こーてん「んん…?」
俺は起きたらそこは知らない場所だった。
確か寝たはずじゃ…そう疑問に思いながらも周りを見渡して見る。確かに知らない場所だ。荒廃した建物があって、周りに人は居ない。俺は体を起こしそのあたりを探索しようした。だけど…その時後ろから足音がした。もしかしたら人はまだいるのかもしれない。そんな期待を持ったのは一瞬だった。後ろを振り向くとニヤけた口しかない俺に似ている人間がいた。
こーてん「はっ………!?」
その怪物は俺に近づいてくる。ゆっくりと。
こーてん「来るな…!!」
俺は思わず走っていった。だけど追いつくほどの速さでそ怪物は付いてくる。少し経った所で疲れてきた。でも止まったら殺されるかもしれない。そう思うと焦ってきた。その瞬間転んでしまった。一瞬で足に触手を巻き付かれ、引きづられる。(死ぬのかな…俺…)そして、触手が俺の身体に振り下ろされる所で……
………
ゆーてん『おーい!起きてよ!お兄ちゃん!』
こーてん「はっ…!ゆ…夢か…!?」
俺は『ゆーてん』の声で目が覚める。どうやらさっきのは夢だったらしい…。だけど…目が覚めてもそこはさっきと同じ場所な気がした。
こーてん「ここどこなんだ…?」
ゆーてん『わかんない…起きたらここにいて…』
ゆか『とにかくここから出る方法を考えなきゃ…』
(コツ…コツ…)
「ん?」
何処からか足音がする。誰なのだろうか。まさか…さっきのなのか……?3人で一斉に振り向くと…やっぱり…さっきの夢に出てきた俺とそっくりなのがいた。それは口をニヤリとさせる。そして近づいてくる。
ゆーてん『お兄ちゃんと…似てる!?』
ゆか『確かに…見た目は似てるけど…顔が…』
こーてん「と…とにかく逃げよう!」
二人を引っ張って俺は走る。でもさっきの夢のときみたいに追いかけてくる。一瞬気が狂う。…駄目だ。俺がおかしくなっちゃったら…二人が心配する…。逃げなきゃ。無我夢中で走っていたらいつの間にかそれは、居なかった。
ゆか『こーちゃん大丈夫…?』
こーてん「う…うん」
ゆーてん『無理しないでよね…』
こーてん「ありがとう…心配してくれて…」
(ドサッ…)
何かが落ちてきた。それを見て後悔した。それは首の上だけがない、人間の死体だった。〘ゆか〙は青ざめた顔をしている。『ゆーてん』はただそれを見つめるだけ…。それを見ていると…吐き気がしてくる。つい勢いで吐いてしまった。気持ち悪い。血の匂いと腐った匂いがする。
ゆーてん『お…お兄ちゃん大丈夫…!?』
ゆか『こーちゃん…ウッ…』
〘ゆか〙は口を押さえて吐きそうになっている。そういえば『ゆーてん』はこの匂いは大丈夫なのだろうか。『ゆーてん』は顔を青ざめただけだ。
こーてん「ゆーてん…この匂い平気なのか?」
ゆーてん『僕は我慢してるからね…アハハ…』
苦笑いをしてそう言う。なんか…いつもと『ゆーてん』が違う様な…いや勘違いかもしれない。それにこれは夢かもしれないし…。そういえば…ちーなっつの他のメンバーはどうしているのだろうか…
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