: 2次創作
: nmmn
mbはモブです 。
nkの彼女だと思ってください 。
nk🗣️ 《 ねぇ 、いつ帰って来んの ? 》
mb🗣️ 《 その内帰る 。先に寝てて 》
nk🗣️ 《 そっか 。… 早く帰ってきてね 》
nk🗣️ 《 メシ用意して待ってるから 》
nk 「 もう2時 …… 」
nk 「 何かあったのか …… ?? 」
1ヶ月前 、僕はクラスメイトに告られた 。
そんなの初めてのことだったから 、慌ててパニクった僕は 、名前も知らない彼女のことをOKしてしまった 。
それでも1週間が過ぎれば 、僕は彼女の虜だった 。
優しくて 、可愛くて 、少しお金遣いが荒かったけど 、それも全部許してしまえるくらい大好きになっていた 。
因みになぜ僕が家で彼女を待っているかというと 、彼女が「 虐待されているから家にいたくない 」と言ったため 、両親のいない僕の家に泊めている 、というわけだ 。
nk 「 …… 親に 、捕まったとか ? 」
嫌な考えが脳裏をよぎる 。
彼女を失うのがどうにも怖くて 、僕はもう一度LINEを開いた 。
nk🗣️ 《 大丈夫 ? 何かあった ? 》
nk🗣️ 《 迎えに行くよ ? 》
mb🗣️ 《 … ねぇ 、別れよ 》
nk 「 はっ ゛…… ?? 」
画面に表示された文字の羅列を 、何度も何度も繰り返し辿る 。
『 別 れ よ う 』
何度読んでも 、何度声に出しても 、そこにはその言葉しかなかった 。
nk🗣️ 《 何でだよ 、僕何かした ? 》
mb🗣️ 《 重いんだよ 、アンタ 》
mb🗣️ 《 ウザったくて耐えらんないんだわ 》
nk🗣️ 《 でも僕 、お前が居なきゃ __ 》
mb🗣️ 《 そういうとこだよ !! 》
mb🗣️ 《 もう2度と関わんないで 》
そのトークを最後に 、彼女からの連絡も 、彼女との関係も 、ぷつんと途切れた 。
そしてその時 、僕は自分が騙されていたことを悟った 。
僕は都合のいいATMでしかなかったのだ 。
きっと虐待も嘘 。
電気代や水道代の節約だったのだろう 。
………… なのに 。
それにも関わらず 、僕の中では騙されたショックや屈辱よりも 、彼女を失った喪失感の方が大きくなっていた 。
また 、ひとりぼっち 。
中学時代のトラウマがフラッシュバックして 、頭がガンガンと痛み出す 。
寂しい寂しい寂しい 、寂しいよ 。
1人は嫌だ 、嫌だ嫌だ嫌だ 。
誰か 、誰か来て 。傍にいて 。
孤独が体を蝕んでいく 。
血が凍結していくような感覚が意識を殺す 。
閉じた瞼の裏で 、僕は号哭した 。
kym 「 … ねぇ 、何かあったの ? 」
彼女と別れて次の日 、僕は学校で 、ある先生に呼び止められた 。
nk 「 キャメ 、さん …… 」
キャメさんは赤髪で翠眼の 、若い教師だった 。
本名は別にあるらしいが 、一応学校では『 キャメロン 』と名乗っているらしい 。
皆んなが愛称で『 キャメ 』と呼ぶ中で 、僕だけは彼を『 キャメさん 』と呼んでいた 。
だから 、僕は彼に名前と顔を覚えられていて 、こうして気にかけてくれることも珍しくない 。
孤独が怖くて散々泣いた後だったから 、僕は思わず彼に飛びつき 、昨日のことを全て打ち明けてしまった 。
nk 「 あっ 、…… 」
そして全て話終わって我に帰った後で 、僕は自分が相当マズいことをしでかしたことに気がついた 。
nk 「 ごっ 、ごめんなさいっ ゛…… 」
nk 「 迷惑でしたよね … それにこんな可愛げのない男に付き合わされて 」
nk 「 も 、もう僕行きますからっ __ 」
そう慌てて謝罪し 、その場を立ち去ろうとした時 、僕はキャメさんに手を掴まれた 。
もしかしたら 、怒られるのかもしれない __
優しい彼に怒鳴られるのが恐ろしくて 、思わず目を瞑った 。
僕は彼に抱きしめられた 。
kym 「 … 辛かったね 、 」
nk 「 …… へ 、 」
kym 「 …… よく頑張ったよ 、キミは 。ニキくんは偉い 。… キミは優しくて 、良い子だよ 」
kym 「 だから 、人に甘えて良いんだよ 」
そう言って彼に頭を撫でてられるだけで 、涙が溢れてきた 。
あたたかくて 、やさしくて 、やわらかい 。
安心したのか 、酷く眠くなってくる 。
nk 「 きゃめさ … 」
ねむい 、なんなんだろう 。
まぶたがおもい 、あけられない 。
…… あれ 、なんで
kym「 疲れてるんだよ 、きっと 。俺が運んであげるから寝てな 」
そう彼が言う 。
僕の頭を撫でて 、それからキスをした 。
………… キス ??
