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👻🔪×🐙🌟
監禁
8割深夜テンションで書いたから作品のストーリー意味わからない
伏文字無
「 小柳 」 『 星導 』
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星導side
起きると、知らない部屋に居た。
『 此処は … 、 ? 』
誰かに問いかけるように声を出した俺は周りを見渡す。
何も無い、ただの部屋。
取り敢えず逃げなきゃ、と思い、俺は逃げようとする。
だが犬のように、首輪が着いていた。
『 … はぁ 、 ? 俺は 犬じゃないんですけど 、 』
そう呟き、首輪を外そうとする。
「 1人で何してんの 。 」
出てきたのは青い髪の男性。意味がわからない。誰?
『 あの 、 助けてください 、 』
「 助けるわけないじゃん 。 俺に 監禁されてんだよ ? 」
『 … 誰ですか 、 貴方は 、 』
「 俺 、 ? まぁ 名前覚えてくれるなら 教えてもいいけど 。 」
『 覚えます 。 多分 。 』
「 小柳ロウ 。 教えたんだから ちゃんと 覚えろよな 。 」
『 … はい 、 』
『 なんて呼べば 、 いいですか 、 』
「 別になんでも 、 」
『 小柳くん 、 とか 。 』
「 本当に 監禁されてるって自覚ある ? 」
『 別に 、 人間の世界に出なくていいならこっちの方が楽ですけどね 。 』
「 変な奴 。 」
『 小柳くんこそ 、 俺を 監禁して 、 』
「 だって 、 俺のものにしたかったから 。 」
『 やっぱり 小柳くんの方が 変な奴 。 』
「 ま 、 俺は お前のこと好きだから 、 それだけ 。 」
『 興味無いですけど 。 』
「 これから 興味持たせるから 。 」
「 じゃ 、 今日はもう寝ろ 。 なんかあったら 連絡して 。 」
スマホにはこの人、小柳ロウの連絡先があった。
ていうか、スマホくれるんだ。優しい、かも。
それより早く逃げないと。仲良くしちゃったけど、逃げる方が優先。
小柳くんがこの部屋から出て何時間か経った。
正直に言うと、腹が減った。
知らない奴、しかも俺を監禁してる奴に飯を作って欲しくない。でも、少しは食べたい。
そう思い、スマホで電話をかけた。
『 腹 、 減ったから 何かください 、 』
「 りょーかい 」
軽、
あれ、もっと怖いと思ってたけど、軽すぎない…!?
何分か経った後、誰かが来る音が聞こえた。
「 はい 、 飯 。 」
ちゃんとしてるご飯。普通に美味しそう。
『 ん … 、 美味しい 、 』
本人の前では言えないけど、すっごい美味しい。今までで1番。
いや、今までで1番は盛りすぎた。だけどそのくらい美味い。
「 んは 、 だろ ? 笑 」
『 あれ 、 照れてます ? 笑 』
「 いや 、 別に 」
『 へぇ 、 笑 』
『 はい 、 ご馳走様 。 』
「 なんか 、 ありがとな 、 俺の飯食ってくれて 、 」
『 まぁ 普通に美味しかったのでね 。 美味しくなかったら 食べてません 。 』
「 じゃあ 、 」
『 あの 、 行かないで 、 ください 、 』
「 … ぇ 、 ? 」
『 寂しいっていうか 、 つまんないので 、 一緒に居てください 、 』
「 んふ 、 勿論じゃん 。 」
『 小柳くんは なんで知らない俺を 監禁しようと思ったんですか 、 ? 』
「 一目惚れしたから 。 行動 、 性格 、 顔 。 全部一目惚れしたから 。 」
『 ストーカーじゃん 。 』
「 そうだけど ? 」
『 俺にいいとこなんて無いのに。 』
「 俺は お前の事 、 好きだけど 。 」
『 知ってますよ 、 』
「 … 寝ないの ? 」
『 寝ないです 、 寝ると 孤独さを感じるんで 。 』
「 孤独さ 、 ね 。 同じだ 。 」
「 ねぇ 、 いつ俺の事好きになってくれんの 。 」
『 好きになる気は無いですけどね 。 』
「 へ 〜 。 」
「 俺 、 寝るから 、 」
『 隣で寝てくださいよ 。 』
「 分かったよ 、 笑 」
小柳くんが隣で寝てから1時間後。
今のうちに逃げるしかない。
でも首輪、どうやって外そう。
首輪には鍵穴がある。
鍵穴…鍵探さないと。
小柳くんが持ってるはず、
俺は小柳くんのポケットの中などを探す。
『 やっぱり 、 持ってた 、 笑 』
自分の首輪を外して、仕返しの為に小柳くんに首輪を着ける。
『 んは 、 似合ってる 、 』
部屋から出て、外へ出る。
本当は監禁されたままでも良かったけど、何されるか分からないからただ逃げる
でも、足が思うように動かない。
小柳くんと居たい。でも、逃げないと
逃げないと
逃げないと!!
監禁されてた俺はただ前へ進む。
知らない町を走り、走り続ける。
もし、小柳くんにバレたらどうしよう。また監禁されたらどうしよう。
そんな事は、今はいい、けど、小柳くん…
頭が小柳くんの事でいっぱいになる。好きな人以外でこんな事になるの初めて。
もしかして、俺、小柳くんの事が、
いや、そんな訳ない。逃げないと、
「 星導 、 」
振り返ると小柳くんが居た。
「 ごめん 、 ごめん … 、 」
なんで、なんで小柳くんが謝ってるの?分からないよ、
「 元気にしろよな 。 」
涙声で、微笑みながら俺を逃すように言う小柳くん。
影で小柳くんの表情は見えない。だけど、小柳くんは俺を逃してくれる。
行かないといけないのに、小柳くんから離れたくないって気持ちができる。
あぁ、俺、小柳くんの事、好きだな、
『 俺 … 、 小柳くんの事 、 好きだそうです 。 』
『 なので 沢山愛してください 、 監禁とか 、 していいので 、 』
「 … ぇ 、 は 、 ? 」
『 やっぱり 離れたくないです 。 ずっと一緒に居てください 。 』
「 うん 、 うん … 、 」
俺の胸で泣きながら、ゆっくりと相槌を打つ小柳くん。
「 じゃあ 、 また 、 お前は 俺の犬 、 な ? 」
『 はい 、 ご主人様 。 笑 』
俺達は手を繋いで、小柳くんの家に帰った。
ずっと、好きだよ。何してもいいから、俺だけ愛してて。
コメント
2件
若干共依存?っぽいのが入っててガチ最高っした!!✨️