テラーノベル
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nmmnです。🐙🌟×👻 🔪となっております。地雷の方、上記の内容のどちらかでも分からない方は、閲覧なさらないようお願いいたします。
ご本人様とは一切関係ありません。
『🐙🌟』「👻 🔪」
🔞、 喘ぎ声等の表現有り
///や♡は使うのが得意ではないのでありませんが、濁点はあります。
今回含まれる特殊(?)な要素
→ハメ撮り、結腸責め、最後の最後に少しの仄暗い重い感情
今回長めのお話となっております。
自分の文章の癖で、日常パートや情景描写の割合が多いです。
自分の名前通りの駄作ですが、温かい目で見ていただけますと幸いです。
ネタがありません。
解釈不一致を少しでも感じた際は、無理せずブラウザバックすることを推奨いたします。
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『たーまやー』
「玉屋の次ってなんかなかったっけ」
『鍵屋じゃなかった?』
「かぎぃ?なんで玉屋と鍵屋なん?」
『俺だって知らないよ』
「醤油取って」
『ん』
ベランダの窓から見える大きな花火。
今日は夏祭りの日らしい。らしいというのも、俺たちは今日まで祭りがあると言うことを知らなかったのだ。当日にはなってしまったが、人混みが苦手かつ出不精な恋人の小柳くんに少しの望みを懸けて夏祭りデートのお誘いをしてみたところ、
「家で食った方が安くね」
と正論ノンデリ発言をかましてきた。その後祭りの雰囲気がいいんだよな、射的とかヨーヨー釣りもあるもんな、とかなんとか言っていたが、フォローにはなっていないと思う。
俺が拗ねてしまったことに焦っている彼が面白かった。特に面白かったのは、そうなってもなお夏祭りに行くとは言わなかった所。彼らしいとも思うが、少しくらい外に出たって良いじゃないか。
「浴衣着たんだからこれで勘弁してよ」
『浴衣は似合ってるけど…』
そう、彼にはせめてもの夏祭り要素を取り入れるために浴衣を着てもらっている。俺も浴衣を着ているのだが、やはりよく和装をしているだけあって、彼の着付けの手つきは手慣れたものだった。
黒地の布に彼の白い肌がよく映える。それに、俺のリクエストで髪を伸ばしてもらったのだが、それがまた普段とは違う姿でどきりとする。いや、どきりなんて言葉で表現するほどかわいらしい感情ではないと理解はしているのだが。
部屋は花火がよく見えるように暗くしてある。夏の少し湿った空気と、下ろされた髪の隙間から見える白い肌。なんとも扇情的だ。
花火に目を向けたまま彼の腰へと手を伸ばす。彼は何も言わずにその手を受け入れ、俺の肩へと身体を預けた。さらりとこぼれ落ちる青い髪をすくいキスを落とす。彼はまた何も言わず俺の首へと手を伸ばし、優しく噛み付いた。
『っう゛、びっくりしたぁ。その気になってきた?』
「んー」
そう言いながらも、彼は俺の膝に跨り深く深くキスを求めてくる。途中で邪魔になったのか、髪を耳にかけて片側へと流すその仕草に、単純な俺の心は高鳴っていくばかりだ。
『っん、どうしたの?珍しいね』
「んや、埋め合わせしてやろうかと思って」
埋め合わせというのは、夏祭りに行かなかったことだろうか。彼なりに気にしていたのだろう。そういう所が可愛らしいなと思う。
『やった。じゃあお願い聞いてくれる?』
「変なのじゃなかったらいいよ」
『やりながら動画撮りたい』
「変なやつじゃん。」
『変じゃないよ。浴衣姿の恋人をカメラに収めたいと思うのは普通のことでしょ』
「収めようとしてる場面がおかしいんだよね」
『ハメ撮りっていう立派に名前がついてる行為だから変なことじゃないよ』
「悪びれもなく言い切ったなお前…」
『…ね、おねがい』
流石に渋っている彼の耳に口を寄せて甘く囁くと、肩を小さく震わせて俯いてしまった。頭を撫でてやると、耳が赤くなっていくのが分かる。
「撮ってもおもしろいことないぞ」
『俺には需要ありまくりだけどね』