なんで 、あれ ?
先生と生徒ってキスするものだっけ 。
わからない 。
でも 、キャメさんがやるなら間違ってない 。
これが正解なんだ 。
nk 「 んっ … ふふ 、きもち …… 笑 」
nk 「 あったかい … 」
kym 「 … ニキくんは本当に素直でイイコだね …… 可愛いね 、本当に大好きだよ 」
口端を緩めて笑う彼が 、堪らなく愛おしい 。
重なる2つの呼吸音が 、1人じゃないことの証明だった 。
kym 「 これでもう 、寂しくないでしょう ? 、笑 」
さびしくない 。ひとりじゃない 。
だって 、きゃめさんがいるから 。
あたまがふわふわする 。
なにもかんがえられない 。
でもだいじょうぶだよね 、
だって 、きゃめさんがいるもん 。
nk 「 きゃめさ 、だぁいすき … 笑 」
そうやって僕がキャメさんの頬を撫で返すと 、彼が不敵に微笑んだ気がした 。
ぐっすりと眠る彼の横顔に 、もう一度軽い接吻をする 。
まさか 、こんなに上手く行くとは思わなかった 。
kym 「 … たまには馬鹿も役に立つね 」
俺は 、校則違反の金に髪を染めた 、頭の軽いメスガキを思い出した 。そして「 おぇ 」と声を漏らす 。
万札をチラつかせれば 、アイツは直ぐに俺の作戦に協力した 。
『 好きにさせた後 、こっぴどくフる 』
案外上手くやったらしいが 、ここまでニキくんが泣くとは思ってなかったな 。
彼は自分でも自覚してないけどね 。
ニキくんは重度の寂しがり屋なんだ 。
10年前からずっと見てたんだから 、絶対に間違いじゃない 。多分 、会って一目惚れした時からずっと 、毎日欠かさず見てるよ 。
kym 「 そういえば 、 」
と 、ふと誰かの言葉を思い出した 。
『 兎って寂しいと死んじゃうんだよ 』
ニキくんは1999年生まれだから 、ちょうど卯年だったはずだ 。
そりゃ 、あんな泣き虫の寂しがり屋になるよな 、と苦笑しながら 、彼を俺の家の寝室に運ぶ 。
彼の寝顔は 、酷く無垢で無防備で 。
それでいて 、小動物のように脆い 。
nk 「 すぅ … すぅ …… 」
…… かわいいね 、きみは 。
簡単に大人を信用して 、知らぬ間に騙されて堕とされてるんだもんね 。
馬鹿だね 。馬鹿な兎さん 。
そんなんじゃ 、直ぐ死んじゃうよ 。
kym 「 … まぁでも 、 」
もうそんな心配なんて 、する必要もない 。
だって 、俺がいるから 。
一生ここで 、
一生俺と 、
一生ここで暮らせば良い 。
もう寂しくならない 。
1人にもならない 。
キミを誰にも傷付けさせない 。
キミを死なせない 。
もしキミが死ぬのなら 、その時は絶対に俺が殺してあげる 。
地獄の果てでもずうっといっしょ 、
kym 「 孤独さえも殺してあげる ❤︎ ゛ 」
駄作 。ごめんなさい 。
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