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君は僕の事をどう思ってるのだろう。なんて考えた事もなかった、なんてのは嘘で考えたくなかった。
片思いごっこを終わりにしたくないだけだった。
ただ君といる幸せを消したくなかった。
「遅かったじゃん。お疲れ様〜」
今日はメンバーの3人と飲み会だ。ありがたく最近は忙しくさせてもらってたので3人だけでは久しぶり。といっても僕は今日ある映画の撮影をしてきたのでだいぶ遅れて参加。
「おつかれぇ..ん…もずく…」
そう言い残すと若井は横になりぐったりしてしまった。結構もう飲んだみたいで若井はもう出来上がってるらしい。
「どーだった?」
涼ちゃんは優しく微笑みながらこっちに聞いてきた。今日は少し涼ちゃんも頬を染めている。
「んー、疲れた。」
僕は涼ちゃんに寄り掛かるようにして座った。
「そっか〜、疲れたね。元貴凄いよね個人で沢山仕事もらって」
涼ちゃんはいつもよりもっと優しくて蕩けた声でそう言った。
あぁ、駄目だ。
僕はいつも君の声を聞くだけで好きが溢れていく。