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東方:地骨迷封

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17

第17話 さよなら恋した幻想郷

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2023年05月08日

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ナ「ぐぅぅ!!」

呑み込まれる。相手のポジティブオーラに、

オレはネガティブで、出来ているからこそ、ポジティブな所では本領発揮が出来ない。

オレはこのまま、このまま……

キ「もういいんじゃないか?」

もう、大きな身体すら保てなくなった時、キラーが、現れる。

キ「あんたが居ないと、オレも帰れないんだ。」

そう言うとキラーは、オレをテレポートさせ、この幻想郷から去った。

そうして、オレは

今回、この世界に負けたのだった。



………………

……………………

???「おーい!起きろー!」

うーん、なんだ、誰かの声が聞こえる。

???「早くしないと、始まっちゃうぞ!」

始まるって、なにをだ?

オイラは確か、ナイトメアと……

ナイトメアと………

サ「ナイトメア!?」

ミ「うわ!?びっくりしたー!」

そう言って、飛び起きてしまう。

そうだ、オレは今、ナイトメアと戦って…

あれ?ここは?

ミ「やっと起きたか、ここは『再思の道』私達が出会った場所だよ。」

サ「あれ?オイラはなんでここに?」

ミ「あなた達のおかげで、全部丸く収まり、せっかくだからあなたが来たここで、宴会をしよう。ってことになったのよ。」

つまり、勝ったってことか。

サ「なるほどな、それじゃあ、行くか。」

ミ「もう動いて大丈夫なの?」

へへへ、心配性だな。

サ「大丈夫さ。行こうぜ。」

そう言って、オレ達は宴会に向かう事にした。


霊夢「おっ、来たわね。」

魔理沙「おーい!こっちだ!」

宴会に向かうと、霊夢達が席を空けてくれていた。

やはり宴会と言うだけあって、見たことない顔も多い。

魔理沙「ようよう!今日の主役!調子はどうだい?」

魔理沙は、もう酔っているのか、ものすごい勢いで、だる絡みモードに入っている。

霊夢「ちょっとあんた、まだサンズも来てなかったのに、飲み過ぎよ。まったく…」

魔理沙「いいだろー?せっかくの宴会なんだから。」

やっぱりいつ見てもこの2人は仲が良いな。

そんな事をしていると、横から日傘をさしたレミリアが来た。

レ「あら、サンズじゃない。目が覚めたのね。」

サ「あぁ、あれからどうなったんだ?」

レ「あれからは、まず、死人がいないことの確認、壊された所の補強それを少しした後は宴会の準備をして、今に至るわ。」

宴会に入るのが早いな。

サ「なるほど、それじゃあまぁ、楽しめば良いってことか?」

レ「そういう事よ、楽しみなさい。」

そうして、オイラは宴会を楽しむ事にした。


妖夢「サンズさーん(T_T)」

妖夢「私!心配したんですよ!もう、起きないかとー!!」

そう言って、妖夢が泣き付いてくる。

サ「済まなかったな、もう大丈夫さ。」

妖夢「良かったです。お怪我はごさいませんか?」

サ「あぁ、サンキューな。」



早苗「サンズさん!無事でしたか。」

サ「あぁ、大丈夫だ。」

早苗「良かったです。」

サ「あぁ、本当にありがとな。」



に「盟友!!大丈夫かぁー?」

サ「あぁ、おかげさまでな。」

に「良かったよ。会ったばかりの盟友に死なれるなんて、悲し過ぎて機械いじりも出来ないからね。」

サ「へへへ、本当にありがとな。」

に「構わないよ、どうせ紫なら帰せるだろうし、今は宴会を楽しもう!」

サ「おう!」




チ「それでね、大ちゃん。」

大妖精「ウンウン!」

サ「………」

チ「おっ?サンズだ!どうしたんだ?」

サ「お前、その大ちゃんってのが、死んじまったんじゃないのか?」

大妖精「えぇ、ですが私は妖精なので生き返りますよ。」

サ「…………」

そう言えば、魔理沙がそんなこと言ってたな…

チ「?」



そうして、楽しい時間は、あっという間に過ぎ去り、帰る時になってしまった。

紫「それじゃあ、帰すわよ。」

サ「あぁ、頼んだ。」

ここに来て1日も経ってないが、何故かもう寂しいな。

魔理沙「なんかもう寂しいぜ。じゃあな。」

レミリア「あなたの運命、とても面白かったわ。」

早苗「そっちに戻っても頑張って下さい!」

にとり「それじゃあね!盟友!」

妖夢「離れても!私達は友達ですからね!」

咲夜「よく知らないけど、幻想郷をありがとう、また会えたらトリックの1つでも見せてあげるわ。」



紫「あなたは、何も言わなくて良いの?」

霊夢「……」

サ「霊夢、本当にありがとうな。」

サ「楽しかったぜ。」

霊夢「………寂しいわ。」

霊夢「でも、ここで、引き止める訳には行かない。だから、寂しいけど、さようなら。」

霊夢「そのスペルカード、取っといてね。」

霊夢が言うスペルカードとは、ナイトメアを倒す時に使った、

幻想『紅く白い骨の折れる陰陽玉』

ここに来たという、大切な思い出だ。

サ「あぁ、絶対に取っておくさ。ありがとう。」

サ「それじゃあな。」

霊夢「えぇ、もう来ない事を願っているわ。」

霊夢「あなたの為に、ね?」

サ「へへへ、そうだな。それじゃあ。」

霊夢「うん、さようなら。」

紫「転送を開始するわよ。」

そうして、徐々に隙間に入って行く。

そうして、そうして…!!

«ダッダッダ»

サ「ん?」

«ガバッ!»

サ「おう!?」

なんと帰る直前、サニーミルクが、抱き着いてきたのだ。

サニーミルクは、抱き着くと泣いてはいるが笑顔で、

ミ「それじゃあね!」

オイラは、サニーミルクの頭を撫で、

サ「あぁ、じゃあな。」

そう言って、サニーミルクと離れた。

そうして、今度こそ、今度こそ……



パ「サンズ!起きろ!」

サ「んー?」

そうして、目が覚める。

パ「いつまで寝ているのだ!」

サ「ここは?」

辺りを見渡す、するとそこはリビングのソファーだった。

パ「まったく、こんな所で寝てしまうとは…」

今までのは全部夢?

そう考えていると、手に何か違和感を感じる。

サ「へへへ、済まなかったな、兄弟ちょいと、いや、凄く疲れちまってな。」

パ「まったく、仕方ないな兄弟は…」

パ「ん?兄弟、その手に持ってるのは?」

サ「あぁ、これは…」

オイラが持っていた手の違和感…

それは1枚のカードだった。

1人の巫女と、1人のスケルトン。

そして、真ん中に陰陽玉が描いてあるカードだ。

そう、こいつは、


サ「オイラの思い出が詰まった宝物だぜ。」

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