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(※今回のお話は上、下で分かれてます)

前回のあらすじ:おじさん三人、帰れるようになるまでユニバースター滞在決定

〜その次に到着したセバスチャンとガキウスを添えて〜

まぁそんな事もあり、三人は適当に制服を着る。

忍はちゃんと着ているのに対し、玄爾は相変わらず上着を肩に掛けている。

一方、現代の衣服に慣れない霊巌は仕方なくシャツを着て、上着は帯の様に巻いていた。

時計を見ればどうやら朝食の時間が近いみたいなので、三人は食堂へ向かう事にした…

忍「玄爾、おかわりは一回だけだからな」

玄「いや、今回はメシの味がどうなのか確かめるだけだからそれはしねぇよ。」

霊「たまには、儂も膳(ご飯のこと)を取るとしよう。」

忍「爺さんは酒呑みすぎなだけだろ」霊「忍殿、それは普通に儂の精神に効く」

とりあえず食堂にて。各自好きなものを取っておいた。

玄「とりあえず、寝る場所は確保出来たのはデカイよな〜それとタダ飯も食い放題ってな…」

霊「あぁ、酒も問題なく飲めるが…しばらくは控えるとしよう。」

忍「そういやたまに爺さんからワインとかの香りするけど…」

霊「あれは異国の地で手に入れた酒ぞ。中々美味くてなぁ」玄「でも呑んでる事には変わりねぇぞ」

食事の中、別のテーブルで食事しているまなみ達を見つけるが、あえて見守る選択をする。

さて、場面を変えよう。

忍達は教師から特別に授業体験をする事になったみたいだが…

一方、まなみ達の教室にはお付の者と共に一人転校生が入ってきたみたいだ。

🧑‍🏫「今日から皆さんと一緒に、この子がこのクラスに入ります。皆さん、仲良くしてくださいね。」

シ「僕はシリウスって言います。こっちは…僕の執事だよ。」

🌸「執事か…ん?そういやおじさん達がシリウスとか言ってたような…」

「まぁ…いっか!」

一時間目が終わったあとのこと、まなみ達はシリウスの元へ行く。

⭐「シリウスくんって、執事さんが居るってことは…もしかしてお金持ちだったりするの?」

シ「あぁ、一応…王族ではあったね。(※ガチの王族です)」

🌊「王族!?なんでこの学校に…」

シ「元いた所が滅ぼされちゃって…どうにか執事と一緒にここへ逃げたんだ。」

すると、キンコンカンコンとチャイムが鳴り、授業の始まりを告げる。

さて、ここらで一旦視点を変えようか。

👨‍🏫「お三方、是非とも授業を体験なさっては如何ですか?」

忍「あぁ、折角だし受けてみるか。」玄「んぁ…めんど。」

霊「良いだろう、儂も興を抱いてきたことだし。」

と言うわけで、おじさん三人による授業体験が始まった。

まずは体育からだ。手始めに100m走を走ってもらうことになり、三人は余裕そうにしている。

おそらく戦闘経験のある三人ならば余裕だろうが、一番の心配があった。

忍「爺さん、無理はすんなよ…」

玄「流石に1000年仕込みだからって、腰ブッ壊したらアウトだからな?」

霊「なに、儂は鬼ぞ。そんな事で腰を壊すようなことはあるまい(この言葉を覚えておきましょう)」 👨‍🏫「では、位置について…」

三人はそれぞれ異なる構えで合図を待つ。忍はクラウチングスタート、玄爾は明らかにバトンリレーでバトンを受け取る際の走者の構え。あとは霊巌に関しては直立不動。

次の瞬間、ピストルがパーンと弾ける音を鳴らし、スタートの合図を示す。

三人は同時に駆け出し、それぞれ個性ある走りでゴールを目指すが、ゴール直後で悲劇が起きた。

忍「うっし!俺が一番だな!」玄「ゔっへ…変身前だけど疲れる…」

忍「そういや、爺さんは…」

次の瞬間、まるで殺人事件に遭遇でもしたかのようにブッ倒れてる霊巌を二人は見てしまった。しかも、腰を抑えているではないか…まさかと思ったが、本人の口から一言真実が語られる。

