コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
人間は生まれながらに不平等だ
体格叱り頭の出来叱り
親がクソなら子もクソだ。その結果が俺
親にはろくに飯も食わせて貰えなかった。
何かにおいて褒められたこともない。
愛を知らない俺が誰かを愛せる訳もなく、友人も出来ずに今はこのクソみたいな仕事をやってる
俺を唯一見てくれたあの人の隣に、拾ってくれたあの人に報いるために俺は今生きてる
咎人として
「おーいシロ起きろ〜」
あの人の声だ。相も変わらず間延びした呑気な声そしてとても綺麗な声
「起きます起きますよ。」
あの人に早く会いたいから2段飛びで階段を駆け下りる。
いつも通り台所にあの人はいた。
赤い綺麗な長い髪、長いまつ毛、綺麗な手
まるで神が利き手で描いた絵画だ。
「おいシロ、ボーっとしてんな。飯運ぶの手伝え」
「うぃーっす」
一緒にテーブルを囲んで飯を食う。
…………………………………………まずい
この人なんでも出来そうに見えて料理だけはダメなんだよな……
「あっすまん。砂糖と塩間違えた」
そういうレベルの味じゃないけどね?
「いや、意外と美味いっすよ」
(これも師匠が作ったと思えば美味い
……気がする)
「あ〜そういえば今日は昼からレベル1の処理な。近場だから車で行くぞ〜」
「うっす」
最近罪悪の出現多いな。4月だからか?
「よっし!シロちゃんとシートベルト締めたか?では!今日も咎人として頑張ろー!」
「うぇーい」
それから俺と師匠は車で現場に向かった。