「そうかよ…」
彼は大きなため息を吐くと、もう一度俺の首を甘噛みする。そして、蚊の鳴くような声で一言。
「やれば?」
最初は幻聴かと思った。まさか本当にOKしてくれるとは。気を抜けばすぐ上がってしまいそうな口角をなんとか抑えて、膝に跨っている彼をそのまま抱き上げる。
『ベッド行こうか』
「いや、ここのソファがいい」
『いいけど、しんどくない?』
「花火見えるから」
『うわ、いいね。なんかいいわ』
「脳内ピンクすぎるなお前」
『あなたの選んだ彼氏ですよー』
「ミスったなあ」
『とか言って大好きでしょ』
「まあね」
『うわー!貴重すぎ。今のも撮っとけばよかったな』
「絶対やだ」
口調はいつも通りだが顔が赤いせいでせっかくの強がりも台無しだ。本人には言ってあげないけれど。
浴衣の帯を解いてはだけさせれば所々に赤い花の咲いた肌が露わになる。胸の突起の周りを撫でるように触りながらキスをすれば、もどかしそうに腰を揺らし始めた。
「、んっ、ぅ、はっ、んむ、ぅ」
「はあっ、わざとだろお前」
『なにがです?』
「そのまわりだけっ、ぁあ゛っ、やぇ゛てっ」
話を遮るように突起に爪を引っかけると腰が小さく浮いた。本当に、目に毒だ。
『触って欲しそうだったから触ってあげたのに。やめてじゃないでしょ』
「ん、っあ、はぅ、ぅ゛」
彼のモノの先から垂れた液を絡ませて後ろに指を当てる。彼のそこはすでに柔らかくほぐれており、軽く指を飲み込んでいった。
『自分で慣らしたの?』
「お、まえが料理作ってくれてる、んっ、間にやった、」
俺がやってあげたのにという気持ちと俺のためにしてくれて嬉しいという気持ちがせめぎ合う。どちらにせよ、彼が愛おしいということに変わりはないが。
『じゃあもう挿れていい?』
「いいよ」
じゃあその前にとゴムを付けながら視界の中にスマホを探すが見当たらない。さっきは机の上に置いていたはずだったが。
『小柳くん、俺のスマホ知らない?』
「知らんね」
『嘘だ、その言い方絶対嘘だ』
そわそわしだした彼の両手を片手で制しながら探していると、なんと彼の腰の下にスマホが置かれているではないか。この狼め、全く気が付かなかった。
『小柳くんいつの間に?』
「いや、さっきどっかのタコが胸に夢中になってたからその隙に…」
『腰が浮いたなって思ってたけど、隠すために浮かせたんですかあれ』
「まだまだだね星導くん」
『はいお仕置き。やめないからね』
「落ち着け星導、悪かったから」
わーわーと反論する彼を無視して両手を掴んだままカメラを構え、録画を開始する。途端、彼が静かになり、顔を赤らめながら目を逸らす。
「腕離せよ」
『本気になればこのくらいなんてことないんじゃないですか?』
「……っ」
『ほら、期待してくるくせに。可愛いね』
反論しようと彼がこちらを向いたタイミングで一気に奥まで挿入する。
「あぁ゛っ、おまっ、きゅうに゛ぃ゛っ」
喉を晒して甘イキしてしまった彼の肌が花火の光で淡く赤色に染まる。彼の可愛い姿がもっと見たくなり、カメラを向けて激しく奥を突き上げる。
「やだっ、あ゛っ、うぅ゛、ん゛〜っ」
「ね゛ぇ、なんっでぇ、しゃべんぁ゛っ、いのぉ゛」
「いっ゛、つも、うぅ゛、るさい、ぁっ、くへに゛っ、やぁ゛っ」
そりゃあ決まっている。俺の場合、ハメ撮りはあくまで彼の可愛い姿を収めたいのであって、自分の声が入って欲しいわけじゃない。最初に説明しておけばよかったなと少し後悔するものの、これはこれで良いものが見られそうだと加虐心が煽られる。
「こぇ゛でるの、やだぁ゛っ、んっん゛っ」
「て、てぇはなせっ、ぅあっ゛」
口を塞ぎたくても両手を押さえられているため塞げない。力を入れて手を外そうにも快楽のせいでうまく力が入らない。そんな彼の全てを支配しているような感覚に抑えていた口角が上がるのを感じる。
「なに゛っ、わらってんだよ、ぉ゛っ」
『い゛っ』
肩に鈍い痛みが走った。彼の顔に焦りが浮かぶ。彼も必死だったため、上手く加減ができなかったのだろう。想定よりも強い力で蹴ってしまったようだ。でも、少し悲しいなぁ。
