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くじら「ん…あれ?」
目が覚めると知らない場所に居た。さっきまで寝てたはずだったのに。周りを見渡すと崩壊したビルや廃虚が沢山ある。おそらくここは元いた場所じゃないと分かる。
自分で冷静を保っていると思っていたが、本当は頭が混乱していた。だってここが夢なのか現実なのか分からない。そんなふうに思っていると、コツコツと誰かが歩いてくる音が聞こえた。そして聞き覚えのある声が聞こえた。
べべ『くじらさん…?』
後ろを向くとべべがいた。どうやら息を切らしているようだが…。「べべ…!?」と私が困惑した表情で言うとべべは『あぁ…良かったくじらさんだった…』と何か突っかかる様な雰囲気で言う。
くじら「どうしたの…?べべ?」
べべ『実はさっきさ……』
(数分前)
べべ「あれ…?」
目を覚ますとそこは知らない場所だった。
周りには崩壊したビルや廃虚が目に入る。これは夢なのだろうか。それとも現実なのだろうか。そう思っていると目線の先に見覚えのある人影を見つけた。
そしてその名前を呼んだ。
べべ「くじらさん…?」
だけどそれはくじらさんじゃなかった。見た目はくじらさんそっくりだけど、顔には大きな口しかない。それにくじらの尻尾も生えてる。それを見た俺は恐怖で逃げて走っていった。それは追ってくる。だけどいつの間にかそれは居なくなっていた。
…………
べべ『っていうことがあってさ…それで息を切らしてるの。』
くじら「そんなことがあったんだね…ん?」
(ビチャ…)
どこからか水が跳ねたような音がする。
べべ『何…!?この音!?』
くじら「私にも分からないよ…!?」
それはどんどん近づいてくる。そして黒い水がべべの足元に。その水はべべをどんどん飲み込んでいく。
べべ『助けて…!くじらさん!!お願い……!』
べべがそう叫んでも、私の体は恐怖で動かなかった。
助けることが出来なかった。べべを飲み込むとその水は消えていった。私はなんてことをしたんだろうか。最悪だ。これが夢ならいっそのこともう死にたい。もうヤダ。お願い。誰か私を助けて。私はついに精神が崩壊した。笑いながら、涙を流しながら倒れていく。意識が失われてく。
はやくこの悪夢から覚めたい。