を踏み入れる
確かに恋人と呼べる人とは過ごせない
それでも今年はこいつのいるおかげで退屈しないだろう
____まで__
「メリクリ」
桃「…なんで来んだよお前」
先日大盛況として終わったによってか40度もの高熱を2日間も出してしまった
おかげでクリスマス恒例の実写配信にも行けず
クリスマス当日の今日に関してはボイシングメンバーのリア充取り締まりのような配信以外でまともに声を出すこともなかった
熱はすっかりさがり若干の倦怠感は残るが割と体力は取り戻しつつある
原因不明ということで大事を取って会社にもどこにも行っていないというのになぜこいつは当然のようにこっちに顔を出しに来たのか
青「んー、どっちがええ、?建前と本音」
桃「じゃあ建前は?」
青「大事な人が風邪で苦しんでるの放おって置くわけ無いやろ?」
「それにやっぱクリスマスは恋人と過ごしたい」
桃「…、本音は?」
青「まぁさっきのもあるけどお仕置きにでもしようかと 」
桃「俺なんかした??」
青「何やねん“夜の帝王”ってクリスマスifもわけわからん」
桃「クリスマスifに関しては俺じゃないだろ」
かなめ、れむ、くにお、俺の4人でやったクリスマス凸配信
個人で掛けるのはまろ最後になった時に出た言葉だ
配信中も苦言を呈されたがまさかそこまで根に持たれるとは思っていなかった
青「それとも、ないこは俺に尽くしてくれるん?」
桃「一応体調不良者なんだけど」
青「ま、そうやな」
「だったら今すぐその手止めて布団入ってねんねしよか」
手をとめる、とは目の前のキーボードとタスクのことだろう
体調も回復したから少し手を付けていただけなのだが流石に共有しているものとなるとバレたか
桃「ねんねって…」
「どうせ寝るかヤるかって選択肢だろ?」
青「ようわかっとるやん」
「体調不良のしゃっちょはさっさと寝て治してもらわんと」
そのままサラッとパソコンの電源を切られ、前にハグされるように抱き上げられる
桃「え、ちょっと自分で歩けるッ」
青「はいはい、」
抵抗してもただでさえまろには敵わない力が風邪で弱体化しているのだから敵うわけもない
というかこういうのって姫抱きとかじゃないのかよ…
青「無茶言え俺やって疲れとんのに」
桃「夜の帝王(笑)なのにw」
青「抱き潰すぞ」
桃「お前が言うと冗談に聞こえづらいんだけど」
寝室につき話の流れのままベットに横たわらされる
青「体調戻ったら覚悟せぇよ」
デコピンされたかと思うと掛け布団を少し厚めにかけてくる
結局こう言っておきながらも病み上がりだから多少手加減してくれるのだろう
というかしてもらわないと困る
桃「…ん、まぁクリスマスまともに出来なかったお詫びに添い寝ぐらいならするよ」
青「してほしいの間違いやろ」
なんだかんだ言ってもそのまま布団に潜り込んで来てくれるのだから本当にいい人を好きになれたと思う
布団の中で腕を回せば抱き返してくれる
青「おやすみ」
桃「うん、」
明日風邪移らないといいな…、
書き忘れたけど深ヤニとノーマルです
おやすみ