「…会いたいな……。」
俺からこんな言葉が出てくるなんて信じる人はいるのだろうか。いや、彼らは信じてくれるだろう。俺の無様な泣き顔を見た彼らは。
「あれが…初めての涙だからな…。」
彼が好きだった星を眺める。彼のイメージカラーである赤を片手に収めながら。
「この剣も……長い間使われてないよな……。」
使用者の消えた剣はただの鉄屑になる他無かった。
そんな鉄屑を右手に収める俺は相当な変わり者なのかもしれない。
あぁ、帰って来てはくれないのか?
「Broooock。」
「Hello!スマイルー呼んだ〜?」
「っえ…!?…………ぶるー………、く?」
「もちろーん!逆にこの声と見た目で僕以外がありえる〜?」
太陽のような笑顔。今は夜だっていうのに。Helloとか言って。
ツッコミ担当なんかじゃないけど、ツッコむか。
「今は……………、っ?」
目の前が一気に紅に染まる幻覚を見る。
いや幻覚でもまぼろしでもない。
あぁ、帰って来てはくれないのか。
「最後が真っ赤でお前らしかった…なんて思ったら……駄目だよな……っ………。」
彼が居たその場所には、紅色の彼岸花……曼珠沙華が一輪。風に揺られながらも咲いていた。
ワードパレット 2.曼珠沙華(まぼろし、紅、会いたい)
スマブラ
久ししぶりの投稿ですがリクが切れるので更に募集します。永続的に。あ、リク締めるときはコメントに締め切りと書くので。書いてないならリクどうぞ。
読めなかったら二分割にしますけど頑張って読んで下さい。
ではおツェ。
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