「ぁ、ごめ」
『…大丈夫。嫌なことしちゃってごめんね、やめよっか』
「っえ、やめるって…」
無言で彼のナカから俺のモノを抜く。小さく漏れ出した彼の甘い声。物足りなさそうに、でも恥ずかしさで言い出せずに小さく開いたり閉じたりを繰り返す口に気がつかないふりをして背を向ける。
『トイレ行ってくる。終わったら片付けるから休んでていいよ』
「ぁ、まっ」
彼に手を掴まれる。振り返ると、そこには今まで見たことがないほど顔を真っ赤にした恋人の姿があった。
「強く蹴って、ごめん…」
『大丈夫だって。だからもうゆっくりしてていいよ』
ああ、なんて意地の悪い返答だろう。彼が考えていることなんて最初から分かっているのに。
「ぃゃ、だから、その、」
『なに?』
「……わかんだろ」
『小柳くん毎回そうだけど、言わないと伝わんないよ』
「…っ」
『俺もしんどいからこれどうにかしたいんだけど。トイレ行きたいから離して?』
「…………ば、?」
『なんて?』
「俺のナカに出せば…?」
頭を殴られたかのような衝撃。彼からそんな言葉が聞けるとは。
『っは、想像以上だったわ』
「うるせぇ!早くしてくれ!もう羞恥心がカンストしてんだよ!」
『ちなみにこれ見たら?』
そう言って彼の目の前に未だ録画中のスマホを差し出す。
「なっ、は?」
彼が乗り気になっていたことなんて分かっていた。だからやめると言った後も録画は止めていなかった。あわよくばおねだりも動画に収めたいと思っていたが、成功したようだ。肩越しにバレないようにと撮っていたため、上手く撮れているかはまだ分からないが、声は確実に入っている。後で動画を見るのが楽しみだ。
「お前…!」
『まだまだですね小柳くん』
俺はしてやったりとドヤ顔をした後、録画を止めて清々しい気持ちでまた彼に向き直る。
「最悪だ………」
『まあいいじゃないですか。誰に見せるわけでもないし』
「そういう問題じゃ…」
『まあまあ、今度はちゃんと最後までするからさ。録画もしないし。手、繋ぐ?』
手を差し出せば、不服そうな顔をした彼の熱を持った手が絡められる。
『どんなのがいい?』
「…もうイきたいから、激しく」
『了解』
もう一度彼のナカに挿入し、卑猥な水音を鳴らしながら激しく奥を突く。強く手を握るたびに嬉しそうに細められる目が興奮を煽る。
「あ゛ぁ、ん゛っ、ぅあ゛っ」
『っは、もっと奥いけそう。行っていい?』
「ぉ゛くとかっ゛、ない゛だろっ」
『じゃあ試してみる?』
「なにいっ゛、んぉ゛っ、〜〜〜っぁ゛、」
ぐぽっと大きな音を立てて結腸を突き破ると、おもしろいほど彼の腰が揺れた。焦点が合っていない目でこちらを見つめながら、うわ言のように俺の名前を呼んでくるのが愛おしくてたまらない。
「〜っ、はっ、ぅべっ、ぁ゛、ほ、しぃ゛っ、べぇっ」
『やっば。話せない?っんは、いいな』
「ぁ゛っ、ぉ゛、む゛ぅ、ゃっ」
『とまんないか。きもちいね、』
『俺もイく、っ゛はっ』
「〜〜〜っ゛、ぁ、ぁ゛っ、ぅ…?」
なおも余韻で甘イキを繰り返す彼が可愛くて仕方がない。こんな姿を見ることができる機会はそうそう無いため、心の中で彼に謝りながら一枚だけ写真を撮る。今日は無理をさせてしまったから、明日は彼の好きなご飯を作ってあげよう。それで許してくれれば良いのだが。
水を取りに行くついでに外を見ると、もう花火は終わってしまっていた。夏祭りから現実へと帰って行く人々の波に少し同情の念を抱きながら、ソファの上にだらりと横たわる彼を見る。
はだけた浴衣に様々な液で濡れた肌。紅潮した頬とそこにまとわりつく長い髪。薄く開いた瞼の隙間から見える瞳に月明かりが反射して輝いている。
彼の姿はとても官能的で美しい絵画のようだった。
「ほしるべ…みず……」
『はーい』
俺は何食わぬ顔をして彼に水を差し出した。
人間離れした、いや、実際に人間では無いのだが、そんな美しさを持つ彼に愛され、愛し、そして汚しているというどうしようもない愉悦に浸りながら。
コメント
2件
素敵すぎました…花火を見る度に思い出しそうです……🤦♀️💕