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『もう一度あなたに』
紫side
学生「うわぁーん離れたくないよぉ〜!(泣)」
学生「元気でね〜!!(泣)」
紫「…もうそんな時期なんや」
今は3月卒業シーズン。色んな学生がいろんな場所へ旅立つ時。
紫「…悠くん…元気かな…」
悠くんとは、前付き合っていた元カレ。学生時代陰キャだった私に、唯一話しかけてくれて、幸せにしてくれた大切な人。
でも、高校卒業の日振られてしまった。
数年前
卒業の日
紫「悠くん!卒業おめでとう!」
黄「…あぁ…初兎ありがとな」
黄「初兎もおめでとう」
紫「?」
その日の彼はいつもより元気がなかった。
紫「どうしたんや?なんか元気ないけど」
黄「あのな初兎…話があんねんけど…」
紫「なんや?」
黄「っ…俺と…別れて欲しい」
紫「…っえ…?」
急に言われた。頭が追いつかなかった。
紫「な、なんでや…!?ウチになんか悪いところがあったん…?」
黄「いや…そうじゃなくて…」
紫「じゃあなんや?!いやや、悠くんと別れたくない…ポロポロ」
黄「…ごめっ…ごめんな初兎…」
紫「うぅっ…ひっぐ…ポロポロ」
黄「またな…ポロポロ」タッ
悠くんはそのまま姿を消した。
紫(今思えばあの時悠くん泣いてたな…)
今でも彼のことが忘れられない。
紫「…1回でいいから、また会いたいなぁ」
なんて思っていると
紫「…うわっ…?!」
石につまづいてしまった。
紫(やばいっ、転んでまうっ…!)
ガシッ
紫「へっ…?」
誰かが助けてくれた。
?「大丈夫ですか?」
紫「大丈夫です、ありがとうございま…」
紫「!」
黄「久しぶりやな、初兎」
紫「ゆ、悠くん…!?」
目の前にいたのは、紛れもないあの悠くんだった。
紫「な、なんでここにおるんや…?!」
黄「初兎に会いに来たんよ」
紫「ウチに…??」
黄「あの時、別れよなんて言ってごめんな」
黄「俺さ…病気やったんよ」
紫「!」
黄「余命宣告されてさ…初兎に心配かけたくなくて、別れよって言ったんや」
紫「…な、なんで頼ってくれなかったん…?」
黄「ごめんな」
黄「最近までずっと治療してて、やっと完治したんや」
黄「俺さ…我儘なのは分かっとるけど」
黄「また初兎と一緒にいたい」
黄「ダメか…?」
紫「!ポロポロ」
嬉しかった。病気だったのは初耳やし、頼ってくれへんかったのは悲しかったけど、まだウチのこと好きでいてくれたんやな…。
紫「ダメなわけ…ないやろ…!ポロポロ」
紫「ウチも悠くんと一緒にいたい…!!ポロポロ」
黄「初兎…」ギュッ
黄「ありがとな…!!」
学生水「見たりうちゃん!?あそこの2人すごい見てるこっちまでキュンキュンするよぉ〜!!✨」
学生赤「ほんとだ、抱きしめあってるね」
学生水「いいなぁ〜✨」
学生青「なに?抱きしめてほしいん?」
学生水「うわぁ?!いふくん?!////」
学生赤「まろ、ほとけっち抱きしめて欲しいって」
学生青「恥ずかしがらんでええのにw」ギュッ
学生水「はぅっ…////」
学生赤(いいなぁ…なんてw)
学生桃 ギュッ
学生赤「ちょっ…?!////」
学生桃「りうらもやって欲しかったんだろ?w 」
学生赤「うっ…////」←図星
紫「これからはずっと一緒やで!」
黄「もちろん!」
end
他の方のコメントで何個でも投稿していいと知ったのでもう1つ作ってみました!
今回は感動部門狙ってみました。
白黒いいですよね〜。
見ていただきありがとうございました!