コメント
1件
勢いよく扉が開いたと思うと次は人が出てきた。私を虐めている周りのクラスメイトからしたら何が起こったか考える暇もないだろう。ちなみに、出て来たのは私の恋人の瀬戸川春斗。学校が違うというのに、たまに私のクラスに顔を出す。意味不明な行動ともとれるが、春斗は私に逢いに来てくれているのだ。私は少々溜め息を吐きながらも控えめに話す。いや、控えめというよりは冷たいの方が有っている気がするが、まぁ、いいだろうと思いながらそのまま接する。そんな私とは正反対に、明るく振る舞っている優羽の言動は、私が虐められているのに気付いているのだろうか。いや、ただたんにこうゆう性格なのだろう。前言撤回する。そんなことを考えていると、優羽に急にいたいところをつかれた。
優羽「あれ、雫はなんで濡れてるの?」
鈍感すぎにも程があるものじゃないのだろうか。まぁ、虐められていることがバレたとしても最悪なのだが。優羽は呆れるほど鈍感で馬鹿だ。私は一つ溜息をついた。その時に私を虐めているクラスの女子と目が合った。