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「たっくーん!」
楽屋に入ってきたりゅうきが、ソファに座っているたくとを見つけて駆け寄る。
「お、りゅうき。おはよ」
「おはよー!」
りゅうきはたくとの隣に座ると、当たり前のように肩を寄せた。
「近くない?(笑)」
「いいじゃん!」
「まあ、いいけど(笑)」
たくとがスマホを見始めると、りゅうきも横から画面を覗き込む。
「何見てるの?」
「動画」
「俺も見る!」
「どうぞ」
ふたりでひとつの画面を眺めていると、面白い場面が流れてきた。
「っははは! なにこれ!」
りゅうきが大きな声で笑う。
「りゅうき、声でかい(笑)」
「だって面白いんだもん!」
「そんなに?」
「たっくんも笑ってるじゃん!」
「まあね(笑)」
朝から楽屋には、ふたりの笑い声が響いていた。
お昼休憩。
たくとが飲み物を買いに行こうと立ち上がると、りゅうきが顔を上げた。
「たっくん、どこ行くの?」
「飲み物買いに行く」
「俺も行く!」
「一緒に行く?」
「うん!」
ふたりで自動販売機まで歩いていく。
「りゅうき、何飲む?」
「んー、これ!」
「じゃあ俺も同じのにしよ」
「え! おそろいじゃん!」
「そうだね(笑)」
飲み物を買って楽屋に戻ると、りゅうきはまたたくとの隣に座った。
「りゅうきって、ほんと俺の隣好きだよね」
「うん!」
即答だった。
「即答なの?(笑)」
「だって、たっくんの隣落ち着くもん」
「そっか。ありがと」
たくとは笑いながら、りゅうきの頭をぽんぽんと軽く撫でた。
りゅうきは少し嬉しそうに目を細める。
「もう一回!」
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えみ
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「え?」
「頭!」
「はいはい(笑)」
もう一度ぽんぽんと撫でると、りゅうきは満足そうに笑った。
午後の休憩時間。
たくとがソファで目を閉じて休んでいると、りゅうきがそっと近づいてきた。
「……たっくん?」
返事はない。
「寝てる?」
たくとの顔を覗き込む。
すると突然、
「なにしてんの?」
「うわっ!」
たくとが目を開けた。
「びっくりしたー!」
「いや、こっちがびっくりしたよ(笑)」
「起きてたの!?」
「今起きた」
りゅうきは少し悔しそうに頬を膨らませた。
「驚かせようと思ったのに」
「残念でしたー」
「もう一回やる!」
「もういいって(笑)」
そう言いながら、たくとは笑っている。
りゅうきは隣に座ると、たくとの肩に軽く寄りかかった。
「たっくん」
「ん?」
「暇」
「さっきまでいたずらしてたじゃん(笑)」
「それはそれ!」
「じゃあ何する?」
「一緒にゲームしよ!」
「いいよ。負けても怒らないでね?」
「怒らないもん!」
数分後。
「えー!! なんで負けるの!?」
「怒らないって言ったじゃん(笑)」
「これは怒ってない!」
「はいはい(笑)」
楽屋にはまたふたりの笑い声が広がった。
仕事が終わり、帰り支度をしていたふたり。
りゅうきはバッグを肩にかけながら、たくとの方を見た。
「たっくん、今日楽しかったね」
「うん、楽しかった」
「明日も会える?」
「明日も会えるよ(笑)」
「やった!」
りゅうきは嬉しそうに笑う。
「明日も隣座っていい?」
「もちろん。いつでもどうぞ」
「約束ね!」
「約束」
ふたりは並んで楽屋を出る。
すると、りゅうきが突然立ち止まった。
「たっくん!」
「ん?」
「今日も一緒にいてくれてありがと!」
たくとは一瞬驚いたあと、優しく笑った。
「こちらこそ。明日もよろしくね」
「うん!」
そして、りゅうきはまたたくとの隣に並んだ。
特別なことは何もない。
一緒に笑って、一緒に遊んで、くだらない話をする。
そんな何気ない時間が、ふたりにとっては一番楽しい。
「たっくん、明日もいっぱい遊ぼうね!」
「はいはい(笑)」
明日もきっと、いつも通り。
ふたりの楽しい一日が待っている。
おしまい! 🌷
次は、りゅうきがいつも以上にたっくんにくっついて、たっくんがちょっと甘やかしちゃうお話も書けるよ!💕