ドラドの悲劇

青春の輝き（4）

ルイズは不機嫌に帰っていった。「あ〜あ行っちゃった。もっとからかおうと思ったのに。」

「エリーはルイズと仲がいいね。」

「アハハハ…ルイズの前では言わないようにしてよ？」

「わかった。」

「んーでも、私からしたらマリーの方がルイズと仲がいいんじゃないかと思ってるんだけど〜。家も隣だし。」

「仲良くないよ。あの人、独り言ばっかり言っててあんまり好きじゃないんだよね。」

「独り言？」

「うん。今日は良い天気だよなーとか。羽って寝る時邪魔だよなーとか。色々。」

「それは独り言じゃない…！！」

エリーが何か言っているがなんと言っているか聞こえない。

「なに？もう1回言って？」

「あ、ううん！なんでもない！！」

「そう。ならいいけど。あ、そろそろ森に行かないと。相談に乗ってくれてありがとう。」

「いいんだよ〜。マリーの恋、応援するね！」

「！ありがとう///」

私は照れながら森へ向かった。