この日は甘えん坊もいい所の三輪くんの看病をしていた
凪桜)三輪くーん?体調はどうよ、熱下がったかい?
その日の夜には少しだけ(マジでほんのちょっとだけ)楽になったのか体を起こしていた
三輪)は、はい…それよりご迷惑かけちゃってごめんなさい……
凪桜)いーよ笑聞いたよ〜?アタシがいない間ずーっと風邪ひいたことないって?笑あたしがいない間に風邪引いたら絶対めんどくさいって思ってたんだろうね笑
笑いながら三輪くんが寝ているベットの横に座る
三輪)まぁ、そうっすね
凪桜)ったく…まぁ、風邪を引けとはいえ無いけど無理に健康体でいろとも言えないからな?今は私が居るから看病ができるけどまた遠征が始まったらどうなることか…
はぁ……と、ため息を着く
凪桜)まぁいいけどね笑世話を焼くのは私も別に嫌いじゃないし笑
頭を優しく撫でてあげて「とりあえず今は休むこと、そうじゃなきゃ訓練の相手してあげられないから…ね?」と、小首を傾げて言うと「ですね…はやくなおします…」と、ぼーっとした顔をしたままそう言った
凪桜)いいよ笑ゆっくりしな他の人達にはしばらく構ってあげられないって連絡しておいたからゆっくり休む事ね
と言って頭を撫でてから部屋から出た
三輪)(もう帰るのか…まだ居て欲しいのに……)
私は自室に行ってお風呂に入り簡単にご飯を作って私も眠りについた
凪桜)(疲れたぁ…)
ボフンッと、絶対柔らかすぎだろ問題(?)を発生させている(?)ベットに寝っ転がりスマホを取り出す
凪桜)……(やる事ねぇなぁ…)
適当にメッセージアプリを開きスィッスィッと下にスワイプをしていく
凪桜)…悪くねぇかもな……
とある人の所でタップをし「ねぇ…久しぶりに私のオペになってくんない?」と、連絡をするととある人は「喜んでやってやるよ、今仕事あっから終わったら連絡してやる」と、一言だけ返ってきた
凪桜)ンフフッ…オペを頼むのはいつぶりか知らねぇ~♪
電気を切って布団の中に潜り込みとある夢を見た
男性隊員)化け物!普通の人間が肩外って平気なわけないだろ!
??)今の私はトリオン体でもなんでもないわ…肩ぐらい治せなきゃ肉弾戦なんて無理でしょ、ほら立ちな私の肩を外したんなら次は骨を五六本は折な
男性隊員)ッ…もう無理や!やってられん!
??)あら、私のことを化け物と罵る気力があるならやれるわよね?
地面に這いつくばっている隊員の胸ぐらを掴んで無理矢理立たせる
??)やりな?生身でアイツらと対等になりたいつったのはあんただあたしはわざわざ時間を捌いてやってんだゴミを育てる時間はないの
男性)そうやけど!
??)ならやりな、それとも……
「無理やり体を改造して私について来れるようにしようか?」
凪桜)!!
最悪だ…またあの夢をみてしまった_
凪桜)はぁ……はぁ……
この夢を見たあとはいつも気持ち悪くなる…トイレに駆け込み嗚咽から逃げようとして…吐く
凪桜)お”ぇ”ッ…ゲホッゲホッぅ”ッ…おぇ”ッ…
血まみれの男性を……【私】が無慈悲にも殴って…無理矢理立たせて…挙句には蹴り飛ばす
凪桜)はぁ…はぁ…
この夢は私の過去を映したものでは無いこの夢は……「本当に」何も分からないのだ……
誰かの過去を映したものでも私自身の過去を映したもの…迅にはこういった系統の話をされてない
でも何故…【私】があの人の事を…
考えても考えても頭が痛くグラグラしてくる
思考回路がいつもより早い気がする…足元がフラフラして…
ポタポタッ
凪桜)え……
鼻血……なんで、本当に……わからない…
凪桜)じん…じんを…
覚束無い足取りでベットまで行き適当に誰かに電話をかける
凪桜)私の、部屋……べっと、き、て…
??)ちょ!凪桜さん!?
凪桜)あ、ぅ……(やばい、ほんとにむり…)
誰かの声が聞こえたが…現在、私の耳にはただの雑音として記録されていた
凪桜)……
??)_!!_、_!
次に目を覚ました時には泣いている私の後輩ちゃんたちが目に映った
迅)凪桜さん!
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