桃「まじなんなんだよあいつ」
数ヶ月後また病院から連絡が来た
居留守を使いたかったが何度も連絡がくると困るので行くことにした
桃「今日で最後って医者に言ってやる」
桃「失礼しまーす」
俺はいむがいる病室へときた
またあのうるさいやつと接しないといけないと考えたらストレスが溜まる
桃「きたよー?おーい?」
ベッドに座るいむの姿
起きているのにまるで固まっているかのように見える
桃「どうした?」
そこに看護師がやってきてわかったことがある
どうやらこいつは前回俺が帰った日から一切喋らなくなったそうだ
俺が悪いの?なんでいつも…
こっちまでおかしくなりそうだ
桃「これ以上こいつと関わりたくないんで電話してこないでください」
看護師に伝えると凄く焦っていた
どうやらここまできたら完治するのは精神的な問題らしい
そんなのしらねぇよ…これ以上俺を巻き込むなよ
「そう言わず!お友達ですよね?」
友達?こいつが?もうこいつとは関われない。関わりたくない
桃「友達じゃないです。だからもうやめてください」
看護師「あなたの側だともしかして話すかもしれないんです!」
桃「は?」
「実は今まで叫んでばかりで会話なんてできるような状況ではなかったんですが貴方といる時だけ彼は凄く笑顔でお喋りをしてるんですよ」
確かに部屋に入る前よく叫び声が聞こえていた。
そして話しているといつもと変わらないあいつに戻っていた
桃「…」
「ですのでできれば一緒に連れて行ってもらいたいのですが」
つまりこいつと暮らさないといけないってこと?
絶対むりだわ
…でも
桃「大人しそうだしいいですよ」
桃「なんで引き取ったんだバカか俺は…」
車椅子に座るいむに聞こえるように放つ
水「ご、め、、さぃ」
なんだこいつ。喋るじゃんか。
桃「声小さくて全然聞こえん」
桃「お前歩けるだろ?車椅子片付けたいから降りて」
水「…」
桃「無視?」
俺が酷いことしてるみたいで腹が立つ
桃「動けなかったら風呂やご飯どうすんの?」
桃「俺手伝わないからね」
水「迷惑、、かけ、、てご、、さぃ」
桃「いつもみたいにでかい声で喋れよ」
水「ごめな、、さ」
桃「謝るな!俺が悪いことしてるみたいだろ!」
水「ポロポロ」
桃「泣くな!お前を虐めてるみたいになるだろ!」
水「…」
桃「何か言えよ!!」
凄く怒りが湧いてくる。今までこいつに振り回されてこれが毎日続くと考えたら…
桃「俺はもう寝るからさっき言った部屋使えよ」
車椅子から動かずどこかを見つめているいむの姿を見て部屋に戻った