テラーノベル
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泥濘の記憶だが、最初に見たのは美しい少年。自分が泣いていた時に、手を差し伸べてくれたあの白い指先に自分は堕ちていた。
目が覚める、むせるような変な匂いが強制的に意識を叩き起こして殴打する。
「ここ…どこなんだ」
なんとサプライズに地獄絵図がお待ちかね。
ありとあらゆる欲望にギラついた汚い感情を抱く壮年の男たちがひしめき合い、薄暗い場所で汗と臭い香りはどこまでも充満している。
なんともこの世の終わりなことか。鉄製の壁と天井、床はどこまでも硬いがそれなりに空間は広かったので、この男どもと密着するわけではないのは救いだった。
ヘクセが言っていた自分と似た者たちが集まる、とはこういうことなのか。
すると、高い天井。それも首が痛くなるほどの高さから、明かりが扇状に広がってついた。
誠は壁から背中を離して立ち上がる、ちょうど天井から何かが下りてきた。
――ステージ、中央にアームでつるされた円状のステージが空中で止まっている。ステージには可愛らしい装飾が施されており、雲やら星、リボンなどで夢のなかのようなキラキラとした愛らしさを見せつける。そのステージを照らすように天井からカラフルな証明が映し出したのは。
「やっほー!おじさんたち、こんにちは!」
その上に立っているのは白い巻き毛で、碧眼を持つ美少年。いくつものフリルであしらわれたドレスシャツとサスペンダーを身にまとい、ダイヤのブローチが瞳とよく合う。太股の半ばまでしかない黒いショートパンツに、我らのような変態にとっては大歓喜のガーターストッキングをつけているようだ。
次の瞬間だった、男たちは咆哮するように歓声を上げた。黄色くない歓声、汚い歓声である。さすがの誠もこれには引いていた、あまりのおぞましい光景、品性の欠片もない欲求に忠実な者どもの雄叫び。
「さあ、みんな。これから準備は良い?勝ったらボクとイイことできるかも?負けたら主の元に戻らなきゃね!」
ここは本当になんなんだ。
コメント
1件
第7話読了〜!😭✨ タイトル「地獄」まさにそのまんまの描写でゾッとした… 泥濘の記憶の美少年と、今の碧眼の美少年、同一人物…だよね??あの白い指先の記憶から一転して、欲望ギラギラの男たち×キラキラステージのギャップがエグすぎる…! 誠くんの「ここは本当になんなんだ」に完全同意、続きが気になりすぎて発狂しそうだよ🔥💕
腐女子☆
10
優しい甘さのコンクリート
313
#カンヒュ
腐女子☆
224