霊「す、すまぬ…やはり老いた身なのか、突如として稲妻が当たったように激痛が…」

玄「ただのぎっくり腰じゃねぇかよ」霊「そんな事言わなくても分かっておるわい」

なんとも立派にフラグ回収をせし霊巌であった。

その後も三人は様々な授業を体験する。しかし、時にはハプニングも起きる。

玄爾に至っては、家庭科の体験授業で茹でる筈の野菜を生のままガジガジ食べてしまったり…

霊巌に関しては算数でガッツリポンコツになってしまい、忍は駄目駄目過ぎる二人に頭を抱えた…

やっと訪れるはみんな楽しみな給食のお時間。

玄爾は相変わらず沢山食べてるし、霊巌は酒を呑みたい欲を抑えて牛乳をひたすらに飲む。

忍はやっぱり普通に食べてる。もはや忍だけがツッコミ担当になってるかもしれない。

はたまた視点を戻し、午後の授業。

まなみ達は体育の授業を受けている…のだが。

🍁「シリウス…どうして、見学してるんだ?」

転校生は執事に関しては傘を差してもらい、体育を見学しているようだった。何故なのか、四人はその理由を聞いてみる。

シ「あぁ、僕は生まれつき陽の光が苦手で…あまり、浴びれないんだ。」

しかし、シリウスは吸血鬼とバレたら一発アウトなのを知っている。吸血鬼の弱点の中に日光があるのは知っているだろう。だからこそ、生まれつき陽の光を浴びれないと言う理由でごまかした。そして、お付の者としてそばにいるセバスチャンの方は、先祖代々陽の光を浴びれない体質だと語る。

🌸「そうなのか…シリウスも執事も、大変なんだな…」

ここからは一旦省略し、夕方。授業も終わり、寮に帰る頃…

そろそろ日が沈む為、シリウスは少し焦りを感じていた。何故なら、実は移動の際にチラッと忍達を見かけてしまったのだ。バレてはまずいため、足早に寮へ向かおうとしていた。

一方、忍達も少し嫌な予感を察知していた。まさかここまでシリウス達が来るわけあるまいと…

🌊「あ、シリウスくん…良かったら、寮も案内してあげようか…?」

シ「いや、自分の部屋ぐらい覚えているから…」

だが、まずいことに忍達も寮に向かっている所だった…

シ「そ、それじゃあまた明─」玄「ガキウスこの野郎!!どこにいやがる!!」

玄爾のでっかい声が廊下に響く。次の瞬間に日が沈み、シリウスの髪がゆっくりと白くなっていく。 同時に、セバスチャンの方もシリウスと同じように髪が白くなる。

⭐「シリウスくん!?どうしたの…!?」

忍「嬢ちゃん達!一旦離れろ!」

どうにか四人の元に合流した忍達は、シリウスの事を指さしながら前に出た。

セ「はぁ…何であなた方がここにいらっしゃるのですか…」

霊「それはこちらの台詞ぞ。其方こそ何故此処に。」

🌸「まさか、おじさん達が言ってたシリウスって…」

シ「ちっ、バレたなら仕方ないか。セバスチャン…シノブ達を始末してくれ。」

玄「あぁ?ガキ共の前で俺らの血生臭い景色見せる気かぁ?」

セ「ぐぬぬ…貴方と言う方はいつもいつも殿下をガキウス呼びして…!」

まずい、セバスチャンの怒りを玄爾はいつものように買ってしまった。

忍「まぁまぁまぁ、アイツらも目的ってもんはある…玄爾!攻撃したらおかわりナシだ!」

玄「( ˙꒳​˙ )スン(ご飯関連だと突如良い子になる)」

シ「何って…突然、此処に眷属が来ちゃったから回収に…」

🌊「まさか…おじさん達が最初に倒してくれた人形の怪物は…」

シ「あれが僕の眷属だけど…倒されちゃったのは仕方ないか。」

🍁「シリウス、わるいやつ…じゃないの?」

セ「その辺りは…申し訳無いですが、あまり話せません。」

忍「じゃあ、あんたらは眷属の回収か…なら、今は一次休戦ってのはどうだ?」

セ「その様でしたら、私共も承知しておりますので…」

結果的には、忍達はシリウス&セバスチャンと一次休戦と言う形を取りつつ、ゲムヒロにも事情は話しておくことにした。だが…

夜になったせいか、異変は起きる。

校庭の方から、恐ろしいうめき声が聞こえてくるではないか。

セ「この声には聞き覚えが…」シ「セバスチャン、眷属じゃないのかい!?」

霊「童達、もう夜だが…ついてくるか?」

忍「嬢ちゃん達が言うバグウイルスに関しても色々と知っておきたいけど…どうする?」

🌊「怖いけど…皆で行くしかないですね…」

玄「ともかく、皆で様子見に行くか…」

恐る恐る校庭の方へ出てみると、そこには…

バグウイルスと眷属が合体した奇形な怪物が大量にいるではないか。

それともう一人。背後に忍ぶ人影があった…

?「バグ眷属…これは拙者達に相応しき駒であるな。」

「ならば、この拙者があの者たちを…玉砕してしんぜよう。」


果たして、忍達は大量のバグ眷属を処理しきれるのか…

─転校生と大蛇忍者の巻:上・終─


─次・転校生と大蛇忍者の巻:下─

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すてきな追記:思ったより長くなりそうだったから上、下で分けて書くことにしたよ!!そこら辺は許してね!!

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