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# fake Love
多分昔描いたものが下書きにあったのでせっかくなら出しときます🙄🙄
モブ赫 有
桃赤
なんでも許せる方むけです!
時計の音だけが響いている6畳半の小さな部屋孤独を噛み締め眠りに落ちようとした時 スマホのバイブ音と共に光が指す
眠い目を擦りながら冷たい床に足を下ろす 。そこには一通の通知が入っていた
: 今から会えない?
嬉しい 俺って誰かから必要とされてるんだ なんて今からされる事を分かっていながら 喜んでしまう。そんな自分が嫌いだ
髪を整え 化粧をし 服を着替え 家をでる
深夜 ネオンに照らされ欲と金にまみれた街を歩くこの街は常に穢れている
1歩 1歩重い足を持ち上げ彼の家に着く
少し緊張しながらインターホンを押す
: 鍵空いてるから 入って
赫: はい
扉がしまり重い空気が漂う
数時間後
彼から見放されるように家から追い出されるどうせ俺なんて身体だけの都合の良い恋人
愛なんてない 複数の痣や傷を隠しながら重い足取りで家に帰る
彼はいつもこれは愛だと云う 信じていた
でも俺はこれが愛なんかじゃないと気づくのが遅すぎたみたいだ
この関係が続いて1年が経とうとしていた時また俺は彼の家に行く
その時俺は電車の中で知ってしまった
お揃いのネックレス 左手にはお揃いの指輪 彼女さんのお腹は膨らんでおりそれを愛おしそうに見つめ微笑み合う夫婦
そこで初めて知ってしまった 俺は愛されてなんかない 必要ともされてない きっと彼からしたら俺は居なくなっても分からない存在なんだって
彼の家から2つ前の海沿いの駅で降りる
いつもより少し軽い足取りで海沿いの道を1歩1歩と歩いて行く
靴と靴下を脱ぎ 上着を畳んで砂浜に置く
薄着1枚のまま1歩進む 、 刺されるように冷たい海、まだ足先だけでも全身が冷える
最後に一通 彼に メッセージを 送信する
赫: さようなら。
既読の着いたまま 返信が来る気配が全くない当たり前だ むしろ俺みたいなやつなんて彼の前から消えた方が好都合だろう
1歩、1歩 水平線をめざして進む 凍てつく空気荒くなる呼吸 覚悟を決めて突き進む
腰まで浸かると自分から体温が消えていくのがわかる
こんな俺を嘲笑うかのように波が背中を押してくる そのまま波に身体を預け 沈んでゆく
冷たい 苦しい 辛い 寒い
こんな最後が来るくらいなら生まれて来なければ良かった
なにも音が聞こえなくなる 目の前が真っ暗になる 遺書も遺言も残せないまま死ぬんだな俺
薄れゆく意識の中覚悟を決めて目を閉じた
?:おい ッ゛ !! 聞こえるかッ!?
?:起きろッ ゛おいッ゛
声が聞こえた気がした
聞いたことない少し低めの声
俺の事を呼んでる気がした
もしかしたら俺必要とされてるのかな
そんなことを考えていたら
息ができるようになった 身体が温もりに包まれた 俺 天国に来れたのかな?
重い瞼を開けると 桃髪の 男の人が見えた
俺の事を慈愛に溢れた顔で見つめている
今までこんな目で俺を見つめてくれる人なんていただろうか
きっと目の前にいるのは神かなんかだろう
俺死んだんだ
桃: 良かった、 目覚めた、?
((
赫: っ、ごほッ…ぅ゛…げほッごほッ かひゅッ…
意識がはっきりした途端苦しくなった
何かが喉に引っかかるようで苦しい
周りを見渡すと くらい夜の海 その時やっと分かった 俺生きてるんだ
桃: 大丈夫ッ ゛!?
俺が咳き込むと
自分よりふた回りぐらい大柄な男が背中をさすってした
初めて感じる温もり
桃: どうした ッ!? いきなり泣いて、(撫
あれ、まじで俺なんで泣いてんの
桃: よしよし、泣けるうちにいっぱい泣いときな 、 (泣
赫: ぅっ゛ッ、ふ、ッ゛ ぅ、 (泣
気ずけば嗚咽を漏らし泣いていた
桃: だいじょうぶ、だぁいじょうぶ、 (撫
赫: ん、ッ、ひぐッ、゛ (泣
桃: 大丈夫、 何があったの、傷とか、、
赫: 捨てられたのッ、゛
桃: 誰に?
赫: 彼氏にッ、この痣も全部ッ゛彼氏にっ、
桃: それってさ、付き合ってたの? 身体目当てじゃなくて?、
何を言うかと思ったらいきなり傷を抉ってきた
赫: だってッ、これでも愛されてたもん ッ、
少し意地を張ってしまう
そんな時彼がいきなり近ずいて来て 口付けをされる
赫: は、、?⸝⸝
桃: 付き合うって こんなことするんだよ?
赫: ッ、⸝⸝俺たち付き合ってないじゃん、⸝
桃: なら付き合お?
赫: はい、、⸝⸝
数年後
俺の左手には桃色に近い赤色の宝石が着いた指輪 首元にはお揃いのキスマーク
愛を知らなかった俺は今では逆に多すぎる愛に包まれていた
桃: りうら〜 ッ 一緒風呂はいろ〜?
赫: やだ 絶対変なことするじゃん、
桃: しないから っ、 お願いっ❤︎
赫: むーり
桃: ほんとは一緒入りたい癖に 笑
赫: だまれっ ⸝⸝
こんな日常がこれからも続きますように
𝑒𝑛𝑑