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気付いたら私は吸血鬼だった
物心ついた頃からいつも血を飲んでいた
私には姉がいた
その姉は誰よりも優しかった
だが年が増えるごとに遊んでもらえなくなった
私はわかっていた
姉はこの屋敷を継がなければならないからだ
その勉強で忙しかったからだ
姉はもう16になる
私は家族に嫌われていた
何も才能がないからだ
そして跡継ぎではない子供は家を出ていかされる
それを聞いた姉はひどく怒った
「どうして私の妹が出ていかなければならないのよ!」
お父様は「家族は代々こうやって繋いできたからだ」と
姉は「それなら私が家出をする」と言ってくれた
だがお父様は「お前の妹は才能がなにもないからだめだ」と私を否定した
姉は「どうして」という言葉を繰り返し言っていた
そして私の部屋に入ってきた
そのときの姉は悔し涙を流していた
私は姉に聞いた「どうして私のために涙を流してくれるの」と
姉は答えた「あなたは誰でもない私の妹だからよ」
私はその言葉で救われた
そして姉は私を抱きしめてくれた
私は涙をこらえずに居られなかった
「うわ〜ん」
少しして私が泣き止むのをやめたとき姉はこういった
「私がこの家を継いだら私のメイドに知らせてもらって。」
「そうしたらまた一緒に暮らせるからそれまで待っていてね」
私はこくんとうなずいた