TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

失わないと気付かない

一覧ページ

「失わないと気付かない」のメインビジュアル

失わないと気付かない

1 - 失わないと気付かない

♥

44

2024年11月18日

シェアするシェアする
報告する

初投稿

語彙力皆無

DreamtaleとXtaleの二次創作、三次創作かも

OK?👌´-

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

真っ白な空間に、別時間軸で集めた建物。

いくら繋ぎ合わせたとしても、偽物。

そんな空間をずっと見つめてる俺も可笑しい奴だ。気分転換に先輩に自分の世界に帰っていいと言われたが、やることなんてない。

暇だから歩き回ってみる。


「おい、お前」

後ろから声をかけられる。

後ろにいたのは、見るからにガラの悪い男のモンスターだった。頭には狐らしき耳が生えていて、尻尾は多く触手みたいにうねっている。

「誰すか、あんた」

「お前がこの世界を作り変えたやつか?

俺は自分の故郷をなくした。何者かの仕業でな?」

「俺だが……」

その瞬間、男の目付きが変わる。

「そうか、それは良くねぇな、お前ら!こいつをいたぶれ!」

男が叫べば、周りから仲間らしき狐男がこちらに寄ってくる。あまりの威圧で、俺は後ろに下がる。

「おいお前ビビってんじゃねぇよ」

「大した事ねぇな(笑)」

「早く殺っちまおうぜ、親分」

「そうだな」

そう言うと、俺に殴り掛かる。

俺は休暇中で油断していたため、あっさりと倒された。

「く……くそ……が……」

「こんくらいなのかよ、もっと強いと思ったわ(笑)」

「連れていくか」

そう言うと、視界が暗転した。


気がつくと、暗く狭い部屋。

周りを観察すると、ベットに横たわっていることがわかった。

「よぉ、お目覚めか?」

どうやら俺はこやつに押し倒されているようだった。

「や、辞めろ!離せ、離せ!!」

「そうはいかねぇんだけどな。とりま、鎌で割いてやる」

グチャっとやな音が響く。

痛い、今までの何倍も痛い。たすけて、だれか、だれか……?

そうか、俺を助けてくれるやつなんて、いないのか

それなら、ずっと、このままでも……

こっちの方が、苦しまないで死ねる……のか?

それなら、この辛い現実を受け入れるより、一生夢の中をさまよう方が、俺にとって楽かもしれないな……



「お前は俺の事、どう思うんだ?」

低く、別の威圧感のある声。そして、懐かしい声。誰だったっけ…

先輩?

俺はついハッと飛び起きる。

俺はベッドに横たわっていて、手や足に包帯が巻かれている。そして、隣に居たのは先輩、いわばナイトメアだった。

「随分と長い悪夢だな、3日間は起きてないぞ?」

「貴方が見せたんですか…?」

「いや?俺はお前が3日前だったっけな、朝俺より早く起きてるお前が起きてこないから、ずっと隣にいた。それだけだ。

ただ、


お前は何故自傷行為をした?」

「え……俺、俺は……なんも……なんも……ぁ……ぇ……なんで……おれ……おれ……?」

「……。」

先輩は言葉を上手く発せれない俺を優しく抱き締めた。



「俺はお前を甘く見ていた。」

そっと呟いた。クロスに届く訳でもないのに。

クロスが寝て3日間。俺は此奴に情を求めてしまった。

クロスが恋しい。欲しい、俺の物。

なんでだろうな。俺はホントの気持ちすら自分で殺してしまっていた様だ。

「なぁ、お前は俺の事、どう思うんだ?」



「お前となら、俺は一緒に死ねる。」


loading

この作品はいかがでしたか?

44

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