テラーノベル
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※歌詞パロです
🔞シーンはありません
登場人物
マツムラ ホクト・・・高1
キョウモト タイガ・・・高2 長期間入院している
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『初めて出会った日のこと、覚えてる?』
ホクト「はあ、学校だるいなー、うわっ!!」
キキー ガッシャーン
目覚めるとそこは病院だった。
ホクト「え、おれ、」
タイガ「…ねえ」
ホクト「え?」
タイガ「そんなに驚かないでよ笑」
ホクト「えっ、と、どちらさまですか?」
タイガ「俺同室の京本大我!よろしくね」
ホクト「あ、よろしくお願いします」
タイガ「敬語じゃなくていいよ笑」
ホクト「ありがと、」
タイガ「俺ね、ずっと一人だったから、」
ホクト「そうなんだ、?」
タイガ「あ、君は違った?」
ホクト「実は俺も、家族いなくて一人だった」
「てか、北斗って呼んで?」
タイガ「!北斗!ありがと!
俺のことも大我ってよんでね!」
ホクト「うん、!」
それから俺らは毎日、他愛のない話をした
ホクト「大我っ!外出許可おりたね!!」
タイガ「ね!俺ゲーセン行きたい!」
ホクト「いいね〜!」
タイガ「ははっ!北斗といると楽しい、!」
ホクト「おれも!大我といるときが一番幸せ!」
その時の大我は、輝いていて、美しかった
お互い普段の話し相手がいないこともあり、
どんな話でもできる関係になっていた
ホクト「ねえ、大我」
タイガ「どうしたの?」
ホクト「俺、今度退院するんだ」
タイガ「そう、なんだ、おめでと、!」
ホクト「それでねっ?また、会いに来てもいい?」
タイガ「!!もちろん!へへっ、嬉しい」
ホクト「ありがと、!毎日来るよ笑」
タイガ「無理すんなよー?笑」
退院してから俺は、約束通り放課後に
毎日のように病院に通った。
『僕の中から何かが弾けた音』
タイガ「今日も来てくれたの?ありがと、」
ホクト「当たり前じゃん」
タイガ「…学校の友達とかと遊ばないの?」
ホクト「俺友達いないから笑」
タイガ「でも、毎日病院来るの大変でしょ」
ホクト「全然?むしろ楽しい」
タイガ「ほんとに?」
ホクト「そんなに俺に来て欲しくない、?」
タイガ「違う、!俺が、北斗の時間、
奪ってたらやだなって思って、」
ホクト「ううん、そんなことない」
「俺、大我のこと好きだから会いに来てる」
タイガ「え?それは…友達として?」
ホクト「恋愛のほうで」
タイガ「…ッ!おれも、北斗のこと好きだよ!」
ホクト「まじ…、?やばい、嬉しい」
タイガ「俺たち同じ気持ちだったんだ笑」
ホクト「ねえ大我、付き合ってほしい」
タイガ「え?」
ホクト「退院したら、色んなとこ行きたい」
タイガ「…ちょっと…考えさせて、?」
ホクト「わかった、ごめんね?急に笑」
タイガ「ううん、うれしい」
その日の夜、大我の容態は急変した
大我は植物状態となり、目覚めなくなった
ホクト「大我ッ…目を覚ましてよ…」
医師「松村さん…」
ホクト「先生ッ…!大我、目覚めないんですか、?」
医師「今の状態だと、難しいかと、」
ホクト「ッ…!そんな…、」
ホクト「大我、大我ッ……」(泣
俺は目が腫れるほどに泣き明かした
泣いても泣いても、胸にぽっかり穴が
あいた感覚は消えなかった
そんな時だった
ホクト「大我、今日もきたよ、」
「あー、そろそろ目、覚ましてよ、」
タイガ「…ピクッ」
ホクト「大我、?大我、!!」
タイガ「……パチッ…北斗…おはよ…」
ホクト「ッッ…たいがっ…」
タイガ「泣かないでよ、笑」
小さく笑う大我は可愛くて、
俺は本当にこの人が好きだ、愛しいと思った
ホクト「たいがっ、おれっ、もう話せないかとっ、」
タイガ「んふっ、北斗泣かせるなんて、俺最低」
ホクト「んーん、?大我、大好き」
タイガ「おれも、大好き」
ホクト「よかった…本当に、よかった…」
タイガ「…ねぇ北斗」
ホクト「なーに?」
タイガ「俺が寝てる間も、来てくれてたの?」
ホクト「うん、当たり前じゃん?ニコ」
タイガ「ありがと、嬉しい、」(泣
ホクト「なんで大我が泣くの?笑」
大我の目が覚めた日からも、俺は今まで通り
毎日病院に通った。
ホクト「たーいが!」
タイガ「ほくと!」
ホクト「調子どう?」
タイガ「今日めっちゃいい感じ!北斗のおかげ!」
ホクト「んへ、そんなことないよ笑」
タイガ「北斗と話てたら死ぬの怖くなる、笑」
ホクト「ねえ、死ぬとか言わないで?」
タイガ「ごめん、」
ホクト「大我は必ず生きて、俺と一緒に!」
タイガ「北斗、そんなこといってくれるの?」
ホクト「嫌?」
タイガ「嫌じゃないよ!」
ホクト「ならよかった」
タイガ「んは笑」
ホクト「今日は俺が育ててるトマト持ってきた!」
タイガ「やった!」
ホクト「前大我が好きって言ってたから、
