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曲パロ!!
『ひまわりの約束』
🍣×🎲
🍣病気設定
激長です
attention
曲パロ
キャラ崩壊有
死ネタ有
スタート↓↓↓
どうして君が泣くの?
まだ俺も泣いてないのに
俺よりも、悲しむから
辛いのがどっちなのか分からないじゃん
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
医「…ないこさん、あなたは、」
「心臓病、残り1年です。」
『…は、?』
これはある夏の日のこと。
疲れやすく、心臓付近に少し痛みを感じていた
それでも、働き詰めの疲労からだと
思い込んで放置していた
そんな時に健康診断があって、
引っかかって再受診になった
健康診断の前にメンバーと行ったところがある
ちょうど、メンバーと新たな目標である
『東京ドーム』
を約束として誓った最初の夏
ひまわり畑に行ってきていたんだ
ひまわりの花言葉は
「あなたを見つめる」
「高貴」
ひまわりは暑い夏に育つ
ギンギンと照らし続ける
暑くて、眩しい太陽に向かって
そんな姿、俺らいれいすも見習っていこうと
ひまわり畑で約束を誓いに行った、
それなのに
「心臓病」
「余命1年」
俺は、何か神の気に障るようなことを
してしまったんですか?
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
いつもなら時間がある
後回しにしすぎることは出来ないけれど
今はそういうわけにもいかない
ただ、ね
今までガラクタのように
馬鹿みたいに一緒に過ごしてきた
メンバーとの時間
今はこの時間が
俺にとっての大事な宝物になっているんだよ
そばにいたいよ
りうらの
ほとけの
初兎の
まろの
あにきの
為にできることが俺にあるのなら
みんなの為に俺ができることってあるのかな、
いつもみんなに
ずっと、みんなに
最高の笑顔で笑っていて欲しい
ひまわりのような
まっすぐで、優しい温もりを
これからは俺がみんなに届けていきたい
病気になって
余命宣告を受けて初めて
今ここにある軌跡が幸せだって気づけたから。
いつか来る未来
避けられない未来
もしさ、俺が死んで、離れたら
いれいすが亡くなって
みんなが亡くなったとしても
みんな、それぞれを歩いて
その先でさ
また、みんなで会えたらいいね
うんん、違う
また、みんなで会えるって信じてるよ
最初はバラバラで
ちぐはぐだった歩幅
今の俺らはさ
6人の足音が1つのように重なって
歩けているよね
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
🐱side
やっと、いれいすが東京ドームに立てるって見通しが経った頃
ないこが倒れた
「やっと、東京ドームに立てる見通しが立ってきたよ!」
メンバーみんな集められて言われた言葉
みんな、嬉しくて
肩を抱き合って
喜ぼうとした瞬間
ないこが立とうとしたら
心臓を抑え始め、倒れた
急いで救急車を呼び、医師に診てもらった
そしたらなんて言われたと思う?
「ないこさんから、聞いていなかったんですか!?」
「ないこさんは、心臓病で」
「余命、残り4ヶ月です」
って言われた
8か月前には心臓病って分かっていたらしい
メンバーみんな泣いていた
その涙は
ないこの心臓病に対してもそうだし、
ないこが俺らに何も、言ってくれなかったことに対してもだ
ただ、最近ないこはずっとメンバーと通話を繋げたりと
メンバーといる時間が増えたような気がしていた
でもそれは、残り少ないから
ないこはないこなりに頑張っていたんだと
初めてわかった
🍣side
気づいたら病室にいた
真っ白で、薄黄色のカーテン
身体に上手く力が入らなかった
いよいよ、俺の身体もダメになったんだなって
少し、悲しくなった
でも横を見たら俯きながら泣いてる
まろが居た
『…ま、ろ、、?』
「!」
「な、いこ…?ポロポロ」
まろの目を見たら真っ赤になって充血していた
『…ごめん、まろ、』
『そんなに、泣かせて、』
「ないこは…なんで、言ってくれなかったん、?」
