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はじめまして!みみことりです🐦️
初投稿です✍️
🌈🍑様の創作になります(*˘︶˘*)♡
舞台は異世界です。
全員それぞれの異能力が使えます。
地雷の方は回れ右⇨
__________________
【朝】
🦖(アラーム音で目を覚まし)
「ふあ〜ぁ、よく寝た…」
【時計:8時】
🦖(慌ててベッドから飛び起きる)
「やばいやばい、遅刻するって!」
【学校にて】
🦖
「今日寝坊しちゃってさ〜、起きたのが家出る5分前で。まじで焦ったわ」
Mob
「じゃぱぱこの間も寝坊してなかった?」
🦖
「うん…これで523回目」
Mob
「ほぼ毎日じゃねえか。てかちゃんと数えてるんだな」
🦖
「留年回避できれば十分だと思ってるからさ…。時間に追われ続けるだけの毎日…なんかおもろいことないかなあ…」
Mob
「なんかそれ、アニメでよくある、これからおもろいことが起きる主人公の前振りの台詞みたいだね」
🦖
「あはは、確かにw実際にそうなれば良いんだけどね…」
謎の少女
「やってみる?」
🦖
「え?」
目の前に、茶色い髪の毛の女の子が立っていた。
謎の少女
「君の口から、『これからおもろいことが起きる主人公の前振りの台詞』が出たので、実際に異世界に連れて行ってあげようかと思って」
🦖
「い、異世界?何言ってるの君は…」
Mob
「?じゃぱぱ?誰と会話してんの?」
🦖(謎の少女を指さし)
「え、この子だよ」
Mob
「…は?誰もいないけど……??こっわ、幽霊でも見えてるんじゃないの?」
🦖
「そ、そんなわけ…」
謎の少女
「無駄だよ、私の姿は君にしか見えないんだもの」
🦖
「俺にしか見えない…??」
謎の少女
「うん、そうだよ。猶予は2日。その間に異世界に行くかどうか、考えておいて。じゃあ、私はまた2日後に来るから、またね」
🦖
「ちょ、ちょっと待って!」
謎の少女
「?」
🦖
「いきなりそんなこと言われても困るんだけど…君は誰?異世界って何なの?」
謎の少女
「失礼失礼。申し遅れました、私は異世界『聖絹星』の案内人です。そのままの意味だよ。この地球の並行世界。聖絹星っていう惑星だよ。聖絹星は地球と気温も日照時間もほぼ変わらないから、地球人の君も快適に過ごせると思うけど。ちなみに湿度や気圧の変動は…」
🦖
「そんなややこしいことは聞いてない!何だっけそのー……聖絹、星?その星が、異世界なの?」
案内人の少女
「そうだよ。その星の人たちは、君のことを歓迎してるから。あ、そうそう、聖絹星に行くと、異能力が使えるようになるよ」
🦖
「異能力!?!?なんだそれかっけえー!!!」
案内人の少女
「食いついてくると思ったw異世界なんだから異能力が使えて当然でしょ。まあ、君が本当に使えるかは分からないけど」
🦖
「え、わからないの?今使えるって言ってたのに」
案内人の少女
「君が異能力に適した力をどれだけ持っているかによるよ。地球人の場合は、そうだな…約8割が異能力を取得できるというデータが出てる」
🦖
「残りの2割は…」
案内人の少女
「異能力は使えないね。ってか、行く前から能力を取得できないことを考えてるようじゃ、異世界でやっていけないよ」
🦖
「う…確かに。ねえ、異世界に行っても、ちゃんと元の世界に帰ってこれるの?」
案内人の少女
「…帰ってこれるよ。それも、好きなタイミングで」
🦖
「どういうこと?」
案内人の少女
「1回『アーク・コード』と唱えるだけで、目の前に扉が現れるんだ。その扉を開ければ、元の世界に帰ってこれる。ここから向こうの世界に行くときも、『アーク・コード』と唱えればいいんだよ」
🦖
「いつでも帰ってこれるなら安心なんだけど、異世界で万が一のことがあったとき、俺の両親も心配すると思うんだけど、」
案内人の少女
「安心して。聖絹星は、安心安全な場所だから。きっと君も気に入るよ。今の生活に退屈してるんでしょ?」
🦖
「う…、ま、まあ、」
案内人の少女
「だったら決まりじゃない!今からでも向こうの世界に行けるけど、どうする?」
🦖
「いやここ学校だから!せめて放課後にして」
案内人の少女
「あ、そうだったそうだった。じゃあ、放課後になったらまた来るから」
案内人の少女(姿を消し)
🦖
「き、消えた…」
🦖
「異世界なんて信じられないけど……面白そうだから行ってみる価値はあるかな」
Mob
「ねえ、さっきから様子おかしいけど大丈夫そ?」
🦖
「え?だから、異世界に……あ、そうだ、あの女の子、俺にしか見えてないんだった、」
Mob
「なんか、厨二病抜けきってなさそうだね」
🦖(厨二病じゃないって!!)
