2025 5⁄11
inベッド
日帝「あーベッドでゴロゴロしながらタブレット見るの楽しー」
日帝「次は何見ようかな」
バチッ
日帝「うわっ暗」
日帝「何…停電?」
日帝「今5時だよ?」
日帝「なのにこんなに暗いって…」
日帝「あ、明るくなった」
日帝「ん?カレンダーだ」
日帝「あー今日会議か」
日帝「はよ行こ」
タッタッタッタッ
日帝「おはようございます」
ナチス「嗚呼日帝か」
ナチス「おはよう」
日帝「イタ王は…」
ナチス「いつもどうりだな」
ガチャ
イタ王「セーフなんね!」
ナチス「マジか…」
日帝「イタ王が遅れていないなんて…」
イタ王「ピッツァの匂いで起きたんね」
ナチス「イタ王らしいな」
日帝「さ、会議始めましょう」
ナチス「そうだな」
ナチス「本格的に連合に攻め込もうと思う」
イタ王「誰が誰を担当するんね?」
ナチス「俺はソ連」
日帝「私は米国を」
イタ王「ならioはイギリスなんね」
ナチス「残りはフランスと中国だけか」
日帝「中国は私が一番近いから私が引き受ける」
ナチス「頼んだ」
ナチス「そしたら俺はフランスをベルギー付近から攻め込む」
イタ王「ioは別方向から攻め込むんね」
日帝「決定か」
日帝「いつやる?」
ナチス「1939年の9月1日に世界大戦を起こす」
イタ王「第二次世界大戦なんね」
日帝「そうだな」
ナチス「後…」
日帝「…良いな、それ」
イタ王「ioも賛成」
日帝「…」
日帝「…クソっ」
日帝「…お前がこんなにも強くなっていたとは…」
中国「…何でこんな事するアル」
中国「お前は我の自慢の弟だったアルよ!」
中国「いつからそんな強さに執着するようになったアル」
日帝「…いつからだろうな」
日帝「私が壊れたのは」
日帝「だが原因は分かるぞ」
日帝「連合軍の誰かだよ」
日帝「ソイツらは親子らしいじゃないか」
中国「まさか…美国が?」
日帝「隙あり!満洲!」
満洲「はい!」
グサッ
中国「ぐっ…満…洲!」
中国「いつから…」
満洲「ずっと近くにいました」
満洲「貴方は僕を脅威だと思わなかったんですか?」
満洲「日帝さんの指揮下なのに」
中国「く…」
中国「…」
日帝「完了…良くやった満洲」
満洲「有難とうございます」
日帝「先輩たちと合流しよう」
日帝「満洲、ちびっこ達のもとに戻って良いぞ」
満洲「はい」
ちびっこ達
パラオやマーシャ等
ヨーロッパ
ベルギー「ま…待って!」
ベルギー「フランスのためだけに僕を道路にするっていうのかい?!」
ナチス「そうだ」
ナチス「早く死ね」
ナチス「イタ王が待っているんだ」
ベルギー「負けたくない!」
グサッ
ベルギー「あ…」
ナチス「弱い」
ナチス「その程度で生きれると思うな」
スタスタ
ベルギー「…クソ」
フランス「うう…君強いね」
イタ王「ありがとう…だけど君の褒め言葉は要らないかな」
ナチス「やあ、待たせたな」
イタ王「ううん!全然待ってないんね」
ナチス「なら良いんだが」
ナチス「じぁ、第2ラウンドといきますか」
フランス「ずる…こっちだって!」
フランス「イギリスー!」
イギリス「煩いですね…呼びましたか…?」
フランス「手伝って」
イギリス「2対2ですか…良いですよ」
グサッ
スパンッ
キィィン
ナチス「おおー強いな」
フランス「強…」
イギリス「もうそろそろ限界ですよ」
フランス「僕も…」
ナチス「そんなんでへばっているとは…よく生きていたな」
ナチス「特に英国」
イギリス「ふざけないでくださいよ…」
イギリス「私はもうあんな事しません」
ナチス「もう出来なもんな」
イギリス「は?」
グサッ
