注意事項等は第一話にてご確認お願いします
ほんの一部nqrd要素あり(※本番ないです) いつも通りrdnqメイン
地雷さん回れ右です
nq視点
今までずっとやってみたいなと思っていたことをふと思いだす
まあ、今からでもできることだしらっだぁに相談してみようと軽い気持ちで喋りだす
でも、難しい顔をされるに決まってる….そうおれは思っていた
nq『らっだぁ~?たまにはおれに攻めさせてよー?』
rd「いいよ?今何時?」
…いいよって言った?
らっだぁから返ってきた言葉が信じられなくて、驚いて、適当に見ていたスマホを勢いよく音をたてて机に置く
え?いやまさかそんなすんなりOKしてくれるようなもんなのか?断られると思って、軽い気持ちで言ったおれがおかしかったのか?
でも、いいよって即答だったし…らっだぁは自分が受けになることに対してなにも思うことはないのか…?とすぐに疑問が浮かんだ
それに今が何時かだとかどうでもよくないか?なんで今それを聞いてくるのだろうとは思いつつ、机に置いたスマホをもう一度手に取り、時刻を確かめる
『今~?10時半前くらい』
「ん、ありがと…じゃあ寝室で待ってるから11時くらいに来て?」
『….ん?』
ん?寝室に来て…?普通に誘ってきてるよね
え、あ?本当にいいんだ…
「あー、でもさっき風呂入ったばっかだし…準備することも特にないか」
「じゃあ、準備できたらきてよ」
それだけおれに伝えてらっだぁは部屋を出て行った
余りにも速いスピードで物事が進んでいったので、状況を理解仕切れずに混乱している頭を落ち着かせようとひとつずつ内容を処理していく
…?
いいんだよね?今日はおれが攻めても…
どうしよう…すっごい楽しみになってきた
だってまだ見たことないらっだぁの姿見れるってことだよね?
興奮のせいか心臓のドクドクとした音が頭の中でうるさいほど響いている
そして、それまであった不安感や戸惑いは「楽しみ」という悪戯で純粋な強い気持ちに潰されて薄れていった
とりあえず今は本当に「楽しみ」でしかたがない
おれも特にこれといった準備がないので、水のペットボトルだけを持ってらっだぁがいるであろう寝室に足早に向かう
軽くノックしてから扉を開けると、そこには優しく微笑みながらベッドに座っている恋人の姿があった
水のペットボトルをすぐにベッドサイドに置いて、隣に座り、しばらく恋人のことを見つめてみる
恋人にはいつもと変わった様子は全くなく、自然体で特に緊張はしていないように見えた
なんで、それほどまでに余裕があるのかと少し疑問に思う、やっぱり年上だからとか?…それは違うかも
じっと見つめすぎていたのか、らっだぁは「どうしたの?」とおれに問うようにして首を傾げてきた
それは、わざとしたものではないということは分かっているが、首を傾げてこちらを見つめてくる目が上目遣いになっていて可愛らしく、思わず唾液を飲み込み喉を鳴らす
可愛い、可愛い
だが、らっだぁもいつもはおれのことを見つめてはこんな風に思っているのかなと考えてみると少し恥ずかしくもなってくる
そして、ただおれはもっと可愛い姿が見たいと言わんばかりに無意識の内に彼の紅く染まりかけた頬に手を伸ばす
すると、彼はおれの手に甘えるようにして頬を擦り寄せてきた
そんな光景に思わず口元が緩んで思わず表情が和む
そして、今日はおれが攻めるぞー!と自分を奮い立たせた
そのまま彼の頬に両手を当てて、口づけをする準備をしてもらおうと声をかける
『目摘むって?』
一度おれのことを見つめた後、彼は素直に目を摘むってくれた
おれは彼にすぐ唇を重ねて、 まずは本当に唇を重ね合うだけの優しく可愛いキスを何度も繰り返す
わざと音をたててみたり、少し長めにしてみたり
すると、キスに夢中になってきたのか彼はおれの両手首を掴んできていた
おれはそれに応えるかのようにして、少し舌を出して唇を叩いてみる
すると、彼も舌を出してくれて、お互い甘噛みしあうかのように少し舌を絡めては離すキスをまた何度も繰り返す
もうこれだけでも充分なくらいに気持ちよくなってきて、脚を彼の脚に絡めては体を引き寄せて、腰を淫らに振ってみる
そうすると、彼は手をおれの手首から離して、もっと身体同士が近づいてくっつくようにとおれの腰を抱いて、引き寄せてくる
すると下半身同士があたっておれの勃っているものに彼の勃っているものがあたってきた
そして、当たり前にそれがおれをさらにえっちな気分にさせてくる
多分彼がおれの身体を引き寄せてきたのはわざと勃っているものをあてるためだということがなんとなく察することができ、発熱したかのように全身がぶわっと熱くなり震える
そんなキスを繰り返す内にお互いの興奮は高まってきて、呼吸も乱れてくる
