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潮風になびく君の白い髪。
その全てが僕にとって宝物。
彼の為ならなんでもするし、なんでも出来る。
「しょーちゃんッ。」
「ん?なんや…?」
「あそこのコンビニでなんか買ってくるからさ、何がいい?」
「なんでもええよ、ありがとな。」
そういって微笑む君。
その可愛さはあまりにも異常だ。
「いってきますっ!」
「いってら〜」
「これください!」
「はいよ〜」
少し上の世代の方の接客がやはり落ち着く。
温厚な人じゃないと話せないから。
「328円ね」
「はい、!」
彼に選んだのは当然バニラアイス。
ぼくはガリガリ君にした。
やっぱりイメージカラーっていいなぁ。
「ありがとうございました~!」
「しょーちゃんっ!」
「おっ!おかえり!」
「しょーちゃんはバニラアイスね〜」
そう言って袋を開封する。
「ふふ~、食べさせてあげる♡」
「なんか目が怖いんやけど…」
口を半強制的に開けさせてアイスを突っ込む。
完全にスイッチが入った僕はもう止められない。
「んぐッ!?」
驚きと突っ込まれた衝撃で声を上げる彼。
「…」
「くるひぃっ!」
「ごめんね…」
グッと引き抜いては奥へと動かして彼の反応を楽しむ。
「んッ…゛ん~゛」
苦しいのか、少し目尻に涙が溜まったのが伺える。
そのせいで頬は紅潮していた。
その上、夕日に照らされた彼の顔は、己の欲を煽るには丁度良過ぎた。
「やめッ…゛」
「あぁ!ごめんっ!?」
やっと我に帰る。
涙目になって紅潮した初兎ちゃんを赤くなった空と潮風がスパイスを加える。
「ねぇ、しょーちゃん」
「なんや…?」
「早くお家帰ろっか!」
微笑んで彼の頬に手を添える。
「そうやなっ」
微笑み返してくれた君を見て、僕も少し頬が紅潮してしまったような気がした。
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