イタ王「隙あり〜」
スパンッ
フランス「い”っ!?」
ナチス「ナイスだイタ王」
ナチス「俺はソ連のところに行く」
イタ王「ioはコイツらの後片付けと…」
????「えいっ」
イタ王「は?誰?」
ギリシア「おっと酷いなぁ」
ギリシア「僕だよ」
ギリシア「早速なんだけど…」
イタ王「…無理」
ギリシア「何でさ」
ギリシア「はいろ?連合」
イタ王「僕には大切な仲間がいるから」
ギリシア「その仲間の前では自分を作ってるくせに」
イタ王「そんな事ない」
ギリシア「だって一人称も語尾も」
ギリシア「枢軸の前以外では使わないじゃん」
イタ王「それは」
イタ王「本当の僕だから」
ギリシア「でもさ、ioって言ってるじゃん」
ギリシア「ナチスでも自国語の一人称使ってないよ」
イタ王「…うるさい」
イタ王「僕を知った気にならないで」
イタ王「辞めて」
バンッ
ギリシア「い”だっ…」
ギリシア「致命傷…じゃないね」
イタ王「ならもう一発」
ギリシア「良いよ?僕は死んでも」
ギリシア「後悔しても知らないから」
バンッバンッ
イタ王「…ナチスの所向かうか」
ーー・ー・ ・・ ー・ー・ー ・ーー・
イタ王「…あー分かった」
イタ王「目的地変更」
ソ連「左目をつぶしたぐらいで調子に乗るな」
ナチス「ハアッ…クソ」
ナチス「だが…イタ王がいる」
ナチス「アイツなら」
ナチス「分かってくれる」
ナチス「勿体ないが…」
ナチス「やるか」
無線 ーー・ー・ ・・ ー・ー・ー ・ーー・
ナチス「完了…」
ソ連「何をした」
ソ連「援軍か?」
ナチス「そんなものじゃないさ」
ダッ!
ソ連「待て!」
米国「おっと?もう負けかい?」
日帝「…そうみたいだな」
米国「負けを認めるなんてらしくないじゃん」
ーー・ー・ ・・ ー・ー・ー ・ーー・
日帝「…あーあ」
日帝「駄目だった」
日帝「じゃあね」
ダダダダダダッ
米国「…は?」
米国「モールス信号の意味…」
米国「じさつ?」
米国「ヤバッ」
ダダダダダダ
ナチス「…」
イタ王「…日帝は?」
ナチス「もうすぐ…来る…はずさ」
日帝「ふぅ…ふぅ」
日帝「着いたか」
ナチス「こっちだ」
イタ王「綺麗な池なんね…」
ナチス「ここで心中だ」
日帝「素晴らしい」
日帝「良き最期になりそうだ」
山の森の中にある池は
日がよく当たり
透明で神秘的だった
あの3国は
あの池に飛び込むつもりか?
俺が…日帝ちゃんに石油を禁止しなかったら
こうはならなかったのかな
ナチス「せーのっ」
バシャン
米国「待っ!」
ソ連「今行く!」
バシャン!
米国「ソ連!」
あの3国が死んだら
継続国はどうなるんだ
…いや、違う
近い未来
あの3国も巻き込んで
ハチャメチャに遊びたいんだ
夜まで酒のんだりしたいんだ
そうだ…仲良くしたい
そんなことにも気づけなかったのか
バシャッ
ソ連「ハアッハアッ」
米国「ソ…連」
ソ連「クソッ…」
米国「無理…だよな」
米国「敵国同士が仲良くできるわけ無いしな」
ソ連「そんなことはないと思うぜ」
米国「へ?」
ソ連「だって俺もお前と冷戦した仲だろ」
米国「…そうだな」
ソ連「元気出せ」
ソ連「英国達の治療を手伝え」
米国「はいはい」
ブクブク
嗚呼…沈んでいく感覚がする
木の隙間から差し込んでいた光が
見えなくなる
ギュッ
イタ王「…」
イタ王か
優しいな
…?!
あれ…って
ソ連?
駄目だ
来るな
お前は生きろ
ナチス「……!」
ナチス「!!」
…ふわふわする
意識が遠のく
…兄さん
待ってて
今行くから
バッ
日帝「ハアッハアッ」
日帝「…なんだ」
日帝「昔の夢か」