凛くんは母が来るまでずっとそばにいてくれた。
「〇〇はどこの学校に通ってんの」
「🌸高校。知ってるかな?」
「まあ。俺の学校の近くだし」
わいわい(?)話してると突然青ざめた顔の母が慌てて病室に入ってきた。
「すぐに来れなくてごめんね!容態は?」
「もう大丈夫そうだって、2日後に退院だって言ってたよ」
それを聞くと母は胸をなでおろし、凛くんに頭を下げた。
「娘をどうもありがとうございました」
母の背を見ているととても申し訳ない気持ちが強くなった。
「私からも、ありがとう凛くん」
凛くんは眉をひそめ、「別に、これぐらい大したことないです」と一言、少し話をした母と一緒に病室を後にした。
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