テラーノベル
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※注意※
本作品は非公式の二次創作です。
原作・公式関係者様とは一切関係ありません。
作品内には独自解釈、捏造設定のほか、 一部に精神的に重い描写、暗い表現が含まれます。
苦手な方は閲覧をご遠慮いただき、閲覧は自己責任でお願いいたします。
「生きてる?」
まるで寝る前のカップル達が起きてる?と聞き合うような事を会長が言い出す。会長に話しかけられて限界で閉じそうになっていた瞼をなんとか持ち上げる。正直もう目を閉じて意識を手放してしまいたいくらいだ。楽になりたい。眠ってしまいたい。
「……いきてます。」
桜も散り昼間の時間が長くなってきたと感じるこの頃、僕と会長は太陽の光に照らされながら大の字になっている。目線の先にはぼやっと映る会長。片側しか見えないが髪色に負けないくらい目立つ量の血が服に染み込んでいる。人の心配をする程の余裕はあるのだろうか。
「…会長、ほんとに来ますかね。 」
「知らん。」
「信じろ。」
かっけー。
会長の一言一言が生きる原動力となる。ここで改めて会長がボスであることを再認識させられる。この状況になる前にギリギリで押した無線。それに仲間達が気づきいつか見つけてくれることを信じて完全に力を抜いていた体に踏ん張りを効かせ拳を作り、歯を食いしばる。きっと助けに来る。生きる。そしてもう一度家に帰る。そう、僕たちには帰る場所があるのだ。生きるしかない。またみんなと楽しい日々を送るためにも。
「そうっすね」
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