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あさん、リクエストありがとうございます!
⚠︎イギフラ
死ネタ
紅茶の香りが、まだ消えない。冷めたカップの縁に、唇の跡が残っている。
それが誰のものだったかなんて、言うまでもない。
🇬🇧「……馬鹿な奴ですね」
呟きながら、イギリスは指先でその跡をなぞった。
あの陽気で、うるさくて、正直すぎる男。
——フランス。
フランスは最後まで笑っていた。
銃口を向けられても、血を流しても、
「イギリスのことが好きだ」と言い切った。
🇫🇷『ボクはね、君がどんなに酷くても、それでも好きなんだよ。』
その声が耳に残って離れない。
皮肉だな、と思う。
殺した本人が、今さら後悔なんて、どの口で言うんだ。
だが、夜になるとフランスは現れる。
夢の中で、いつものように微笑む。
🇫🇷「やっほー、イギリス。今日も来てくれたんだ」
まるで、生きているみたいに。
イギリスは微かに笑う。
🇬🇧「えぇ……あなたのしつこさには、参りますね。」
夢だと分かっている。
けれど、もう現実なんてどうでもよかった。
紅茶の香りと、フランスの笑顔がある世界だけで、生きていたかった。
——そして、イギリスは決めていた。
次に目を閉じる時は、二度と覚まさないつもりで。
🇫🇷「おかえり」
はい!なんで私がこんなに早くかけたのか…!?その理由は、ちょうどリクエストと全く同じストーリーを書いていたからです!!
ではまたー