テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「あ、花月たちやっときた……って、楓姫!?」

「お久しぶりですね、桃瀬くん。」

「誰かと思ったら病弱姫かよ。いいのかよ、こんなとこ来て。」


「お父様の許可は得ているわ。それに、花月さんとお話ししてみたかったの。」

 

「久しぶりだな……。」

「昔みたいに楓って呼んでくれないのかしら。許嫁の仲じゃない。」

 

「いい…なずけ…?」

 

「親同士が勝手に決めたことだ。それにその話は前に断っただろ。」

「そうね…つい最近のことだったものね…。」

 

なんだろう…この胸のざわつき。

 

「花月ちゃん、もしかしてヤキモチ妬いてる?」

 

ヤキモチ……?モヤモヤするのはそうかもしれないけど…何か違うような……

 

「ねえ……せっかくだから花月さんをお友達に紹介してもいいかしら。」

「まあ、楓姫の友達なら……。」

 

「ダメだ。花月は渡さない。」

「聖…?どうしたの、急に。」

 

「そんなに焦らなくても大丈夫よ。女の子の友達だけよ。それとも……私が花月さんに何かすると思っているのかしら……?」

「……。」

 

「それでは、これより競技を開始します。100m走に出場する選手は本部の前に集まってください。」

 

「さっそく劉磨と聖の出番か。」

「ぜってえ1位とるから見逃すなよ。」

 

「…すぐ戻るから……どこにも行くな…花月…。」

「聖さん……?」

 

「へえ…そういうこと……。」

 

「姫、今何か言った?」

「いえ、何も言っていないわよ。今お友達を連れてくるから待っていてちょうだいね。結愛、一緒に来てくれるかしら…?」

 

「…承知しました。楓様。」

生贄の花嫁~Lost girl~

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

37

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