テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
〜11年前〜
父親「よし、!うり、今日はなんかおもちゃ買ってやる!」
うり「えっ?!マジ?!」
父親「おう!しばらくおもちゃ買ってなかったしな!」
父親「今日は特別だ!」
うり「よっしゃあ!!」
うり「ねぇお父さん!この人形がいい!」
父親「お、?これなんだ?」
うり「ひつじのおうじさまだよ!王冠つけてるし!」
父親「そうか!じゃあこれ買うか!」
うり「やったぁ〜!!」
うり「お父さんありがとう!」
父親「いっつも我慢ばっかりさせちゃってるからな!これくらいは買ってやらねえと!」
うり「じゃあもう一個買って!」
父親「それは今度にしてくれ…」
うり「ちぇ〜っ」
〜現在〜
うり「父さん!俺行ってくるから!」
父親「おう!行ってらっしゃい!」
父親「車に気をつけるんだぞ〜!」
うり「わ〜ってるよ!」
うり「…母さん…」
母さん…なんであいつのところばっかり…
母さんが役者なんかじゃなければ…もっと一緒に居れたのかな…w
うり「あいつさえ居なきゃ…あいつさえ居なきゃ俺は…!!」
うり「…今日も一番乗りか。」
うり「地味に暇なんだよな〜この時間…」
うり「絵でも描いとくか…」
ガララララッ
ゆあ「おはよ〜」
うり「お!ゆあん!」
クソ、来やがった。
ゆあ「うり!おはよ〜!」
うり「おは〜」
ゆあ「昨日の数学の課題さ、問題むずくね?」
うり「え、わかるマジやーばい」
こんな会話したって、なんの意味なんて無いのに。
ゆあ「俺いつのまにか寝落ちしてたわ」
うり「わかるw」
先生「はーい、席につけ〜」
ゆあ「うわ、だる。」
うり「なんかいつもより来るの早くね?」
ゆあ「ね。とりま席行くわ。」
うり「ほ〜い」
先生「今日は転校生が来る。」
ゆあ「えぇぇっ?!」
先生「ゆあん、うるさい」
ゆあ「すみません!」
うり「せんせ〜!!女ですか?!」
先生「男だ」
うり「くっそぉおお!!!」
先生「じゃあ、入って来ていいぞ。」
先生「なおきり、ヒロ」
ガララッ
なお「こんにちはっ!今日からみなさんと一緒に勉強します!なおきりです!」
ヒロ「よろしくお願いしま〜すヒロで〜す」
うり「…かっけー…」
肌白っ!まるで童話に出てくる王子様だな
先生「じゃあ、質問あるやつ居るか〜?」
シーン…
先生「居ないな。じゃあ…」
先生「なおきりはあの赤メッシュの後ろに座ってくれ。」
なお「了解です!」
先生「ヒロはあの茶髪の前の席な」
ヒロ「は〜い」
ヒロ「俺ヒロ!よろしくうり!」
うり「おう!よろしくな!ヒロ君!」
…なんで俺の名前知ってるんだ?
うり「なぁヒロ君、俺たちどっかで会ったことあるっけ?」
ヒロ「…ううん、無いと思うけど」
うり「そーだよな!ごめん急に!」
ヒロ「全然いいよw」
ヒロ「…どっかで会ったことある…ねぇ…w」