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よく分からない展開
rbru
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「ほしるべ…もう無理かも」
小柳ロウからある日告げられた。
俺よりも少し小さい体を震わせながら、頑張って声に出そうと口を動かしている。手は、自身の服を強く握り締め顔を下を向く。
また何かあったのかなと思いながらも、話を進める。
「……小柳くんは、何をしたら無理じゃないの?」
「わかんない」
わかんないだって、自分から言ったのにこの返答はないだろうと俺自身で嘲笑う。確かに、小柳くんはストレスをよく溜め込みやすい。そのせいか、ストレスが発散されてもまた次のストレスがくるので決直は発散しても意味ないということ。
きっと、彼はまた限界が来てるんですねぇ…。
またと言うのは、何度かこのような事は起きていた。だが、今回は重症であった。前回は、まだ俺の目を見て言えてたが今はもうずっと床とにらめっこだ。
「死にたいんですか?それとも、生きたいんですか?」
「わかんない」
それさっきも聞いたと思いながら、今まで以上に相当弱ってることを確認できる。
仕方がないですねぇ…とヒーロー姿に変身する。小柳くんは驚いた表情をしていた。これも君のためなんだけどね。
パキッ、パキと音がなりながら小柳くんを宇宙旅行へと連れてく。人間は初めてだと思いながら、右腕についてる口をガバッと大きく開ける。小柳くんは少し引いてる感じだが、早く入ってと催促する。
「…害ない系?」
「どうでしょうね」
うわっと小柳くんの口から零れる。うわって失礼なと思い、無理やりタコ足になった髪を小柳くんに巻き付けて口の中へと誘導 する。
「宇宙旅行へ行ってらっしゃい。小柳くん」
「星導、離せ…っおい」
宇宙へと繋がってる口にポイッと放り投げる。宇宙だから、痛くはないだろうと思ったが少しは心配である。自分自身、この口の中にはちゃと入ったことは無い。覗いたことはあるが。
どうなってるのかも分からないので、小柳くんが戻ってきたら教えてもらうかなと呑気に考える。
少ししたら、小柳くんを呼びに行こう。その間、俺は小柳くんのためにホットココアを作る準備をした。