そして、この高まった興奮を発散させるにはこんなキスだけでは物足りなくなり、先程よりも丁寧に互いの唾液を交換しあうようにと濃厚に舌を絡ませ合う
より濃厚になったキスだけに気を取られていた今、彼は「こっちもすごいよ」と囁いて、ぐりぐりと下半身を押し付けてきた
それに対しておれは、「こっちももっとすごくなるからね」と対抗するように腕を彼の首の後ろへと回し、 口内にまで舌を進ませて口内の天井や歯列をなぞる
それに対して彼はすぐに、もっととせがむように舌を吸ってきた
これまでにはないくらいに二人共がキスに夢中になっていて、それは呼吸をするのを忘れてしまいそうなくらいの勢いだった
何度も彼の身体が揺れたり、ビクビクと振動したりするのを直に感じて、それはキスが濃厚になればなるほどその頻度は頻繁になっていった
頭がふわふわとして、今にでも溶け出してしまいそうなキスを続けたまま優しく押し倒し、ようやく舌を離してキスを辞めようとした
だが、彼はおれの頭を抑えて引き留め「まだ」と小さく呟いた
おれはそのかわいいらしい行為をされたことが嬉しくて、彼の耳を両手で塞いで、さらに熱烈なキスを注ぎ、貪る
すると、聞いたことのなかった甘い声が彼から漏れだした
彼に強く頭を抑えられて抱きしめられているため、離れようがなかったおれはその甘い声をとても近い距離で聞けたことに満足した
身体同士が密着し、すぐに熱く火照った彼の体温が直に伝わってきて不思議な気持ちよさを感じる
それからしばらくして、彼に背中を叩かれてはっとし、すぐに唇をはなした
キスに夢中になりすぎていたせいで全く気付かなかったが頭がぶわぶわとした痛みに襲われてずっと前から酸欠だったことに今になってからようやく気が付いた
そして、目の前には頬を紅く染めていて瞳の潤んだ、乱れ髪の恋人がいて、今は荒くなった息を必死に整えているようだった
きっと彼もずっと前から酸欠だったのだろう
そんな彼を落ち着かせるようにと頬に手を当てながら手櫛をしてあげた
そして、彼の息苦しさが完全に治ってしまう前に、一度軽いキスをして慣れた手つきでズボンを脱がしていく
パンツの上から彼の勃っているものをなるべく刺激を与えないようにわざと優しく撫でる
すると、すぐに潤んだ青い瞳が「それはなんか違う」と一生懸命に訴えかけてきた
少し意地悪をしたかっただけなので、すぐにパンツを脱がしてあげて、手にローションを垂らす
その光景を見た彼は身体を起こしてきて、おれのローションの垂れている右手を掴んできた
なにをするのかと思えば、自分の勃って大きくなっているものをおれの右手に無理矢理握らせて、おれの右手を上下に動かし始めた
彼はまた意地悪をされると思ってそのような行動を取ったのではないかと考えると、とても可愛く思え、おれは自分の意思で右手を上下に動かし始めた
それで安心したのか、彼はおれのことを抱きしめてきた
しばらくはおれも彼のことを抱きしめていたが、さっきまでのキスのことを思いだしてしまい口がどうしても寂しくなってくる
左手で彼の背中を叩き、顔をあげた彼の顎を引き寄せてまたキスを交わす
だが、あまりにも夢中になりすぎても困るので舌が触れあってもすぐに離れる程度に抑える
すると、今度は空いた左手が寂しくなってくるので、おれのことを抱擁している彼の両手の内右手だけを取って指を絡ませて手を繋ぐ
そして、弱い刺激で焦らしていたのでそろそろキツイかなと思い指先や手の平で彼の亀頭を刺激する
すると、次第に息が荒くなり彼の全身が震え始めた後弱い声でおれに囁いた
「…な…るせもうそろそろ…♡♡」
『イきそ…?』
静かにおれの問いについて頷いて、さらに手をぎゅっと握ってくる
彼の揺れ動き、目を細めたせいで大きくなった瞳を見つめては微かな満足感を得ていた
『イって?…出して?』
とおれからお願いするように耳元で囁く
「…あ”♡♡」
すると、彼は身体を大きく震わした後、濁った声と一緒に彼は白濁を吐き出して天を仰いだ
可愛い…嬉しい♡♡イってくれた
おれの手でイってくれたことが愛おしくて堪らなくて、それが言葉で言い表すことができないくらい幸せで頭の中がふわふわとした快感で一杯になってあふれそうになる
それがなにからくる快感なのかは分からない、でも気持ちいいから別にそんなことなんてどうでもいいと少しズレた考え方にさせられる
その快感はずっと続いて、その快感に溺れてしまって頭がボーッとして、おれは次第になにも考えることができなくなっていった
rd視点
「なるせー?」
おかしい
何度声をかけても返事はなくて、ただ溶けて幸せそうな顔をするだけ
今日はなるせが攻めるんじゃなかったの?
