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オリキャラ 二次創作
るい)うぅっ……
目を覚ますと、そこはなんかよくわからん場所だった
るい)ついに私も寝ながら歩く技を習得したか……
るい)なわけあるか!
一人でボケツッコミをした。何だか虚しくなった。
るい)うーん。ここ、神社?私不法侵入になるのかな?
とりあえず外に出てみることにした。
襖に手を開けて扉の隙間からひょっこりと顔を出す。
るい)おお……
思わず感嘆の声が漏れた。
そこには美しい桜が咲き誇り、花びらを散らせていた。
るい)すっご!私何気にこんなの見るの初めてかも!
るい)………あれ?今の季節って冬じゃなかった?いつの間に春になったんだよ!
明らかにおかしい。日本は今、冬のハズ。
るい)何が起こってるんだ?何で神社で寝てたかも気になるし。
?)あ、起きたのね。おはよう。いや、こんにちはかしら?
るい)のわ!誰!
バッと後ろを振り向くと、そこには巫女見たいな服を着た巫女?が立っていた。
神社にいるんだし多分巫女だと思う。多分。
霊夢)驚いた?私は博麗霊夢よ。ここ、博麗神社の巫女をやっているの。
るい)は、はぁ……あ、私はるいだ
霊夢)鳥居によりかかる形で倒れてたからびっくりしたわよ。
るい)あ、それはごめん
霊夢)別に謝らなくてもいいわよ。助けたのは私なんだし。とりあえず中へいきましょう。
るい)それで、ここはどこなんだ?見たことないところだけど?
博麗神社。そんな神社は聞いたこともないし見たことない。
私が全然神社知らないだけかもしれないけど
そう思いながら湯呑に入ったお茶をすすった。
霊夢)当たり前よ。ここは幻想郷。外の世界と干渉できないの。属に言う日本ね
るいはお茶をすする手を止めた。
るい)え?じゃあ私、何でここにいるんだよ?
霊夢)……心当たりは…あるのよね…
るい)あ、あるんだ
ガラッ!
襖が勢いよく開いた。
?)霊夢、やばいぞ!救急だ!
金髪の魔女っぽい少女が、私と同年代くらいの少年を担いで入ってきた。
霊夢)ええ?何!
霊夢)今日は客が多いわね……て、うわ……妖怪にでもやられたのかしら?)
?)魔法の森で倒れていたんだが……多分、妖怪に襲われたんだろうな。
その少年は片目がなかった。グロ耐性がないときついやつだ。
霊夢)こっちもるいが倒れてる所を保護した所なの。
るい)るいだ。ども
魔理沙)ん?ああ、私は霧雨魔理沙だ。よろしくな
魔理沙)とりあえず、霊夢。こいつ、寝室の方まで運んでくれないか?
霊夢)なんで私が………
ぶつくさいいながらも、少年を担いで寝室の方へ行った。
魔理沙)ほうほう……
るい)何だよ
魔理沙)いや、普通の人間だから少し驚いてな。
と、ゆうことで、雑談をして数時間が経過した。
るい)へー、このせんべいもうまいじゃん
霊夢)何様よ!こっちがせっかくおもてなししてあげてるのに!
霊夢が文句をいいながらせんべい、羊羹……その他和菓子を頬張った。
魔理沙)食べすぎると太るぜ?
魔理沙)そういえば、もう二時間くらい経ったが、あいつ起きたか?
ミシッ!
畳がきしむ音が聞こえ、後ろを振り返った。
私と同い年くらいの少年が襖からひょっこりと顔を出した。
……何故か数秒間、沈黙が続いた。
るい(気まず)
霊夢(きまずい……)
魔理沙(気まずいな……
?(何この空気、気まず。てか誰)
みんなこう思った。気まずいと。
霊夢)えーと!私は博麗霊夢よ!よろしくね
魔理沙)霧雨魔理沙だぜ!よろしくな!
るい)るいだーよろしくなー
アキラ)あ、うん、アキラだ。それで、ここはどこなんだ?
霊夢)ここは博麗神社。幻想郷にあるすっごい神社よ!
魔理沙)嘘教えんなよな。
アキラ)神社って、なにそれ。
アキラが不思議そうに首をひねった。本当に知らないらしい。
霊夢)え、ええ?神社、神社よ!ほら、あの…神社!
魔理沙)テンパり過ぎだろ……
るい)神社知らないのは世間知らずすぎだろ。行ったことないのか?
アキラ)あるのかはわからないけど、行ったこともないし見たこともないな。
アキラが木の器に置かれたせんべいを一枚取ってさりげなく食べた。
勝手にいいのかよ。と、思った。
霊夢)アキラも日本から来たの?
アキラ)多分、違う。そことは別の所だと思う。
るい)だから神社知らないのか……いやでも流石に神社はあるよな?うーん
霊夢)そうだ、お茶持ってくるからちょっと待ってなさい。
霊夢が座布団から立ち上がり、お茶を取りに行こうとしたその時。
アキラ)え、魔法で使わないのか?
少し驚いたようにアキラが言った。
霊夢)私はそこの白黒魔法とは違うわよ
アキラ)俺の所はみんな魔法使えてたから。
霊夢)え、魔法使いとかじゃなくても?
アキラはうなずいた。
魔理沙)ふっふっふ!私も魔法が使えるんだぜ!
アキラ)へーぇ
霊夢)よし、それじゃあ、幻想卿を案内してあげる。ついてきて。
次回 紅い吸血鬼と不死の従者