「……あれ、」
シャワー中、シャンプーがきれているとこに気づく
若井と同居してからしばらく経つが、髪質の違いもあってシャンプーや化粧水などはそれぞれ違うものを使っていた為、こればかりは管理ができていなかったと言わざるを得ない。
「……詰め替えもないかぁ」
自分の分のシャンプーがなくなり、かと言って濡らしただけで終わるのは衛生的に気になってしまう。
「…」
ふと、若井のシャンプーが目に入った。
別に使ったところで怒らないだろう、若井のことだし。
そう思って若井のシャンプーを使うことにした。
「上がったよー」
リビングで髪の毛を乾かしていた若井に声をかけるとドライヤーを止めて自分の隣をぽんぽんと叩いた。
「ん、乾かすから隣きて」
言われたとおりに隣に座ると、温かい風があてられる。
「……あれ、」
ドライヤーが気持ちよくて目を閉じていたのに、突然止められて少し不機嫌になる。
「元貴さ、シャンプー何使った?」
「あ、僕の分なくなったから若井の使った」
そういうと、何故か若井がソファに顔面を突っ伏した。
「え、なに?」
「はぁ……まじで、そういうとこなんだよなぁ」
「なにが?」
ガバッと顔を上げたと思うといきなり抱きしめられる。
「ッはぁ……」
「え、暑苦しいんですけど()」
ずっと匂いを嗅がれてすこしくすぐったい。
少し距離をとるために体勢を変えようとした時、太ももに硬いものがあたる。
「え?」
「……ごめん、勃った。」
よし、逃げよう。
今すぐ逃げよう。
そう決意し、その場から立ち上がろうとする。
しかし肩をそのまま押され、床に仰向けになる。
「ちょ、まじで今日はダメだから」
「大丈夫だよ、明日午後からでしょ?」
「そういう問題じゃ……」
そう言うものの、既に若井の目は獣の目になっている。
これは、逃げられないやつ…
(あぁ、ごめんよ明日の自分。)
そう心の中で言い、流されるままに夜を過ごした。
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……私に🔞を書けるほどの文才はない(泣)
コメント
1件
ここまで一気見させていただきました!ほんと毎回最高すぎて溶けそうです…🫠