でもこんな溶けきっちゃってる状態でできるの?
「なるせ?もう我慢できないよ?….俺が攻めるよ? 」
やっぱりなにを言っても反応すらない
心配になって手を握ってみると手が震えていた
え?ちょっとこれほんとに大丈夫?
さらに手を強く握ってみる
『ん♡♡…♡』
え?これもしかして気持ちよくなってるだけだったりする?
それからしばらく手を握りながら声をかけ続けたが返ってくるのは甘ったるくなりすぎた嬌声だけだった
…それに俺もその間焦らされ続けているわけでさすがに苦しくなってくる
「ねえ…なるせ、我慢できないって、俺が攻めるからね」
と苛立ちを孕ませた声で訴えるが、やはりしっかりとした返答は聞こえてこなかった
…
まぁ、しっかり忠告はしたし…♡♡?
nq視点
らっだぁの声が微かに聞こえてくる
でも、なにを言っているのかは全く分からない
それに、身体にも力が上手く入らない
意識もはっきりしていないようだし、視界もぼやぼやとしていて目の前ですらあまり見えない
あれ?
おかしい
ぼやぼやとした視界の中でも分かるくらい一気にがらっと視界に映る光景が変わった
その後すぐに目の前になにかが置かれたと思えば、ようやく焦点が合い、目の前が見えるようになった
それから、第一に目に飛び込んできた光景は鏡に映った自分の顔だった
なんで鏡が?と目を擦ってもう一度、目の前に置かれている物はなにかを確認した
だが、やはり目の前に置かれた物は鏡で間違いないようで、それには自分の顔が映っていることも間違っていないようだった
この状況に混乱しつつも、とりあえず身体を起こそうと一度、身体に力を入れてみる
…冷た!?冷たい…?
急に身体のどこかに不快な冷たさが走り、身体の力が全て抜けていく
それにどこかが圧迫されているようで苦しさと気持ち悪さも感じる
この苦しさと気持ち悪さの正体はなに?
今度は、その正体がなんなのかを突き止めるために後ろを確認しようと身体に力を入れて動かしてみる
だが、やはり身体には力が入りずらくなっていて、思い通りに身体を動かすことができない
それでもなんとか後ろになにがあるかを確認するために首だけ動かしてみる
…?!
「なるせ…鏡見てたら♡♡?」
『…ちょっと!?』
彼が口を開いてなにか喋りだしたと思えば、すぐに首を抑えつけられてしまい、強制的に鏡を見つめさせられてしまった
なんで…なんで…こうなってるの?
そもそもおれが今日は攻めるって話じゃなかったけ?
…
…
…?