「ま、まあね〜…」
🦖(あの女の子が本当に俺にしか見えてないんだったら、あの子のことを話したって信じてもらえるわけないしな…)
(傍から見たら、俺1人でぶつぶつ喋ってるただの変人じゃん!)
【放課後】
🦖
「ふ〜…今日も疲れた〜」
案内人の少女
「お疲れ様」
🦖
「わあ、びっくりした!…って、今朝の子か」
案内人の少女
「うん。ねえ、君、名前聞いてなかったよね」
🦖
「あ、確かに。俺の名前はじゃぱぱ。よろしくね。君は?」
案内人の少女
「じゃぱぱさんか。よろしくね。私に名前はないよ。ただの案内人だから」
🦖
「え〜そんなの寂しいじゃん。じゃあ、君は髪の毛が茶色だから、抹茶って名前で呼んでいいかな?」
案内人の少女
「ま、まっ…ちゃ?なにそれ」
🦖
「日本の美味しいお茶のことだよ。ちなみに抹茶は緑色だよ」
案内人の少女
「じゃあ茶色じゃないじゃん」
🦖
「え〜、だめ?」
案内人の少女(少し考える素振りを見せ)
「…いいよ。まっちゃ、か。名前なんて、付けてもらったのはじめてだ」
🦖
「よし、じゃあ決まりね、よろしくまっちゃん!」
抹茶
「まっちゃん…???ま、まあいいけど……」
「というか、話変わるんだけど」
🦖
「あのさ、だったら『アーク・コード』って言って、目の前に扉出してみてよ」
抹茶
「え、今?良いけど、どうして?」
🦖
「まだ少し、異世界っていう存在が信じられなくて。これで本当に扉が出てきたら、行ってみたいなと思う」
抹茶
「…なるほどね。異世界を証明しろってことか。分かった」
抹茶が『アーク・コード』と唱えると、目の前に大きな扉が現れた。
🦖
「う、嘘…すげえ、!!」
抹茶
「これで、どうかな?ここのドアノブを回せば、異世界はすぐ目の前だよ」
🦖
「………」
「…俺、行ってみるよ、異世界に」
抹茶
「本当?じゃあ、このドアノブは、じゃぱぱさんが回してみて」
🦖は、金色に輝くドアノブに手をかけた。
そして、ゆっくりと扉を開けた________
【異世界・聖絹星へ】
涼しい風が吹いている。
小鳥が鳴いている。
空が青く澄んでいる。
子どもたちの笑い声。
葉っぱの音。
「誰か倒れてる人いない?」
「おーい、大丈夫ですか?」
「ぜんっぜん起きないな」
「てか、何だろうこの服装。見たことないんだけど」
「確かに、珍しいね。おーい、聞こえてますか〜」
🦖は、ゆっくり目を開けた。
目の前に、眼帯をつけた人と、赤髪のメッシュが入った人と、ピンク髪のクッキーの髪飾りをつけた人が立っていた。
🍪
「わあ、気付いた!おはようございます!」
⚡️
「こんなところで何してるんや、」
🍗
「体調悪いんですか?」
🦖
「んん…あれ、俺寝てたのか…?」
⚡️
「え、今の寝てたん?」
🍗
「完全にぶっ倒れてたけどね」
🍪
「とりあえず、怪我は無さそうですね、良かったです。良い夢見れました?」
🦖
「なんだ、夢だったのか…。いや、異世界に行った夢見たんですよね」
🍗
「へえ〜、それってどんな?」
🦖
「聖絹星っていう星に行く夢見たんですけど」
⚡️
「うん?ここ聖絹星やで?」
🦖
「…………はい?」
🍪
「ここ、聖絹星ですよ。あ、もしかして別の世界から来た方ですか?」
🦖
「………てことは、夢じゃ、なかったんだ。あ、えっと、まあ、俺は別の世界から来ましたけど、」
🍗
「どうりで珍しい服着てたわけか。で、ここに引っ越しで来たんですか?」
🦖
「引っ越しはしないけど、ちょっと遊びに来てて」
⚡️
「え、どうして遊びに?」
「ここ一度来たら、元の世界には帰れないけど」
🦖
「…え?いや、帰れますよ。ほら、『アーク・コード』って唱えれば、目の前に扉が現れて…」
🍗
「『アーク・コード』は確かに聖絹星と別世界を繋ぐ呪文だけど、これ、一方通行ですよ」
🍪
「つまり、『アーク・コード』は、あなたの星から聖絹星に来るときは使えるけど、聖絹星からあなたの星に帰るのには使えないってことです」
🦖
「………え?嘘だろ、」
『アーク・コード』
シーン…。
🦖
