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※前置き
ハオの同級生である「俺」は一個下のハンビンに恋をしていた。
ハンビンもそんな「俺」に笑顔を向け、それはそれは楽しそうに会話を楽しんでおり、いつしか「俺」はハンビンと両思いだと勘違いするようになった。
でもハオとハンビンは仲良しで、「俺」はハオが自分達の邪魔をしていると思い、同時にハオのことを哀れにも思っていたため「しつこい男は嫌われるぞ」と忠告をした。
ハオからの反応は特になにもなかったが、それからしばらくした後に「俺」の中に一切れの紙が入っていた。
その紙には「邪魔者はどっちか教えてあげる」という言葉と共にある場所が書かれていた。
当然ハオからの手紙だとわかった「俺」はうすら笑いを浮かべながらその場所に向かうことにした。
しかし、そこには驚くべき光景が広がっていた。
_______________
「あっ……あんッ♡ン、ヒョ…んッ♡」
「ふふ、可愛い。ハンビナ、腰振るの上手になったね」
「んッ……ヒョン、ちゅーし…てッ♡」
「いいよ……ん」
「ん…ふ、ンっ……あ♡」
俺は何を見ているのだろうか。
今繰り広げられている光景が信じられずに、目を見張る。
目の前には二人の男がおり、1人はジャンハオ……。
そのジャンハオに跨ってこちらに背を向けながら腰を振っているのは………間違いなくハンビンなのだ。
毛布か何かでハンビンの体は包まれており、肩から上しか見えないが、どういった行為が行われているのかは覆われていてもわかる。
理解ができない……
なぜだ?
ハンビンは俺が好きだったはずだ。
そう確信出来るほど、ハンビンは俺を気に入ってくれてたはずだ。
ジャンハオが俺とハンビンの仲を邪魔しようとしてたじゃないか。
なのに何故、君は今その邪魔者に跨って腰を降っている……?
…………いや、まて
もしかしたら、俺が二人の邪魔をしていたのか?
本当は彼らは既に恋人同士だったのか…?
いやらしい水音と共に目の前の光景を目を点にしながら、頭の中を整理していく。
未だ声を上げながら気持ちよさそうに体をくねらせるハンビンを愛おしそうに見つめているジャンハオ……
するとジャンハオがこちらの視線に気づいたのか目が合ってしまった。
「………ッ」
にやっと笑った彼はハンビンの首元に口をよせ、こちらに視線を寄越したままハンビンの首元に赤い花を咲かせた。
『ハンビンは俺のもの』
有無を言わせないほどの視線を感じ、俺はほんの少しの恐怖を感じてその場から走り出してしまった。
あぁ、俺はとんだ勘違いをしていた。
最初からハンビンは彼のものであり、俺が本当の邪魔者であったのだと。
______________
やっと邪魔者が消え去った。
最近ハンビナの周りをうろちょろしてる奴がいたかと思えば、あいつは事もあろうに俺に説教をしてきた。
全くもって滑稽だ。
元からハンビナは俺のものだったというのに。
あいつにハンビナの綺麗な体を見せるものかと覆っていた毛布を机の上にしき、その上にハンビナを横たわせる。
ずちゅんと奥をつくと背中を弓のように反らし、中をきゅうとしめてくるハンビナが可愛くて仕方がない。
「んッ…んん……あっ♡ はげ、しッ…♡」
「ハンビナ、あいつと仲良くしてたのわざとでしょ」
「だっ…てぇ、ヒョン…嫉妬してたでしょ?
んぁッ♡」
「はぁ、全く……」
やっぱりか…と心の中で納得する。
おかしいと思ったのだ。
なぜ彼があれほどまでに、自分とハンビンは両思いだと思い込めたのかがずっと疑問に思ってた。
まぁさしずめハンビナが嫉妬して欲しくて仲良くしてたのだろうと想像はついた。
が、だからといって嫉妬しない訳では無いし、おかげでこっちはハンビナとの時間も減ったわけだ。
はぁ、とため息をつくとハンビナが、ハオヒョン、と俺の名を呼ぶ。
「ごめんなさい……でも俺が好きなのはハオヒョンだけだから…」
そういって俺の首に腕を巻き付けて、上目遣いをする俺の恋人は本当にずるい。
俺に嫉妬して欲しくてわざとあいつと仲良くしていたと知った時も、そして今も、たまらずにこの恋人が愛おしくて仕方がない。
その想いが少しでも伝わるようにキスをする。
舌を絡め、段々と深くしていくと同時に腰動きも再開させる。
「ふッ…んっ♡…んんッ…ぁッ♡♡」
「ヒョンッ……もっ…イク♡」
「んっ、俺も……ッ」
「イッ…♡あ”あァ♡♡」
「ッ………」
2人同時に達し、俺はハンビナの上に倒れ込んだ。
いつもならここで終わりだが、生憎こっちは恋人と過ごす時間が減っていた訳で、まだハンビナチャージが終わったわけじゃない。
とはいえ仮にもここは学校。
長い時間していれば誰かが来るのは確実だ。
別に付き合ってることがバレても構わないが、可愛いハンビナを誰かに見せるつもりは無い。
ふと今夜は親がいないことを思い出した。
未だ肩で息をしているハンビナに提案……といってもほぼ強制的に言い放つ。
「ハンビナ、今日俺の家に泊まって」
「……え?なんで?」
「まだ足りないから」
「…っ?!///」
ストレートに言うとハンビナは俺の家で何をするのか察したのか顔を赤くした。
信じられないと言ったふうにこちらを見るが、中がきゅっと締まった様子をみてハンビナも実の所は足りていないのだろう。
未だハンビナの中にある自分のものを引き抜く前に、トンっと軽く奥を突く。
「ぁっ♡」
「ふふ、ハンビナ早く帰ろ?俺お腹すいちゃった」
「〜〜///」
早くこの空腹感を満たしたい。
今夜は久しぶりに豪華な夕食だ。
あぁ、デザートも考えなきゃね。