昨日のよる
その後のことはよく覚えていない。起きて身体を起こしてみると、布団の上が散乱していた。その上、湿気がひどく、昨日の自分は何をしたのかと勘ぐったが、やはり何も覚えていない。立ち上がって寝室からでると、君が朝食を作っていた。「童、今日は学校がないとはいえ、寝坊するのは感心しない」と説教をされた。私はテキトウに「わかった」と答え、顔を洗いに洗面台に来ていた。鏡を見て気がついた。目くそが大量にあり、髪の寝癖が酷い。本当、昨日の自分は何をしたのかと疑問が深くなる。いろいろと考えながら顔を洗い歯を磨くと、その頃には朝食が出来上がっていた。珍しく隣り合わせで席につき、朝食を食べる。メニューは普段と変わらず、食パンに、目玉焼きとウインナー。それとサラダ。いつも変わらずに美味しい、私の大好きなやつ。だが、今日は特段に美味しく感じた。一通り食べ終え、君と話す。この時間も最高に好きだ。話題が変わり、昨日の夜の話に移る。そのとき飲んでいた牛乳は、少し苦く温かいものだった。
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