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この星に溶けたいな。
「そんな小説あるの?」
読書家の真由は今日も大好きな小説家について語っている。次の新作は天体が関係しているらしい。お陰で真由は頭が良くなった気がする。
「醜形星は、絢瀬先生の最新作なんだよ!?声に出して読んだ部分がそこなだけ。」
「ふーん…。」
ちっとも興味のない私には目もくれずその醜形星を読んでいる。真由が読んでいる間に真由の誕生日プレゼントを見ていた。
絢瀬先生の直筆サイン入りの小説持ってるけど。新作ではない。今、渡してもいいけど。今は…
「この主人公とこの子、まるでウチらみたいな関係やな~!!」
「……そうなんやな。」
────今はこの時間を楽しみたいな。