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雪の恋人 ※学パロ※和中の兄貴は男から以上にモテます
「急に呼び出してすまん…あの…小林に伝えたいことがあって…」
「なにー?」
「いや…俺、小林が…す…好き…///」
「きみ可愛いね〜俺等とイイトコいかない?」
「その制服どこの??」
「…」
「なぁ 無視するなよー笑」
「俺は今バスを待っている……」
「いいじゃーん ちょっとだけだって笑」
グイッ
「!!やっやめろッッ」ギュッ 目を瞑る
バキッドゴッ
「…?」パチッ
「大丈夫かー??」
その日から話すようになって…
「また喧嘩か?」
「ころんだー」
「…なーなー、俺なんかと一緒にいていいの?」
「え?」
「悪く言われるだろ?喧嘩もするし…」
「そんなことない…小林は…いつも優しいし…」
「……その…俺も…」
「!!」
「ッッ」ポロポロッ
「なっなんで泣くんだよ!!」
「嬉しくて…」
お互い忙しくてなかなかデートもできなかった
(今年も雪が良く降るな…)
「うわっ和中って手冷たっ!!」
「心が温かい人は手が冷たいらしいぞ」
「じゃぁ俺の手も冷たいだろ!!」
「すごく温かいぞ笑?」
それでも時々あって話したりメールをしたりするだけで十分だった
友達のことも将来も進路も家族に相談できなかったのに、小林には話せた
けれど…一つ言えないことがあった
「母さん…?」
最近ずっと見に来る 小林が気になるのか…?
「おーい」
ビクッ「!!」
「どーしたー??」
「小林…」
「な…なんでもないぞ」(過保護だと思われるよな…)(いなくなってるし…)
「それにしても寒いなー 俺寒いのだめだわ笑」
「そうか?俺は夏より冬のほうが好きだな…」
「…のさ…」
「?」
「じゃぁ…俺こっちだから…」
「あ…」
「??」
「明日暇だったら…デートすっぞ…///」
「え…本当か!?」
「お…おう…どっかショッピングモールとか…….それで…暇か?」
「あぁ…!」
「楽しみ…」
「じゃぁ…また後で連絡すっから…」
「あぁ!またな..!」
(やっと誘えた…)ドキドキ
(小林とデートか!!楽しみだな~…)
「幸せそうね…蒼一郎……」
「かわいそうな子…忘れてしまったのね…」
「な…なんのことだ…?」
「やっぱり人の世界で生きていくのは間違いだったんだわ…」
「帰りましょう…蒼一郎…私達は…」
「五月蝿いッッ!!聞きたくないッッ!!」ダッ
「蒼一郎…私達は…」
デート終わり
ミシッ…ミシッ…メキッ……
(なんの音だー?)
パキッ…
(ん…?あれ…)
「和中ーどうしたー?お前の家反対方向だろ??」
「……あのな…信じてもらえんかもしれんが…俺…俺…!」
ガシャァァァァァァァッ
「え…」
「和中ッッ!!」
ドッ ガシャァッ ガシャン!!
「キャァァァァァ!!」
「なんだ!?」
「アーケードが落ちたぞ!!」
「学生が下敷きにッ!!」
「あれ…俺…」ムクッ
「上に気をつけろ!!」
「早く救急車!!」
「え…嘘…」
「小林ッッ!!!!!」
「しっかりしろ小林ッ!!小林ッ…」
「い…って…」
「すまんッ…すまないッッ!」
「俺がッ…俺のせいで!!」
「ばか…言ってんじゃね…」
「!!」
「和中のせいなわけ…あるか…」
「お前が無事ならッ…それで…俺は…」
「ッありがとう…小林…愛してる…ッ」
「行きましょう…蒼一郎…」
「俺を好きなってくれてありがとう…小林…」
「さようなら…」
雪の恋人…終