『…元気な俺で居たかったから、』
『みんなと、一緒に…』
『今までみたいに楽しい時間、送りたかったの…ポロポロ』
『大好きだから、泣かせたくなくて、ポロ』
涙が止まらなかった
自分が思ってる以上に
メンバーみんなが大好きなんだなって
『今まで、何気ない会話で、』
『くだらないけど、まだ時間はあるって思ってて、ポロポロ』
『それが、余命受けた瞬間に変わって、』
『こんなくだらない話でも、俺にとっては』
『忘れられない、忘れたくない、』
『宝物だったんだなって、ポロポロ』
『それを、壊したくなかった、ポロポロ』
俺はずっと、メンバーと過ごす時間が大好きだった
それは今も変わらない。
誰といてもずっと楽しくて
一緒に笑って
一緒に泣いて
一緒に遊んで
一緒に悲しんで
互いに相談し合ったり
互いに助け合いながら生きてきた
「ないこ、っ、ポロポロ」
「これからも、俺らと過ごそ、ポロポロ」
「最期の日までないこと居たい、」
「もちろん、笑って、ポロポロ」
あぁ、俺はこういうところにいつも
助けられてたんだな
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
それから毎日変わり代わりで
お見舞いに来てくれた
そばにいること
何気ないこの世界で1番くだらない瞬間も
俺はずっと忘れないから
俺がこの世界からいなくなる
旅立ちの日
みんなに最後の手を振る時
最高の笑顔でいられるように
ひまわりのような
真っ直ぐなその優しさも、温もりも全部
俺はみんなに恩返しとして返してあげたいけど
きっとみんなは
「十分だよ」
って言うんだろうな、笑
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
〜残り1週間〜
身体が上手く動かなくなった
一日の大半はベットの上
力も上手く入らなくて
死ぬことに対しての恐怖が湧き上がってくる
今までは悲しいな、ってそのくらいだった
でも実際に目の当たりにすると
俺の世界からメンバーみんながいなくなって
メンバーのみんなの世界から俺がいなくなる
その事実が怖くてしょうがなかった。
メンバーはみんな、
「大丈夫だよ」
「ないちゃんのこと忘れるわけないでしょ」
そう言ってくれる
きっと覚えててくれるって分かってても怖かった
〜残り一日〜
『はぁ、はぁ、』
息が苦しい
だんだん、心臓が動かなくなってきてるのが分かって嫌だ
まるで、自分自身でカウントダウンをしてるみたいで
でも、俺はまだ死にたくないよ、
まだみんなのそばにいたい
俺は、俺の力だけで
俺が安心出来る居場所を見つけたから
涙が溢れてくる
今日はメンバーみんなが来てくれている
『…ねぇ、最期に俺ができることって、なにかある、?』
もう、今日か明日には死ぬってわかったから
みんなに聞いてみた
「えっ…ポロポロ」
「さ、最期だなんて言わないでよっ、」
「まだ諦めないでや、ポロポロ」
「ないこ…ッ、」
「…ポロポロ」
ごめんね、みんな泣かせちゃって
でも、最期にはみんなが望んでることを
してあげたい
『…おねがい、教えて、』
そうやって、懇願したら
「じゃあ、最期は笑っててや」
そう、言ったんだ
だから、それが最期のみんなの願いなら
俺は聞き入れるよ
『うん、分かった』
〜残り1時間〜
『はぁ、はぁ、』
正直、起きていることも辛い
目を瞑りたいけど
最期の望みを叶えるため、俺は
『…ね、ぇ…みんな、わらっ、て、?』
そう、弱々しくメンバーに訴えた
最期は、俺が大好きなみんなの笑顔がいいから
最後の最期で困らせちゃってごめんね
でも、俺もみんなのために笑うから
みんなも、俺のために笑ってよ
そばにいたいよ
最期の時でもみんなのためにできることは
俺にあるのかな
俺が死んでもさ
いつもみんなに
ずっとみんなに
俺の大好きな笑顔で
笑っていて欲しいから
ひまわりのような
真っ直ぐなその優しさと、温もりも全部
みんながくれた以上に
これからは俺がみんなの太陽として届けていくから
俺が死ぬ最期の瞬間に
本当の幸せを教えてくれてありがとう。
『み、んな…だいす、き、!ニカ』
コメント
1件
天才だねなりあさんってないちゃんが、悲し