テラーノベル
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今日も地獄のような一日が始まる。
朝は早く起きるものだ。弟にご飯をあげなければならない。お父様の料理ははっきり言って美味しくないが食べなかった場合は怒鳴られ蹴られる。その痛みを味わうのは僕だけでいい。弟のカナダはまだ小さい。だから兄の僕が面倒を見なければならない。
「…。ご飯ですよ。」
そう言い僕にご飯を渡す。でも全然美味しくない。吐きそうになる思いをぐっと堪え、ひと口ひと口と食べていく。僕はこのご飯が終わった後吐きにお手洗いに行く。
「お゛ぇっ…ゲホゲホ」
それを1度お父様に見られた時はどうなるかと思った。足がガタガタ震えていたのを覚えている。お父様は勉強のときに使う鞭を持ってきて、僕の足を鞭で叩いた。痛かったが勉強のときよりはマシだ。
僕がさっき話していた勉強の話に行こう。お父様は勉強を教えるのは当然だと言いつつ僕にお金を請求した。ちょくちょくお金は貰っているが僕にはそんな大金は無い。だから、あまり払えない時もあった。その時はさっき言っていた鞭を取り出して精一杯僕に打ち付けるのだ。これが苦痛で勘弁だ。勉強を受けるは受けるもよく分からない。僕はよく英語の問題を間違えた。その度鞭で背ら辺をバンッってされる。痛い。怖い。苦しい。辛い。今日もそうだった。そこで僕の何かの糸がぷつんと切れた。もう全てがどうでもいいことに思えた。僕の手には███が握られてある。███を頭の前まで持ってきていた。体が宙に浮いた。
🇨🇦視点
お兄様がお夕飯だというのにお部屋から降りてこない。いつもならドタバタと降りてくるのに。僕はおかしいな、って思って、お兄様には悪いけれど戸を開けた。……、そこには、…そこには、ちゅうぶらりんになってしまっているお兄様がいた。
「……ぇ、?」
僕は小さい頭で必死に考えた。どうすればいいのだろう、。考えている暇なんて無い。解かなきゃ、解かなきゃ!!縄が緩んだ頃、お兄様の脈を測った。……良かった、脈はあるみたいだ。とく、とくとしている。呼吸をさせて、、、としている時に、お父様は来た。
🇬🇧視点
……まだか、とため息を着く。夕飯が冷める。無礼者共が。アイツだけじゃなくて、彼奴も。降りてこない。階段を急いで上り、アイツの部屋から何かわちゃわちゃと声が聞こえる。彼奴の声だ。ドアをそっと開けたら、見たくない光景が目に映った。……な、んで、…という言葉が聞こえてくる。目眩と立ちくらみがした。
🇺🇸視点
…目を覚ますと、ていうか、目を覚ましてしまっていたんだ。ここは何処だろう。カナダの部屋だ。カナダが駆け寄ってくる。心配をかけてしまっていたみたいだ。申し訳なくて、頭を沢山撫でていた。
ここから少年アメリカが成長して行き、独立していった。
コメント
3件
うわ…これ、重かったよ…。弟のために頑張って耐えてたお兄ちゃんが、もう全部どうでもよくなっちゃった瞬間の描写が胸に刺さった。鞭とか食事のシーンが具体的で、どれだけ辛かったか伝わってきた。最後にアメリカが成長していくって一文で少し救われた気がするけど、読んでて心臓がぎゅっとなった。続き、ちゃんと見届けたいな。
悪乃衣あま
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