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ボカロパロ?みたいなやつです。ボカロの内容を参考に推しカプを眺めようみたいなそんな感じです。私がただやりたい場面を書いてるだけなので変です。赤降でMIMIさんの愛してランデブーです。あと大学生設定です。あんまり知ってる人いなくて泣くみんな聞いてね
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「ねぇ、あのひとが赤司様の……」
「なんかねぇ、ーーー。」
「しかも男同士…ーーー。」
「ーーー、ーーー。」
向こうは小声で言っているようだけど、なんとなくわかる。こういうのはあいつと付き合ってからよく言われてきた。俺の恋人は、財閥の御曹司なのだ、これだとアイツの親がすごい様に見えるがアイツだってすごい。成績優秀、容姿端麗、それに加えて運動もできる……あいつの欠点を応えろと言われると、探し出すのが難しいぐらいだ。俺はそんなやつの恋人をやっている。こんな風に言われるのは日常茶飯事だ。親から理解して貰えているかと言われたら違う。今も赤司の事を俺の親は友達と言うし、向こうの親からもさり気なく別れを促すように言われたし、アイツもそうだと言っていた。最初の頃はそういう物だと思ってあまり気にしていなかった。だけど最近はよく言われるようになった。お見合いの話もよくされた。俺はそれが堪らなく嫌だった。
「光樹最近どうなの?」
「どうって、普通だよ」
ご飯を食べている時に母がこうやって聞いてくるのはもう慣れた。多分いや絶対母は、俺と赤司が別れることを毎日望んでこうやって聞いてきているんだ。こうやって話して行くうちに段々とわかった。
「そう…、あ!私ね!!光樹の為にお見合いをね!」
「は?!なんで勝手にすんの?!」
堪らず声をあげた。今までこんなこと無かった。なんで、
「あのね、光樹私は貴方が誰と付き合うと良いのよ!でもね、私はただちゃんとあなたに幸せになって欲しくて、」
「なんだよそれ!!」
お母さんが、何を言いたいかなんてわかってるし将来困ることも分かってる。でも、
「もういいよ、!!」
「こ、光樹!!どこ行くの!!こう、」
バタン
お母さんにだけは味方して欲しかった。
俺はその後無我夢中に走った。とにかく人気のないところに行きたくて、ひたすら走った。途中で雨も降ってきてなんだか本当にやるせない気持ちになって、涙が出てきてそれでも走ってどこかも分からない公園に着いた。
「ッ、なんなんだよ…!!」
現代において同性愛がまだ理解されずらいとは俺もよくわかってる。でも、好きになってしまったんだ、赤司征十郎という人間を好きになってしまった。唯一の信頼できる母にも否定され周りには好奇な目で見られる…、どうしたらいいんだろう。
足音が聞こえこんな夜に誰だと思うと、頬を真っ赤に腫らしてずぶ濡れの俺の想い人赤司征十郎だった。
「あれ、あかし?なんでここに…、」
「…父と喧嘩してしまってね、」
「はは、俺もだよ」
「どうしても腹が立ってしまって、無我夢中に走っているとここに着いた。」
やってることが俺と一緒でおかしくて、でも嬉しかった俺は、少しだけ喧嘩した理由を話した。
「俺もだよ……、お母さんにお見合いの話されてさ怒って出て来ちゃったんだ」
「どこまでも一緒だね、俺も見合いの話をされて嫌だと言ったら、お前は赤司家の跡取りとしての自覚はあるのかって叩かれたんだ。 」
「そんなの知ったこっちゃねぇよな笑」
「全くだ」
俺達は時間も忘れて沢山話した。雨が降ってもお構い無しに話した。親の愚痴から始まりそれからくだらない事を話して笑った。ひとしきり笑った後赤司が急に立って俺の手を引いた。
「光樹、俺と踊らないか?」
「はは!いいよ!!」
二人で、沢山踊った、ダンスかも分からない、けどただひたすらに楽しんだ。少し不安な気持ちもあった。でも、
「大丈夫だよ、誰も見てちゃいないさ今だけは、今夜だけは全部忘れよう、」
お前がそう言ってくれたから、不安なんか一気に吹き飛んだ。二人で泥だらけになるまで、踊って、歌って、成人した奴らが何してんだって思うかもだけど…そんなのどうでもいい。今が楽しけりゃそれでいいだろ!!
「あはは!…はっー、なんかスッキリしたわ!!」
「たまにはこういうのも良いね」
「そうだな!!」
その日は普通に家に帰って、寝た。親になんか言われた気がしたけど気にしない!!赤司に一言LINEを入れて早々に寝た。
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「ふわぁ、」
朝起きて結局現実はなんにも変わっちゃいないけどあの夜をこの先もずっと愛してる。
𝐹𝑖𝑛.
どうでしたか?なんか変な気がしたけど自己満だからいいですよね✨MIMIさんの曲良いのしかないのでみんな聞いてくださいね!!!