「『アーク・コード』『アーク・コード』『アーク・コード』!!」
シーン…。
🦖
「だ、駄目だ……扉が、出てこない……どうして…」
🍗
「まさか、帰れないってこと知らずに来ちゃった感じですか…」
⚡️
「案内人は?なんて言ってたん?」
🦖
「聖絹星で『アーク・コード』って唱えれば、元の世界に帰れるって…言ってました…」
🍪
「うわ〜、思いっきり嘘ついてますね、それ。案内人って、もしかして茶髪の方ですか?」
🦖
「そ、そうなんだよ!まっちゃんについて、何か知ってる?」
🍪
「まっちゃん…?」
🦖
「あ、俺が勝手に名前つけてそう呼んでるだけなんだけどさ」
🍪
「案内人には名前がないはずなんですけど…まあ、茶髪の方は、有名ですね。その、まっちゃん?が新しく案内人になってから、聖絹星は少し繁盛してきてて、話題になって」
「帰ることができるって嘘をついてまで、この世界に連れてきてたんですか…」
🦖
「そんな…俺、まっちゃんのこと、信用してたのに、それじゃあ…」
「異能力も使えないんですかもしかして!!??それだけは嫌だあ!!」
🍗
「え、そこ…?でも異能力は使えるんで、安心してくださいw」
🦖
「え、ホントですか!?」
⚡️
「なんや、もしかして君のとこの世界、能力使えないんか」
🦖
「ぜんっぜん使えないですよ!能力者なんて、夢の世界みたいで、!」
🍪
「ええっ、能力が使えないなんて、危なくないですか?魔王の手下からいきなり襲われときどうやって生き延びてたんですか?」
🦖
「いやちょっと待て待て。え、この世界、魔王が存在するの?というか、俺の世界は魔王なんていないから」
⚡️
「えー!魔王いないなんてめっちゃ平和やん!いいなあ」
🦖
「…待てよ?そういえばまっちゃん、聖絹星のことを『安心安全な場所』って言ってたけど、もしかしてあれも嘘…?」
🍗
「嘘だね」
🍪
「嘘ですね」
⚡️
「嘘やなぁ」
🦖
「まっちゃぁぁぁぁぁん(泣)」
「なんちゅうクレイジーな世界に俺を閉じ込めてくれたんだよまっちゃあああん!!!」
⚡️
「あ、そういえばさ、君、名前は?」
🦖
「じゃぱぱです…よろしくお願いします…、、(しょも、」
⚡️
「元気出してよww帰る方法、きっと見つかるって。俺はたっつん、こっちがゆあんくんで、そっちがのあさん。よろしくな!」
🍗
「よろしくじゃぱぱ~!俺も帰る方法一緒に探すよ」
🍪
「よろしくお願いします、じゃぱぱさん。のあさん特製ミュレーあげるので、元気だしてください!(ミュレー渡」
🦖
「ミュ、ミュレーってなんですか?クッキーじゃないの?」
🍪
「クッキーってなんですか?」
🦖
「ほら、その髪につけてる髪飾りも、クッキーの髪飾りでしょ?」
🍪
「これは、ミュレーの髪飾りですよ。この世界では、この食べ物はミュレーって言います」
🦖
「へえ、そうなんだ…」
🦖(ミュレー食)
「…うま……異世界に来てからの最初の食事が女の子から貰うクッキ…ミュレーなの、シンプルに嬉しいデス……」
🍪
「良かったです!そういえば、じゃぱぱさんはどの星から来たんですか?」
🦖
「地球っていう星だよ」
⚡️
「地球…?聞いたことないな」
🍗
「地球って、響きがなんかかわいいね」
🍪
「地球についてもっと知りたいです!教えてくれませんか?」
【辺りを歩きながら】
🍪
「へえ~!地球っていいところですね!なんでこんな世界来ちゃったんですか?」
⚡️
「のあさん!w」
🦖
「うう……俺だって帰りたいよ、でも、ここに来なかったら、のあさん、たっつん、ゆあんくんとは出会わなかったってことだよね、たぶん、一生」
🍪「そうですね…」
🦖
「だから、今となっては、ここに来れたことは嬉しいよ。いつか元の世界に帰るために、今はただこの世界で俺のできることをやろうと思うから」
⚡️
「…そうだな、じゃあせっかくこの世界に来てくれたことだし、俺らでじゃぱぱに村の案内でもするか!」
🍗
「いいね!」
🍪
「賛成です!」
🦖
「3人とも、ありがとう」
_______________
第一話目終了です!
次回にも乞うご期待✌