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「ぃ ゛って 〜 、」
喧嘩後の俺はそう言って俺の好きな人─
蘇枋先生がいる保健室に入った
「あ、さくらくん。」
「──って、また喧嘩?」
赤みがかったセンター分け、両耳のタッセルのピアス
蘇枋先生が呆れたように俺に問いかけた
「んだよ、わりぃーかよ」
俺は少し反抗するように口にした
「も〜、 無茶しちゃだめだって。」
俺の事を心配するようにそういい、蘇枋先生は
俺の顔を覗き込んだ
顔が近く俺はドキッとして顔が赤くなってしまった
「ばっっ、! ちけーよ!! 」
照れ隠しで咄嗟に出た言葉
それを聞いた蘇枋先生は一瞬キョトンとした顔を見せた
でも、直ぐにいつものポーカーフェイスに戻った
「あー、ごめんね 笑 」
俺も嘲笑うようにそういった
互いに何を話せばいいのかわからないようで
数十秒の沈黙が流れた
俺にとってはそれが何分にも感じられた
そして沈黙に耐えられなかったのか
蘇枋先生は俺にこう言った
「さくらくん、どうして喧嘩をするの?」
喧嘩の理由─?そんなの、ひとつしかねえよ
そうおれは心の中で答えた
蘇枋先生と近づくため
「だよ─、 」
おれは恥ずかしく蘇枋先生がいるのと反対の方向、
顔を一気に天井に向けた
──────────
ちょっとおサボり…