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時鳥羽財閥令嬢兼次期社長”時鳥羽彩衣“
時鳥羽家には代々継承されている能力がある。
その能力は、”時と場合”である。
いってしまえば、”時と場合”はゴミ能力である。
古くから繋がっているのにどうしてゴミなのかというと、120年程前に屋敷が燃えたことがあり、そのときに、継承されてきた巻物やら冊子やらが燃えてなくなった。
その次の日に、その巻物やら冊子を次の継承者に繋ぐ儀式の日の予定だった。
結果、儀式は執り行われず、その日から能力だけを受け継ぐ形になった。
だからもしすごい能力だったとしても、もう、その発症条件もわからない。
能力は現代の社会にはとても大事でないとならないもの。
そんな中、ゴミ能力と化した”時と場合”を持つ時鳥羽家をあまりよく思わない輩もたくさんいる。
けれど、彩衣は少し違った。
母親や父親に教えられた能力の使い方をしないで、人に寄り添うためにその能力を使った。
だから…彼女は愛されたのだ。
「なんでも聞きます&あいちゃんお悩み相談所!」
そんな看板を貼った奥にあるのは小さい小屋。
人が5人くらいまでしか入れなさそうな小ささ。
その中に、訪問者が現れようとしていた…。