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組織。 墻音。
「、、よし、、」今日の帰りに狂唖とこの前行ったフラワーカフェに行こ、、狂唖には美味しいもの食べてもらいたいし、、「墻音〜!!」「、、な、何ですか??」そう俺を呼んだのは狂唖だった。「今日翠と呑んで帰るから!!じゃあそう言う事で〜あ、夜ご飯は適当に食べといて〜!!」「は、、ハァ!?え、嘘、、」
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加内団室。 加内。
「、、よし、、仕事完了、、」そろそろ僕も団室に戻ろうかな、、
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「こ、コレ物宮君が、、」「た、大した物じゃなくてすみません、、」「いや!!凄いよ!!料理できたんだ!!」僕は坂沼君達が寝泊まりしている部屋に行った。すると物宮君が料理を作っていてくれてたのだ。「飯飯!!」「早速食べようぜ!!」
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夜。 とあるバー。 遊馬。
「ん、、あ、いちごじゃん」そう狂唖は伏せていた顔を上げた。「遊馬さんから見齧さんの好きな食べ物は苺とサツマイモだと聞いたので苺のカクテルならと思って」そうバーテンダーさんは答えた。「へぇ〜翠のくせに良い事言うじゃん!!」「気に食わんな、、その言い方、、お前大分酔ってるだろ、、今日は大切な話があるから此処へ来たのに、、」「別にそんな酔ってない、、でもやっぱり俺は家で飲む方が性に合ってるって、、」「、、ロイズ・マダムは死ぬ前に何か言っていたか、、」「いいや〜すぐ殺しちゃったもんでさぁ〜」「、、そうか、、」「まぁ、オークションが潰せてよかったよかった、、」そう狂唖はカクテルを一口飲んだ。「、、なぁ、、お前が加内を避けるのはアイツの能魔が嫌なのか??」「、、、、」するとカクテルを飲んでいた狂唖の手が止まった。「、、火が、、怖いのか、、」「、、そんなところ、、もう8年前の事なのにな、、火だけはもう、、」「、、まぁ、、傷はそう簡単に癒える物じゃないからな、、」「で、でも、墻音はとっくに平気なんだよ、、何でかは知らないけど、何か自分が情けなくて、、墻音は、、まだ子供なのに、、」「、、大切な人を守る為なら苦手な物ぐらい克服できるものだろ、、」「、、??大切なもの??」「、、お前は本当鈍い奴だな、、月城がお前以上に大切にしている人はいない、逆にいうと月城はお前以外大切じゃないだろ、、」「、、そんな子に育てた覚えないんだけど、、どこで歯車狂っちゃったかね〜」「、、昔は、、3人(翠、狂唖、梵)なら何でもできた様な気がしていたが、、」「、、そうだっけ??案外失敗ばっかだった様な、、」「そうか、、俺は好きだけどな、、あの時代は、、」「、、、、」「、、やめるか、、昔の話は、、折角の酒が不味くなる、、」「、、昔が嫌いな訳じゃない、、」「、、??」俺は狂唖の意外な回答に驚いた。「3人で居たらそりゃ楽しかったし、、俺はできれば、、また3人で、、」「、、狂唖??」「、、、、」「ね、、寝てる、、」「ハハ、、潰れちゃったね、、」そうカウンターからバーテンダーさんがクスッと笑った。「いつもすみません、、」「起きたら遊馬さんは帰った様言っておこうか??」「いや、家まで送りますよ、、じゃあ」
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帰り道。
「、、ん、、」「、、面倒臭くなってきた、、」にしても狂唖は異常に軽いな、、この筋力のどこにあの馬鹿力がついてるんだ、、「、、暑い、、」このまま道に捨てようか、、「、、でも、、月城に怒られるか、、」「、、、、」「、、そっか、、お前はできればまた3人で居たいのか、、昔の様に、、」「、、、、」「、、でも、、まぁ、、もうないだろうな、、3人で昔の様に暮らせる事は、、」俺がそう呟いた瞬間狂唖の体重が少し重くなったように思えた。
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家。
「、、態々すみませんね、、言われたら迎えに行ったのに」そう俺を見たのは今からもう寝るであろう月城だった。「いや、、大丈夫だ、、少し飲み過ぎたようだ、、」「そうですか、、」「、、あと、、」「、、??」「、、いや、やっぱり何もない、、」「、、あぁ、、そうですか、、」「、、あぁ、、すまん、、明日の遅刻は多めに見るよ、、それじゃ」俺はそう狂唖を月城に渡した。
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狂唖。
「お腹空いてます??」墻音は俺にそう聞いた。「うんうん、、空いてない、、」「水は??」「寝る、、」「、、そ、、うですか、、じゃあ、ベット行きますよ、、」すると墻音は俺をペットの上に下ろした。「、、、、」「じゃあ、俺も寝るんで、、もし気持ち悪くなったら、、!?」俺は墻音の腕を掴んだ。「、、何ですか、、眠いんですけど、、」「、、もうちょっと横居て、、寂しい、、」「、、酔ってますよね、、」「んへへ〜ww」「早く寝てください」「、、墻音はさ、、」「、、??」「墻音は、、何で俺ばっか守るの、、他のみんなは、、大切じゃないの、、」「、、別に大切じゃないわけでもない、、でもアンタに比べたら大したことないだけ」「な、何で大したことないの、、」「、、、、」「、、??」すると墻音は俺の顔から目を逸らした。「、、大切なものをこれ以上作りたくない、、アンタだけで良い、、それで俺は満足している、、」「、、、、」「、、もう良いでしょ、、アンタもう眠そうだし、、俺ももう布団に戻ります、、それとも隣で寝て良いんですか」そう墻音は立ち上がった。「、、床で寝て」「、、ふざけんな、、じゃあ、明日朝起こしますね」墻音はそう自分のベットに向かった。
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「、、、、」「、、、、」墻音が俺より先に寝てる、、「、、初めてだな、、こんなこと、、」結局墻音の布団に来てしまった、、俺は墻音の布団に潜り込んだ。「、、暑いな、、」『もうないだろうな、、3人で昔の様に暮らせる事は、、』「、、何だよ、、まだ昔の様に戻れると思ってたのって、、俺だけかよ、、」変なの、、「寂しい、、」
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次の日。 組織玄関。
「いや〜、、その、、墻音さん、、」「、、何モジモジしてるんですか、気持ち悪い」「ハァ!?」俺は墻音にそう叫んだ。「誰にも言いませんよ、寂しくて俺の布団に潜り込んだなんて」「ハアァァ〜!!墻音にはわかんねぇよ!!お酒呑んだら人肌が恋しくなるんだから〜!!」「、、それは俺じゃなくて良いでしょ、、人肌が恋しいなら人形でも良いですよね、今日帰り買って帰りましょう」「馬鹿なの??」「、、2人仲良く遅刻か」「、、??」そう目の前に立っていたのは翠だった。「、、翠、、」「おはようございます、、すみません、誰かさんが隣に寝に来て、、」「、、へぇ、、誰だろ、、」「お前、俺との約束は守らないんだ」俺は墻音に膝を蹴った。「、、狂唖さん体温冷たいから夏は結構良いかもです」「人を冷えピタみたいに言うな」