もうなにがどうなって、なにが起こっているかが分からない…そんな 恐怖におれは襲われた
rd視点
「なるせ…鏡見てたら♡♡?」
『…ちょっと!?』
こちらに振り向いてきたなるせの首を掴んで、無理矢理、鏡のある方向を見つめさせる
「なるせがどんなにかわいい顔してるか教えてあげようと思って」
「…あっ、ごめん、ちょっと冷たかったよね?ローション」
「でも、もうちょっとだけ解かさせて」
それだけのことを呟いて、なるせの返事を待つ前にまた解かすことを再開させる
『らっだぁ…』
「だいじょーぶだよ?」
きっとこれはなるせの求めていた言葉ではないことなど分かっている
だってなるせはきっと「なんでこうなってるの?首抑えつけるのやめてよ」って意味を込めて俺の名前を呼んだんだろうから
『….違う…』
ほら、やっぱりなるせの求めてた言葉じゃなかったみたい
「お願い?見ててって…鏡」
もう一度なるせの首を強く抑えると、ようやく従ってくれたようで鏡を見つめてくれた
….だが、少し乱暴をしてしまったと罪悪感が俺の中で芽生える
ちょっとは優しくしないとと感じながら、指の関節を曲げてなるせの中を圧迫して刺激する
すると、なるせはいつも通り小さく鳴きだすのではなく、苦しそうに下品に染まりきった鳴き声を立派に響かせた
人差し指、中指、薬指と三本の指を縦に重ねて挿れていたものだからローションのおかげで痛みは感じていなかろうと、なるせにとってはその圧迫感が相当苦しかったのだろう
何度も何度もその三本の指を曲げてはなるせの中を小刻みにぐりぐりと押し潰す
するとぎゅっと枕を握ったり、いやいやと首を振りながらも腰を振る矛盾した行動をなるせは取り始めた
そして、鏡を覗くと俺からもよくなるせの可愛い顔が見えた
だが、それは一瞬だけで、なるせはすぐに頭を下げて枕とにらめっこを始めた
それでも鏡を覗き続けているとふわふわとした綺麗な桜色の髪の毛の間から涙で潤んだ瞳が覗いた
見えそうで中々見えないその瞳はしっかりと鏡を見つめているようで、苦しそうな表情をしていた
すると、とうとうなるせは『これやだ…』と正直な言葉を発した
それに対して俺は圧迫感で苦しいのが嫌なんだろうと自分の中で答えを出しつつも「なにがやなの?」と意地悪な問いを投げかける
『…鏡、やだ』
「……鏡がやなの?」
なるせは小さく頷いて、少し震えた声で呟いた
『恥ずかしいの…』
そっかぁ、なるせは自分の感じてる顔見る方が嫌だったんだと意外な返答に驚いた
それに、そう言われたらもっと意地悪したくなってくる
でも、そんなことより「恥ずかしい」なんて言葉をなるせが言うことなんて今まで無かったから、初に頬を赤らめた姿が本当に可愛らしくて堪らない
「分かった、鏡頂戴?」
意地悪したかったけど、さすがにかわいそうだと思ったから素直に鏡を受けとることにした
カチャカチャとチープな音をたてる鏡をなるせから受けとってベッドサイドに置き、代わりになるせが持ってきてくれたであろう水のペットボトルを手に取る
なるせの中から指を抜いて、ペットボトルのキャップを開ける
「起き上がれる?お水飲んで?」
『だいじょぶ』
時計を見るとちょうど今、日付を跨いだようで、すでにかなりの時間が経っていることに気付いた
お水を飲ませて申し訳程度に少し休憩させる
「で?なるせが攻める?どうする?」
『….』
今日はなるせが攻めたいって言ったことから始まった訳だがきっともうなるせは受けの気分になっているだろうと思いながらも一応なるせに聞いてみた
すると、なるせはしばらくの間、沈黙を貫いて『それはまた今度でいいかも』と予想通りの言葉をぽつりと呟いた
俺は一応本当にいいのかと聞き返してみたが『もう、慣らされちゃってるし….お前のせいだから』と目を逸らしたが満更でもなさそうな態度をとってきた
「もうちょっとかわいくしてくれたらいいのになー?なるせさん」
おれのそんな発言についてもなるせは少しの間沈黙を貫いて、申し訳なさそうな顔をした後に口を開いた
『….気持ち良くしてください///』
そう、ぎこちなくお願いしてくる姿は俺のなにかを一瞬のうちに破壊していった
続く
約7000字と少し長めでしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました
この作品 【rdnq】 は3日後となる2月3日にフォロワー限定公開にさせていただきます
今回、一時的に全体公開にさせていただいたのは新作公開を記念してです
それと1月にひとつはどうしても投稿したくて、前編と後編に分けました(前編の話はずっと前からできていて、だいぶ溜めてました)
【追記】
ひとつわがままを言わせてください
rdnq、nqrdの供給が余りにも少ないです
そこまでマイナーcpではないと思うのですが…
もっと供給が増えてくれることを祈ります
私のようにそう思っている方は是非コメント欄にて「それな」をお願いします、モチベーションが上がります(?)
失礼しました、楓(ふう)でした
コメント
2件
自分もrdnq飢えてるので助かります。それなです。
いやもうまじでそれなとしか言いようがない