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「でも、すごいわよねぇ、、、。ジェミンくん。今は芸能事務所に入ってるって、、、。小さい頃からかわいいお顔してたものねぇー(◍•ᴗ•◍)❤」
うわっ!起きたの?
お母さんがうっとりした表情で、わたしをみた。
「スケートの?ジェミンオッパ?」
確かに、ボンヤリと顔は覚えてるけど、、、、。
大人しくて、運動神経がよくて、、、、無口な記憶しかないけどな、、、、。
「スケートやめちゃったのかな?」
「まちこ!韓国はね?ちっさな頃から芸能事務所が韓国中のイケメンをスカウトするんだから!!狭き門よ!やっぱり彼はダイヤの原石だったのよー。ジェミンくんのお母さんも喜んでたし、、。」
一気にしゃべり倒すお母さん。
これは結構韓国の沼にハマりまくってるよね💦。
「でも芸能人とかになるイメージじゃなかったからさ。意外だなって思ったの。」
わたしのほうは韓国ドラマ、K-POPに疎いんだよね。
もちろん高校の友だちとかで、めっちゃ推し活してる娘もいるけど、、、、。
「ところで、まちこ、韓国語覚えてる?」
「、、、日常会話聞きとるくらいは」
あの頃の友だちには会えるのかな?スケート仲間だった子。学校で仲良くなった子。
ジェミンオッパは、、、、。
ま、一応芸能界みたいなことしてるなら忙しくて会うこともないだろなー。
着陸態勢に入った飛行機の窓からは、韓国の町並みが見えた。