ナ「ぐぅぅ!!」
呑み込まれる。相手のポジティブオーラに、
オレはネガティブで、出来ているからこそ、ポジティブな所では本領発揮が出来ない。
オレはこのまま、このまま……
キ「もういいんじゃないか?」
もう、大きな身体すら保てなくなった時、キラーが、現れる。
キ「あんたが居ないと、オレも帰れないんだ。」
そう言うとキラーは、オレをテレポートさせ、この幻想郷から去った。
そうして、オレは
今回、この世界に負けたのだった。
………………
……………………
???「おーい!起きろー!」
うーん、なんだ、誰かの声が聞こえる。
???「早くしないと、始まっちゃうぞ!」
始まるって、なにをだ?
オイラは確か、ナイトメアと……
ナイトメアと………
サ「ナイトメア!?」
ミ「うわ!?びっくりしたー!」
そう言って、飛び起きてしまう。
そうだ、オレは今、ナイトメアと戦って…
あれ?ここは?
ミ「やっと起きたか、ここは『再思の道』私達が出会った場所だよ。」
サ「あれ?オイラはなんでここに?」
ミ「あなた達のおかげで、全部丸く収まり、せっかくだからあなたが来たここで、宴会をしよう。ってことになったのよ。」
つまり、勝ったってことか。
サ「なるほどな、それじゃあ、行くか。」
ミ「もう動いて大丈夫なの?」
へへへ、心配性だな。
サ「大丈夫さ。行こうぜ。」
そう言って、オレ達は宴会に向かう事にした。
霊夢「おっ、来たわね。」
魔理沙「おーい!こっちだ!」
宴会に向かうと、霊夢達が席を空けてくれていた。
やはり宴会と言うだけあって、見たことない顔も多い。
魔理沙「ようよう!今日の主役!調子はどうだい?」
魔理沙は、もう酔っているのか、ものすごい勢いで、だる絡みモードに入っている。
霊夢「ちょっとあんた、まだサンズも来てなかったのに、飲み過ぎよ。まったく…」
魔理沙「いいだろー?せっかくの宴会なんだから。」
やっぱりいつ見てもこの2人は仲が良いな。
そんな事をしていると、横から日傘をさしたレミリアが来た。
レ「あら、サンズじゃない。目が覚めたのね。」
サ「あぁ、あれからどうなったんだ?」
レ「あれからは、まず、死人がいないことの確認、壊された所の補強それを少しした後は宴会の準備をして、今に至るわ。」
宴会に入るのが早いな。
サ「なるほど、それじゃあまぁ、楽しめば良いってことか?」
レ「そういう事よ、楽しみなさい。」
そうして、オイラは宴会を楽しむ事にした。
妖夢「サンズさーん(T_T)」
妖夢「私!心配したんですよ!もう、起きないかとー!!」
そう言って、妖夢が泣き付いてくる。
サ「済まなかったな、もう大丈夫さ。」
妖夢「良かったです。お怪我はごさいませんか?」
サ「あぁ、サンキューな。」
早苗「サンズさん!無事でしたか。」
サ「あぁ、大丈夫だ。」
早苗「良かったです。」
サ「あぁ、本当にありがとな。」
に「盟友!!大丈夫かぁー?」
サ「あぁ、おかげさまでな。」
に「良かったよ。会ったばかりの盟友に死なれるなんて、悲し過ぎて機械いじりも出来ないからね。」
サ「へへへ、本当にありがとな。」
に「構わないよ、どうせ紫なら帰せるだろうし、今は宴会を楽しもう!」
サ「おう!」
チ「それでね、大ちゃん。」
大妖精「ウンウン!」
サ「………」
チ「おっ?サンズだ!どうしたんだ?」
サ「お前、その大ちゃんってのが、死んじまったんじゃないのか?」
大妖精「えぇ、ですが私は妖精なので生き返りますよ。」
サ「…………」
そう言えば、魔理沙がそんなこと言ってたな…
チ「?」
そうして、楽しい時間は、あっという間に過ぎ去り、帰る時になってしまった。
紫「それじゃあ、帰すわよ。」
サ「あぁ、頼んだ。」
ここに来て1日も経ってないが、何故かもう寂しいな。
魔理沙「なんかもう寂しいぜ。じゃあな。」
レミリア「あなたの運命、とても面白かったわ。」
早苗「そっちに戻っても頑張って下さい!」
にとり「それじゃあね!盟友!」
妖夢「離れても!私達は友達ですからね!」
咲夜「よく知らないけど、幻想郷をありがとう、また会えたらトリックの1つでも見せてあげるわ。」
紫「あなたは、何も言わなくて良いの?」
霊夢「……」
サ「霊夢、本当にありがとうな。」
サ「楽しかったぜ。」
霊夢「………寂しいわ。」
霊夢「でも、ここで、引き止める訳には行かない。だから、寂しいけど、さようなら。」
霊夢「そのスペルカード、取っといてね。」
霊夢が言うスペルカードとは、ナイトメアを倒す時に使った、
幻想『紅く白い骨の折れる陰陽玉』
ここに来たという、大切な思い出だ。
サ「あぁ、絶対に取っておくさ。ありがとう。」
サ「それじゃあな。」
霊夢「えぇ、もう来ない事を願っているわ。」
霊夢「あなたの為に、ね?」
サ「へへへ、そうだな。それじゃあ。」
霊夢「うん、さようなら。」
紫「転送を開始するわよ。」
そうして、徐々に隙間に入って行く。
そうして、そうして…!!
«ダッダッダ»
サ「ん?」
«ガバッ!»
サ「おう!?」
なんと帰る直前、サニーミルクが、抱き着いてきたのだ。
サニーミルクは、抱き着くと泣いてはいるが笑顔で、
ミ「それじゃあね!」
オイラは、サニーミルクの頭を撫で、
サ「あぁ、じゃあな。」
そう言って、サニーミルクと離れた。
そうして、今度こそ、今度こそ……
パ「サンズ!起きろ!」
サ「んー?」
そうして、目が覚める。
パ「いつまで寝ているのだ!」
サ「ここは?」
辺りを見渡す、するとそこはリビングのソファーだった。
パ「まったく、こんな所で寝てしまうとは…」
今までのは全部夢?
そう考えていると、手に何か違和感を感じる。
サ「へへへ、済まなかったな、兄弟ちょいと、いや、凄く疲れちまってな。」
パ「まったく、仕方ないな兄弟は…」
パ「ん?兄弟、その手に持ってるのは?」
サ「あぁ、これは…」
オイラが持っていた手の違和感…
それは1枚のカードだった。
1人の巫女と、1人のスケルトン。
そして、真ん中に陰陽玉が描いてあるカードだ。
そう、こいつは、
サ「オイラの思い出が詰まった宝物だぜ。」
コメント
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す、すげぇ! メアが負けたのは悔しかったけど、サンズが勝てて良かった!