育ててたんだ笑」
タイガ「俺のために、?」
ホクト「ん!だって俺トマト食べれないもん笑」
タイガ「ええ?美味しいのに!」
ホクト「大我の好きなもの食べれなくて残念ー」
タイガ「俺があーんしてあげようか?笑」
ホクト「それだったら食べれるかも笑」
タイガ「なんか照れくさい笑笑」
ホクト「いいから早く!」
タイガ「はい、あーん」
ホクト「パクッ…うん、美味しい気がする!」
タイガ「ほんとぉ?笑」
ホクト「ほんとだって!」
タイガ「ならいーけど、」
幸せだった。紛れもなく、人生で
一番楽しい日々だったと、胸を張って言える
だから俺は、大我がいない人生があることを
考えれなかった、いや、考えたくなかった
ホクト「大我、来たよ」
タイガ「…あ、北斗…」
ホクト「今日調子どう?」
タイガ「うん、元気だよ」
そういう彼はどう見ても元気がなくて、
顔色も悪い。俺はどうすることもできなかった
ホクト「そう、」
「りんご、食べれる?」
タイガ「ちょっとだけもらおうかな」
大我はりんごを本当に一口だけ食べてから、
眠いから寝ると言って眠りについた
ホクト「大我、まだまだ生きてよね」
「また明日」
翌日、会いに行っても病室に大我はいなかった
近くにいた看護師さんに聞いたら、
緊急治療室にいるそうだ。
俺は最悪の想像をしてしまった
それを頭の奥にしまい込んで、その日は帰った
ホクト「今日は、いるかな、」
俺は次の次の日にまた、病院を訪れた
ガラガラッ
タイガ「北斗?」
ホクト「大我!!」
タイガ「やっほ」
ホクト「大丈夫だった?」
タイガ「全然平気よ!元気もりもり笑」
そんなわけがなかった、
大我は日に日に弱っていくばかりだった
それでも彼は、俺のために演技してた
ホクト「ほんと?よかった笑」
俺が微笑むと大我はどこか
安心したかのような笑みをこぼした
俺に気を遣ってることはわかっていた
それでも俺は、気を遣わないでいいよ、
なんて言えなかった
タイガ「北斗、今日はなんもないの?笑」
ホクト「それ目的かよ笑」
タイガ「えーないのか」
ホクト「まああるけどね?笑」
タイガ「え!やったー!笑」
また、他愛のない会話をできることが
とてつもなく嬉しかった
ずっと、この時間が続いてほしかった
ホクト「大我ー」
ある日病院に行くと大我は眠っていた
ホクト「大我?寝てる?」
タイガ「…北斗?」
ホクト「大我、今日はね!ケーキ買ってきたの、!」
「一応看護師さんに許可もらって…」
タイガ「北斗ッ…愛してるよ…」
ホクト「え?急になに…俺も愛してるよ」
大我は微笑んで、それから涙を流して、
目を閉じた
ホクト「大我、?」
「ねえ大我、冗談だよね、」
大我が冗談でこんなことをしないことは、
俺が一番分かっている。でも、心の隅では
願っていた。彼と歩む未来を
ホクト「大我ッ…」(泣
俺は、もう動くことのない手を握って泣いた
まだまだ、彼と話したかった
彼と会ったあと、明日はどんな話をしようか、
考えていた。もっと一緒にいたかった
いろんな想いが溢れ出した
悲しいのに、涙は出し切ってしまった
俺はもうどうすればいいか分からなくなった
彼を、忘れたくない
彼を担当していた医師は、彼の私物を
俺にくれた。彼に遺族はいなかった
少しでいい、大好きだった彼を感じたかった
『あれから随分時間は経ったけれど
ちゃんと前を向いて生きてるよ』
あれから1年経った今、俺は高3になった
とうとう、彼を越してしまった
今もずっと、忘れずにいる。ちゃんと、覚えてる
でもたまに、それが胸を苦しくする
『ふと思い出すよ
街中の光が君を照らしてる』
二人で入院していたとき、一緒にゲーセンに行った
通りかかると、記憶が蘇ってくる
大我は本当に、美しかった
『こんなに僕は、恋をしていた』
大好きだった。今までもこれからも、
これ以上に、ないくらい。愛していた
『あの日の笑顔が消えない』
俺が微笑むと返ってくる笑顔も、
必ず言葉にしてくれるところも、
意地悪すると、そっぽを向くところも、
すべてが愛おしくて、たまらなかった
本当に、大好きだった
『ここに帰ってきて、叶うのなら
ここに帰ってきて、会いたいから』
また、会いたいだなんて、
毎日のように思う。大我を思い出す度に
胸が締め付けられるように痛くて、苦しい
俺はずっと、何年経っても、彼を忘れないだろう
『どれだけの愛をこれ以上伝えたら
この世界は色を放ち変わっていくのかな』
今思うと大我は、自分が長くないことを
ずっと悟っていたんだろう
もう戻ることのないあの日々を、
どうやったら戻すことができるだろう、
彼のことをこんなに愛している。
この世界は不平等だ。会いたい、彼に
今すぐ会いたい。会って、抱きしめたい
なんで、いなくなってしまったの?
ねえ大我。戻ってきてよ
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